最新更新日:2024/05/17 | |
本日:47
昨日:116 総数:706102 |
3月18日 卒業式 校長式辞より卒業生のみなさん。卒業おめでとうございます。今日、この日に、立派に小学校の課程を終えられたみなさんに、敬意と感謝をこめて、未来へ向けてのメッセージを贈ります。 みなさんは、学校のためによく働く六年生でした。委員会活動や行事の準備、後片付け等で学校を助けてくれました。仕事を頼まれると、みなさんはいつも嫌な顔をせず、むしろ学校の役にたっていることに喜びを感じているようでした。そんなみなさんと接する度、何度も頼もしく感じました。 また、みなさんは、とてもやさしい六年生でした。通学班では低学年にいつも優しく声をかけてくれました。困っている人にはいつも親身になっていっしょに考えてくれました。 運動会やくすのき発表会での、感動的な演技も忘れられません。五年生の野外学習や六年生の修学旅行での団体行動も素晴らしいものでした。 みなさんは胸をはって自慢できる頼りになる六年生でした。心からの感謝のことばを贈ります。 「高雄小学校を これまで 支えてくれて 本当にありがとう」 さて、みなさんは小学校を卒業して、いよいよ中学校へ、そしてその先へ進みます。ぜひ、これから始まる日々の中では、仲間と共にしっかりと勉強し、心と体を鍛えてください。 物やお金はいくらあっても使えば使うほど減っていきます。また誰かに奪われすべてなくなってしまうかも知れません。しかし、勉強して、自分の中に身に付けた知識や知恵、心の優しさや勇気は、使えば使うほど増えていきます。そして誰かに奪われて、なくなることも決してありません。 みなさんの未来には、みなさんの力を必要としている人が必ず待っています。それば愛する家族であったり、友達であったり、ひょっとしたら見ず知らずの人かも知れません。未来にみなさんを待っている誰かを、より大きな力で幸せにできるよう、しっかりと勉強し、知識と知恵を蓄え、心と体を鍛えて、優しさと勇気を身に付けてください。自分の持てる力で誰かを幸せにしようとしたとき、きっと、みなさん自身も幸せになれます。 高雄小学校は明治五年(一八七二年)の開校以来、今年度で百四十四年目を迎える歴史と伝統のある小学校です。 明治の初め、新しい時代の夜明けに、この高雄の地の先人達は、新しい国づくり、故郷づくりで、一番大切なものは何かを考えた時、何よりも子どもたちの教育が大切であると考え、未来への熱い想いを込めて、この高雄小学校を創設されました。 以来百四十四年間、みなさんの母校、高雄小学校は、この高雄の地の故郷の象徴として、先人達の熱い想いと共に地域の方々から大切にされ、守られ続けてきました。みなさん自身も、故郷のそして輝く未来のかけがえのない宝として、六年間、守られ続けてきました。 どうかみなさん、この歴史と伝統ある高雄小学校の卒業生として、「感謝」と「誇り」を胸に、中学校へ、そしてその先へと進んでください。 いよいよ別れの時、旅立ちの時がきました。私は「さよなら」とは言いません。高雄小学校はこれからも、みなさんの故郷の象徴として、この地で、みなさんをやさしく見守り続けることでしょう。 そして私は、いつの日かこの故郷に大切に守られてきたみなさんが、たくましく成長し、「故郷のために力をつくす人」になることを 今、夢見ています。 「ご卒業おめでとうございます。」そして「いってらっしゃい!」 以上 式辞とします。 平成二十八年三月十八日 扶桑町立高雄小学校長 木 本 純 |
扶桑町立高雄小学校
〒480-0102 住所:愛知県丹羽郡扶桑町大字高雄字北海道61番地 TEL:0587-93-2104 FAX:0587-93-3322 |