今日の終業式は、校長室からGoogle Meetで行われました。以下に、校長先生のお話を掲載します。
　その後、生活担当の先生から、冬休みの生活についてのお話がありました。「あ・か・さ・た・な」と題して、５つの約束を意識して生活し、良い年を迎えていこうという内容でした。


　今日で２学期が終わります。みなさんは、この2学期はどうでしたか。１学期よりもよくなったこと、できるようになったことが増えましたか。２学期のみなさんの頑張りを振り返り、校長先生が感じたことをお話しします。

　まずは、１年生です。あいさつが上手になりました。廊下ですれ違うときの会釈もできるようになりました。
　次に、エコ活動や掃除でがんばった４年生です。おしゃべりをしないで、黙々掃除に取り組んでいます。集中力が身についてきました。
　そして、みんな仲良しの３年生です。心優しい子が多いです。仲間をとても大切にしています。男女の隔たりがなくみんなとても仲良しです。
　また、図書館の本貸出量西成一の５年生です。読書好きがそろい、他学年の倍近くの本を借りて、司書の小川先生がびっくりしていました。本好きな西成っ子の代表と言えます。
　最後は、すっかりお兄さんお姉さんになった２年生です。１年生のときに比べていろいろとできることが増えました。縄跳びの技やChrome bookの操作にはびっくりです。
　お家の方や地域の方々も、みなさんの頑張りが素晴らしかったとたくさん褒めてくださいました。こうして、みなさんの２学期の「ひとみきらきら　むねわくわく」の素敵な姿を振りかえると、校長先生はうれしくてたまりません。

　おや、今、まだ登場していない学年があります。そう、６年生です。６年生は、この２学期において、ぐんとレベルアップし、力を伸ばし成長してきました。体育発表会をはじめ、学校行事の準備や後片付けでの頑張り、修学旅行の旅先で見せた学校の顔としての姿や行動の素晴らしさなど、さすが西成小の最高学年です。３学期も、卒業、そして中学校に向けて、さらなる力を伸ばし、成長していき、立派な西成っ子として前に進んでいってほしいと期待しています。

　そういえば、サッカーワールドカップで、日本チームは、強豪国のドイツやスペインを打ち破ったにもかかわらず、クロアチアに負け、目標にしていたベスト８の壁を超えることはできませんでした。それでも、日本チームを応援していた多くの人は、代表選手の頑張りに感動したと思います。代表選手の一人で大活躍をした三苫選手が、クロアチア戦の翌日に、試合を振り返ってこんなことを言っていました。「チームは個人の集合体だ。一人一人がもっと脅威を与えられるようになれば、そこから相手が崩れていく。個人がレベルアップするしかない」と。
　まさに、個人ワークがあってこそのチームワークです。みなさん一人一人がレベルアップし、力をつけて成長していくことが、西成小というチームがより良い学校になっていくためには大切だということです。

　さて、先月の人権のお話を覚えていますか。校長先生は、みなさんの素敵な姿から、たくさんの喜びをもらい、幸せな気持ちになるときがあるとお話ししました。この２学期のみなさんはどうでしたか。気持ちの良い朝を迎え、気持ちの良い一日を過ごせていましたか。楽しい毎日になるよう広い心で生活することができていましたか。ほとんどの人がそうであったと信じていますが、そうでなかった人がいるとしたら、少し悲しく思います。だから、「思いやり」についてのお話をさせてもらったのです。お互いの「人権」は、大切にしなければならないと、いじめは絶対にあってはならないとお話しました。そして、周りの人の心について考えているかどうか、いじめをしたりしていないだろうかなどと自分を振り返り、思いやりについて考えてみてくださいと伝えたのです。
　みなさんの笑顔はとても素敵です。素敵だからこそ、その笑顔が見られるように、どうか自分の周りの人に優しい気持ちや温かい思いやりのある気持ちを持ち、それを言葉や行動で、自分から進んで伝えてほしいと思います。

　それでは、いつも校長先生がお話している、「にっこり笑顔で」「しんせつ、なかよく」「なんでも自分で」という、３つの約束を大切にして２０２３年を迎え、３学期も「りっぱな西成っ子」としてスタートしていきたいものです。この冬休みは、クリスマスやお正月など、楽しみにしていることがたくさんあると思いますが、くれぐれも命を大切にし、「交通事故」「不審者」には特に気をつけてください。コロナはもちろん、インフルエンザなどの病気にも気をつけてください。
　毎日規則正しい生活をして体調を整え、１月１０日（火）の３学期始業式には、元気で明るい笑顔の西成小のみなさん全員と会えるのを楽しみにしています。