【犬山市教育委員会】心の教育推進活動の取り組み

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 犬山市立城東小学校では、学校教育目標「自らを切り拓く子 ー明るい心 進んで勉強 強いからだー」を教育目標として、豊かな心をもち、たくましく生きる児童の育成をめざしている。
 また、進んで学習に取り組む児童を育てるために、進んで仲間と情報などを交流することができる力の育成が不可欠と考え、手立ての一つとして、「フレスマタイム」や「ペア読書」という時間を設定し、異学年交流を行っている。年少者にとっては、他学年と関わることに喜びを感じ憧れを抱く時間となり、年長者にとっては自らの働きかけで誰かを喜ばせることができ、役に立つことができたという自信や誇りを獲得する貴重な時間となっている。
 他にも今井小学校との交流や、清掃時間の異学年交流も行っており、ふれあいの輪を広げ、望ましい人間関係づくりを図っている。(2024年1月10日)

【北名古屋市教育委員会】「特別の教科 道徳」の授業力向上に向けた取組

 北名古屋市では、授業力向上の研究実践として、市内小中学校の少経験者教員(2年目〜3年目)が授業を行い、市教育委員会の指導主事が参観し、指導・助言を行っています。「特別の教科 道徳」については、昨年度は2校、本年度も2校で研究実践を実施しました。
 授業には当該校以外からも教務主任、少経験者教員、初任者教員、市採用学び支援講師が参加し、授業後の研究協議会では、「目標達成に向けて本時の流れは適切であったか」「なぜその発問なのか」というところを中心に議論しています。このような活動を通して、協議会に参加した教員全員の道徳の授業力の向上を図っています。
 タブレット端末も有効に活用し、資料提示の方法を工夫したり、デジタル教材の「心の数直線」を用いて自分の心情を可視化し、全体で共有したりするなど、揺れ動く心の変化を把握できるようにしています。
 今後も「特別の教科 道徳」の授業力向上を図り、子供たちの豊かな心を育んでいきたいと考えています。(2024年1月9日)

【設楽町教育委員会】動物とのふれあいによる地域との繋がりと情操教育の推進

 6月、設楽中学校の校長室にウサギの「ぴょんこ」がやってきました。7月には、理科の生物の学習で、ひよこが3羽孵化(ふか)しました。残念ながら1羽死んでしまいましたが、2羽はすくすくと成長しました。
 また、毎年、FBC花壇コンクールに参加し、委員会を中心に全校で花の世話をしています。今年は、愛知県知事賞をいただきました。
 飼育や栽培を通して命に触れることで生徒は、命の大切さを学び、命あるものを通して、人とのつながりや他を思いやり気持ちを育んでいます。
 自然豊かで心豊かな設楽町を大切にするため、生徒たちは、スクールマスコット「クマタカ」をモチーフとしたヒーロー「クマタカレンジャー」となって、地域のイベントに積極的に参加し、地域とつながっています。
 今後も「命」と「つながり」を大切に校訓「己に克つ」を実現できる生徒を育成していきます。(2023年12月28日)
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【愛西市教育委員会】いのちの授業を軸とした取組

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 愛西市教育委員会では、愛西市教育大綱で「人と人との絆(きずな)を大切にすること、多様性を尊重すること」を理念や目標としている。
 この目標の達成にむけて、本校では「いのちの授業」を軸に道徳・総合的な学習、学校保健委員会を通して体験学習を中心に取り組んでいる。
 道徳・総合的な学習では、外部講師として、地域のお母さんやお父さん、乳幼児を招き、出産のときの体験や苦労、生まれてきたときのうれしさなどの話を聞いたり、乳幼児とふれあったりして「いのち」の尊さを学んでいる。また、市の体験学習事業で訪れた「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」で聞いた被災者の思いや「いのちを守る避難」「中学生ができる自助・共助」について学んだことを学校祭で発表している。
 また、学校保健委員会では外部講師を招き、LGBTQ+「性的マイノリティ」の講演では「一人ももれなく幸せに暮らせる社会」「自分らしく生きられる社会」を、思春期講座では、いのちの誕生やデートDVなど、中学生に向けた「人と人との関わり方・相手を気遣う気持ち」を学んでいる。
 このように、「いのちの授業」を軸に、外部講師や現地見学・資料から理解促進を図ったり、各学年が学習の中に体験を展開した学びを取り入れたりしている。これからも学習や体験活動を通して、人と人との絆づくりの意識を高めさせ、自他を大切にし、多様性を尊重することにつながる教育活動をすすめていきたい。(2023年12月27日)

