屋内運動に全校児童が集まり、新任式・始業式・対面式が行われました。
初めに、校長先生から、この春の異動で、新しく西成小学校にお見えになられた先生方が紹介されました。代表の先生がご挨拶をされると、西成っ子たちからは大きな拍手が沸き起こりました。
引き続いて、1学期の始業式と担任発表、新入生と在校生の対面式が行われました。以下は、校長先生のお話です。
2年生以上のみなさんは、進級おめでとうございます。学年がひとつ上がってお兄さん・お姉さんになりましたね。今の気持ちはどうですか?
昨日の入学式で、元気な新1年生56人を迎えました。今年度の西成小学校は、全校児童327人で出発します。
校長先生は、西成小学校へきてからの二年間、みんなが「ひとみきらきら むねわくわく」という西成小のスローガンのように学校生活を送っている姿をたくさん見てきました。皆さんが、新しい学年になっても、同じように「ひとみきらきら むねわくわく」で今年も過ごしてくれることを願っています。
また、このスローガンとともに西成小には、これもまた素敵な校訓がありますね。「明るく 豊かに たくましく」です。「西成っ子たちに、こうなってほしい。」という願いがこめられた、昔からある素敵なことばです。
そこで、西成小の校訓やスローガンをもとに、今年も1年のスタートとして、校長先生と三つの約束をしたいと思います。2年生以上の人は分かっていますね。また、1年生のみなさんも、昨日の入学式で約束しましたが、覚えていますか。
一つ目、「にっこり笑顔で」ですね。特に、笑顔であいさつをすると、相手の人の気持ちがよくなりますが、同時に自分の気持ちもよくなります。それがきっかけで、なかよくなれたり、親しくなれたりして、友だち関係がうまくいきます。また、笑顔は幸せを運んでくれる不思議な力があります。にっこり笑顔であいさつができる子は、楽しい学校生活を送ることができるようになります。これまで以上に、あいさつや返事を、にっこり笑顔でかわしていきましょう。
二つ目は「しんせつ、なかよく」です。親切な思いやりの心で、友だちとけんかをしない、という気持ちをもってください。たまにはけんかをすることもあるかもしれませんが、「どうしたら仲直りができるかな」と考えられるようになると素晴らしいですね。
この4月から、コロナ感染症に対して、マスクをしてもしなくてもどちらでもよいことになりました。マスクをしなくなった人に、「マスクをしていないと、そんな顔なんだ」と言うのはどうでしょうか?反対に、マスクをしている人に、「いつまでマスクをしているの?」と言うのはどうでしょうか?
どちらも、言われた人からするとあまり気持ちの良いものではありません。言い方一つで、言葉一つで相手の心を傷つけてしまうこともあります。友だちをいやな気持ちにさせたり、傷つけたりする「チクチク言葉」は絶対に言いません。相手がいい気持ちになる「ふわふわ言葉」をあふれさせましょう。友達をいやな気持ちにさせ、学校を楽しくないものにしてしまう「いじめ」は、止めましょう。正しく考え、正しい行動をしましょう。校長先生から皆さんへの、大切なお願いです。それでも、もし、いじめられたと感じたら、自分ひとりで悩まず、すぐに先生や家の人に相談をしてくださいね。
最後、三つ目は、「なんでも自分で」です。身のまわりの準備や後片づけはもちろん、「早寝・早起き・朝ご飯」もしっかりと心がけていきましょう。また、けがをしたり、交通事故にあったりしないように、自分の命は自分でしっかりと守りましょう。国語や算数の勉強など、「いやだなあ」「難しそうだなあ」と思うことも、少しずつ自分でやれるようにがんばりましょう。毎日、一つずつでも自分でできることを増やしていくことで、力がつき、自信が持てるようになりますよ。
以上、「にっこり笑顔で」「しんせつなかよく」「なんでも自分で」という三つの約束を、今年も忘れずに生活し、「立派な西成っ子」として、きらきらと輝き、大きく成長していく、素敵な一年にしていきましょう。