『 令和2年度 修了式 』の様子つづき、
修了書授与のあと、私から話をさせてもらいました。
今まで、放送を通して、話をしてきましたが、Zoomを利用しての講話は初めてです。
生徒たちが、どのように聞いているのか分からない中で、話をするのは、少し難しく感じました。
しかし、ご覧のとおり、各教室では姿勢よく、話を聞いてくれていたようです。 令和3年度には、生徒たちと対面で、朝礼等で話ができる日がくることを願います。
東京の感染者数は、増加傾向にあります。春休み中も、基本的な感染防止対策をしっかり行っていきましょう。
修了式での講話は、「 校長講話・ここをクリック 」に掲載しました。
校長:高田勝喜
校長講話・ここをクリック
先週の3月19日には、「第72回卒業式」が行われました。
残念ながら、今年の卒業式も、君たち在校生の当日の参加は叶いませんでした。
しかし、君たちが作ってくれた感謝の思いを伝えるメッセージや卒業式会場を丁寧に、一生懸命準備してくれたことは、確実に3年生へ伝わったものと感じています。
卒業式で最も大切な「卒業証書授与」。
中学校の全課程、言い換えれば義務教育の全課程を修了したことを証明する「卒業証書」を授与する儀式です。
今日の修了式では、代表生徒に中学校1年生、そして、2年生のそれぞれの課程を修了してことを証する修了証を渡しました。
小学校の卒業式でも同様に、卒業証書が授与、渡される際に、担任の先生から一人ひとり名前を呼ばれたことと思います。
今年の卒業生は、担任の先生から自分の名前が呼ばれると、胸を張って大きな声で「ハイ」と返事をしていました。
卒業証書を渡す際、目に涙を浮かべている3年生もいました。その姿に3年間、飛鳥中学校で学んできたことへの誇りと感謝の思いを、私は、感じずにはいられませんでした。
当日、残念ながら、そうした姿を在校生の君たちは見ることができませんでしたが、私たち教職員は、卒業生の立派な姿を受け継いでいきたいと感じました。
そして、卒業式当日、校長式辞の中で、わたしから卒業生への最後のメッセージとして、「自らの決断に勇気を持つ」こと、そして、そのためにも「自分の考えをしっかりと持つこと」を大切にしてほしいということを伝えました。
地球規模でものごとを考えるグローバル化が進んでいく、これからの世の中にあって、私たちは、自分なりの意見をしっかり持ち、変化に対応していく力を身に付けていかなければならないからです。
未だ終息しない新型コロナウイルスと言う、前例のない事態に直面している今だからこそ、自ら考え、判断し、適切に対応し、行動していく。いわゆる、主体性・主体的ということを再確認してほしいと思います。
また、4月からは、1人1台の学習用端末を活用した「GIGAスクール構想」が始まります。
学校での学びと家庭学習のあり方を試行錯誤していくことが必要になります。
また、新学習指導要領が全面実施され、学びに向かう力が求められていきます。
これからは、1・2年生の君たちが、卒業生の残してくれたものを受け継ぎ、「主体的・主体性」というキーワードを大切に、さらに充実した飛鳥中学校を作り上げてください。
以上でわたしの話を終わります。