【飛島村教育委員会】実践的な情報モラル教育に向けた研修会の実施について

 飛島村教育委員会では、夏季研修として有識者を招き、情報モラル教育の指導について研修を実施しております。
 今年度は、「児童生徒の自覚と自律を意識した情報モラル教育の指導法」として、情報活用能力の育成(情報モラル)とそれに合わせた具体的な指導法について具体的に指導していただきました。
 研修の前半ではSNS等を通じた主なトラブル事例の紹介や、ありがちな指導方法を紹介していただきながら、生徒が「自分事」として捉えられているかを検証しました。極端な事例ではなく、「もしかして、自分も当てはまるかもしれない」という自覚を促す指導が重要であることを教えていただきました。
 後半では、情報モラルのルールづくりを通しグループワークをしました。自律につなげるためには「どうすれば守ることができるか」という発想の転換が必要であることを学びました。
 研修後のアンケートからは、「これまでの指導の改善点が見つかった。」「具体的な事例を考えることができ、次の実践に生かせる。」など、次の実践につながる前向きなご意見を伺う事ができました。(2023年12月26日)

【小牧市教育委員会】豊かな人間性を育む道徳教育を目指して

 小牧市では、今年度「小牧市夏季教職員研修」として23講座を開催しました。行政職員、大学教授、その分野の第一人者等を講師に招き、市内小中学校の教職員が、市内の高等学校、特別支援学校、幼稚園・保育園の教職員の方々とともに、知識の習得、スキルアップを目指し、研修に取り組みました。
 新規採用教員向け研修「道徳科授業のつくり方」では、道徳の教材研究、子供たちの心を耕す授業づくり、道徳の授業を支える学級経営について考えました。また、3年目教員向け研修「道徳の授業づくり」では、学年別グループごとに、子供たちの実態、授業者の思いを共有し、教材選び、指導案づくり、指導案検討を行った後、各自が在籍校で授業を行い、同僚とともに授業を振り返り、今後の課題を確認しました。また、代表教員による道徳授業を参観し、研究協議会を行いました。
 道徳教育を通して、互いの良さを認め合い、子供自身が自分らしさや自己の成長を実感できる豊かな人間性を育んでいきたいと考えております。多様な他者とのふれあいの中で、子供自身が自己を見つめ、これからの生き方について考える「特別の教科 道徳」となるよう今後も研鑽(さん)を重ねてまいります。(2023年12月26日)

【長久手市教育委員会】情報モラル教育の推進

 GIGAスクール構想の一環として、児童生徒に一人一台タブレット端末が配備されました。本市では研究を進め、授業の中で工夫した活用が進み、児童生徒のタブレット端末の活用が進んでいます。活用が進むにつれ、様々な成果があらわれる一方、課題も出ています。課題の中で、特に、発達段階に合わせた情報モラル教育の推進があげられます。
 本市では情報モラル教育を進めていくために、ICT教育推進部会で今後の情報モラル教育をどのように進めていくかを確認し、年間を通した情報モラルカリキュラムを作成しました。
 作成の際に、児童生徒を取り巻く情報環境が日々変化していることを把握し、現状の実態把握と整理を行いました。その上で、情報モラル教育を学校教育全体で行うために、各教科、道徳、総合的な学習の時間、特別活動等の年間指導計画に情報モラル教育を位置付け、カリキュラムを編成しました。また、小学校、中学校での指導の系統性を確保することも大切にしました。
 情報モラル教育を実施していく中で、児童生徒からは「SNSの正しい使い方や情報セキュリティの大切さを知った。」などの感想があり、日常的に使用している便利な道具や仕組みでも、使う人のモラル次第で危険なものに変わってしまうことが理解できました。
 今後、年間を通して情報モラル教育を実践し、実施した指導内容を評価し、今後に生かせるよう、継続的に情報モラルカリキュラムの改善を図っていきます。(2023年12月26日)

【弥富市教育委員会】心の教育推進に向けた「平和教育」の取組

 弥富市では心の教育推進に向けて、継続的に進めている事業があります。弥富市教育委員会主催事業の「広島研修」です。本事業は、「弥富市立中学校の平和教育の推進について」の目的及び方針を踏まえ、平成25年度より実施されています。被爆地である広島へ市内の中学校に通う中学2年生の全生徒を派遣して、広島で実際に見たり、聞いたりする体験を通して、戦争の悲惨さや怖さ、命の尊さを理解すると同時に、人間尊重の精神を日常生活に生かし、自他を大切にしていこうとする態度を育てていくことをねらいとしています。
 本年度も、11月7・8日に弥富中、11月8・9日に弥富北中、11月9・10日に十四山中の日程で実施しました。事後アンケートからもねらいにせまる感想が多くみられ、子供たちにとって貴重な体験となっています。
 本事業では、中心活動である広島研修の事前・事後において戦争や原爆による被害、世界平和に対する考えなどについて生徒たちが自ら学ぶ場を設定しています。広島研修後、生徒は学んだことについてレポートにまとめます。これらの学びの成果については、翌年度の市の広報誌に研修で学んだことを綴(つづ)った記事を掲載したり、市本庁舎に隣接するまちなか交流館に学習のまとめを展示するブースを設けたりして、市民にも広く発信をしていきます。(2023年12月26日)

