第7回教師力アップセミナー(赤坂真二先生)演題は「授業づくりか?学級づくりか? というのはもうやめにしよう−指導力のある教師に学ぶその仕事−」です。 参加者同士の会話や、赤坂先生のギャグを交えた笑いの多いセミナーとなりました。その内容の一部をご紹介させていただきます。 ◯学級経営とは 学級経営とは、子どもがより良く学ぶための学習環境改善である。 より良い授業のための学級作りや、より良い学級のための授業作りではなく、学級経営という大枠の中に、学級作りと授業作りが存在している。 ◯子どもの変容を見るには 第一に、教師の信念である。 教師が強く信念を持つことが、子ども自身の捉えや教師の指導傾向に影響し、指導に一貫性を持たせていく。そうして、一貫性のある指導を続けることで、子どもは変容していくのである。 ◯学級の基礎・基本 第一に、誰もが傷つかない(傷つけられない)関係性である。 第二に、学級のシステム・ルーティンである。学級内でどのように行動すれば良いかのガイドラインを示し、ルールの中で関わり合う秩序ある関係性である。 第三に、これらのことが基礎となって行われる、活性化した子どもの活動である。誰もがルールの中で好きなことができ、好きなことを言い合える関係性である。 (ビジネス用語より、「仕事の成功は関係性の成功である」) ◯1学期の学級経営 教師の受容 ↓ 子どもの躾 ↓ 子どもたちの秩序 ↓ 和やかな学級 4月当初、まずは子どもたちが安心できる居場所を作るために教師の受容を示すことが重要である。 ◯話し合いを行う時は 1.話し合いをする目的を伝える 2.話し合いにおける役割・責任を明確にする 3.コミュニケーションのルールを教える 4.コミュニケーションの方法を教える 来年度の学級開きに向けて、大切なことを多く学ばせていただきました。 多くの笑いもあり、あっという間の2時間でした。 赤坂先生、ありがとうございました。 |
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