【大治町教育委員会】少経験者研修

 大治町では、少経験(2年目、5年目)の教員を対象に「少経験者研修」を行っています。教育長と指導主事とで少経験者の授業を参観し、研究協議会を行います。今年度は、5年目の先生1名を代表の模範授業者(小学校6年生担任)として、道徳の授業を参観し研究協議会を行いました。
 「本当の自由」を主題として、教材について話し合うことを通して、自由と自分勝手の違いについての考えを深め、自律的で責任のある行動をすすんでしようとする判断力を育てることをねらいとした授業でした。
 授業では、教師の発問や問い返しがよく考えられており、児童が根拠をもとに発表したり、問い返しにより、自分の考えをさらに深めたりするための一助となっていました。
 また、個人で考える時間を確保し、その後、小グループ(3〜4人)で意見交流を行いました。その際、小グループの座席配置を工夫したり、タブレット端末を活用したりすることで、互いの考えを共有しやすくすることができていました。全体で共有する場面においても、大型モニタに発表する児童の考えを映すことで、より分かりやすくすることができました。
 こういった手立てにより、児童が他者の考えをもとに、自分の考えと比較したり関連付けたりして、より多面的・多角的に考えようとする姿が見られました。
 今後も、教員の道徳の授業力を高められるよう、町教育委員会として、研修等に取り組んでいきます。(2023年12月25日)

【蟹江町教育委員会】道徳科授業協議会の取組

 蟹江町教育委員会では、新規採用教員を対象として、初任者研修を行っています。この研修は、授業力の向上を目的としており、今年度は、6月と11月に道徳科の模範授業の参観を実施しました。
 6月には、教務主任の先生から道徳の指導方法について説明を受けた後、中学校中堅教諭が行う道徳科の模範授業の参観を行いました。その後、グループに分かれてワークショップ形式の研究協議を行いました。どのグループも積極的なグループ協議・発表が行われ、自分の道徳の授業力向上のための学び・情報共有の場となりました。
 11月には、初任者小学校教諭が行う道徳科の模範授業の参観を行いました。前回の模範授業とは異なる視点をもって授業参観を行うことで、発達段階に応じた授業方法を考える良い機会となりました。初任者の意見として、「教員のファシリテーションの重要性を理解することができた。」「対話活動とICTの効果的な活用の方法を積極的に取り入れて、より良い授業にしていきたい。」と、前向きなものが多く、実りのある研修となりました。
 この研修で学んだことを今後の道徳の授業に生かすとともに、それぞれの学校の他教員にも広げていくことで、町全体の教育力向上の一助となればと考えています。(2023年12月25日)

【日進市教育委員会】情報モラル教育の連携

 学習用タブレット端末を使用する機会が増え、本市でも、学習用タブレット端末を自宅へ持ち帰り、学習に活用する学校が増えてきました。また、毎月第1・3金曜日を「NISSHINおうちタブレット」と題し、市内全中学生を対象に学習用タブレット端末の一斉持ち帰りを定期的に実施しています。保護者へ学習タブレットの利用実態を知っていただきながら、情報モラル教育を家庭とともに進めていくことで、学校と家庭の連携を図っていくことを目的としています。
 各校の取組では、情報モラル教育を実施し、学校全体で呼びかけたり、学年や発達段階に応じて学ぶことを工夫したりして、学習用タブレット端末を含む情報機器端末を正しく使用できるように指導しました。
 さらに、長期休業前に、学校の学習用タブレット端末を家庭に持ち帰って使用するときや、自分のスマートフォンやタブレットなどを使用するときの注意点を、市の情報教育研究委員会でまとめ、各校に周知しました。各校では、それを使用して、日々の情報モラル教育で学んだことを再確認しました。今までは、各校独自の情報モラル教育を進めていましたが、特に大切な点を市で共有することにより、一貫した指導ができるようになりました。各校の実態に合わせた指導は生かしつつ、さらに情報モラル教育を進めながら、出てきた課題を踏まえ、追加や修正をしていきます。
 これからも、学校や家庭、市情報教育研究委員会、市教育委員会と連携して、情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度の育成に努めていきます。(2023年12月25日)
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