3月7日(火) 第76回卒業式 卒業生答辞私たちはやり遂げました。 人類が未曽(みぞ)有(う)の感染症、新型コロナウィルスの脅威にさらされ、手探りのまま、いろいろなことが憂慮、制限された中学校生活でしたが、ようやく、解除の兆しが見え、暖かな春の日差しに皆眩しく見えます。 この佳き日に、私たち135名は、全課程を修了し、懐かしいこの学び舎を巣立ちます。 Dive into BLUE 〜挑戦のその先に〜 憧れのセーラー服と学生服にそでを通し、迎えた入学式 しかし、みんなの顔を覚える間もなく、二か月の休校 新しい友達、部活動、思い描いていた中学校生活は真っ白なキャンバスのままで、当たり前が当たり前でないことを知りました。 どうなるのだろう…家にいても、先が見えず不安でいっぱいでした。 そんな私たちに、先生方は、笑顔で、何度も家庭訪問をしてくださり、私たちを安心させ、勇気づけ、共に頑張ろうと声をかけてくださいました。キャンバスには、うっすらなブルーが塗られました。 六月、二か月遅いスタートとなった一年生。 ソーシャルディスタンス、マスク越しの顔、七時間授業、黙食 次から次へと心の準備も追いつかないほどの足早な日程、 部活動決め、定期テスト。 Dive into BLUEとは困難に挑戦すること つらいこともみんなの笑顔が救いとなって、私たちは同志となりました。 ブルーのキャンバスにマスク越しの先生や友の顔が描かれました。 Dive into BLUE 〜誇りを胸に〜 二年生、私たちは先輩と呼ばれるようになり、嬉しいだけでなく、責任も負いました。 先輩方から受け継いだ「我ら西中生」の志に自分たちの色づけをしていく。私たちも何かできる、表現したいという思いに突き動かされました。 部活動激励会、リモート動画を視聴する側から制作する側になりました。 新人大会、自分たちが先頭に立って引っ張っていく側になりました。 チームが一丸となるのはこんなにも力強く、心強いものだと実感しました。 一人一人が大切な、そして、大好きな仲間となりました。 予餞会、先輩方のために私たちができることは、劇やダンス、光文字…個人の才能を生かし、学年全体が機動力をもった組織となりました。 笑顔、感動、感謝 誰かのために、自分たちが輝けることを知り、私たちは互いを誇りあえる仲間となりました。 ブルーのキャンバスには手を携える仲間が、色濃く描かれました。 Dive into BLUE 〜未来への歩み〜 三年生、コロナ対策をしながら、通常の生活を取り戻そうとする時世の中で、学校もかつての生活をとりもどしていきました。 GIGA SCHOOLの推進でタブレットが一人一台支給され、リモートで授業が受けられました。 修学旅行は再び、東京へ。憧れのディズニーランドではシンデレラ城をバックにとびきりの笑顔。 土肥での漁村体験では、心を通わせられる喜び、トビウオや富士山に心躍らす笑顔。 忘れられない一生の思い出になりました。 夏の大会 息詰まる本番前、手に汗握るの緊張感の中、 「まだ、この仲間と一緒にいたい」 熱い思いが、明日への扉を開きました。 体育祭 夏休みから考えた応援、ダンスは手作りの力あふれる競演。 気持ちや動きが一つになったあの瞬間、 湧き起こる拍手に感動と達成感が押し寄せました。 合唱コンクール 「合唱は一人ではできない」 クラスの持ち味、歌詞の意味を理解して、何度も合わせるうちに いつしかハーモニーは、透明な風となって、会場を包み込みました。 行事を通して、仲間の絆はより強く、尊いものになりました。 卒業を前にした今、 ブルーのキャンバスには、仲間の上に広がる大空に 追い風に乗る一羽の青い鳥が描かれます。 仲間の頑張りに勇気をもらい、尊い絆、熱く、強く、大きな力に 背中を押され、青い鳥は自らの幸せを目指し、 未来へ飛び立ちます。 私たちは西中で、目まぐるしく変わる変化に対応しながら、一方で、人としていつの世も変わらずに大切にされているものを学びました。 優しく、たくましく、生きる力です。 どんな時も親身に向き合い、導き、サポートしてくださった校長先生をはじめ、諸先生方。本当にありがとうございました。私たちはこれからも自分が信じた道を自分らしく着実に歩んでいきます。 在校生の皆さん。皆さんが支えてくれたからこそ、今の私たちがあります。私たちに、ついてきてくれてありがとう。西中をお願いします。 お父さん。お母さん。いつも一番近くで応援してくれてありがとう。 黙ってそばにいてくれる優しさに寄りかかったり、自分を信じてくれる心強さに安心したりしました。それに、どんなにわがままを言っても いつも温かい愛情で包んで、甘えさせてくれて、ありがとう。 今日で義務教育を終えますが、これからもたくさん頼ってしまうこともあると思います。いつか恩返しができるよう頑張りますので、これからも見守っていてください。 同級生のみんな。一緒に過ごした日々をじっくり思い返しました。決していいことばかりではなかったけれど、この一三五人だからこそ乗り越えられたこと、この仲間だからこそ得ることができたこと、みんなと出逢えたキセキ、心から感謝しています。本当にありがとう。 みんなのおかげで、真っ白だったキャンバスがまぶしいほど、色鮮やかに光り輝くものとなりました。名残は尽きませんが、西中を巣立つ決意をして答辞といたします。 「勇気を翼に込めて 希望の風にのり 今 別れの時 飛び立とう 未来信じて」 令和五年三月七日 第七十六回 卒業生代表 3月7日(火) 第76回卒業式 在校生送辞今日、新たな道への第一歩を踏み出される卒業生の皆さん。ご卒業おめでとうございます。 在校生一同心よりお祝い申し上げます。 卒業証書を手にされた今、きっと、三年間の思い出が心の中を駆け巡っていることと思います。また同時に、新たな扉を開くことへの不安と期待が湧き出ているのではないでしょうか。 別れを前にした今、先輩と共に過ごした二年間の思い出がまるで昨日のように思い出されます。 部活動、正式入部。不安でいっぱいだった私たち。そんな時に私たちの心を察したかのように、「これからがんばろう!」と声をかけてくださり、不安の殻を破ってくださいました。また、いつも明るく楽しく話しかけてくださった先輩方。練習が始まった瞬間、真剣なまなざしでプレーや演奏をされる先輩方の姿を見て、「いつか私もそうなりたい」と憧れを抱きました。 そして、最後の夏の大会で先輩方と共に流した涙。先輩方の常に前に進もうと努力されてきたその真摯な姿に心を打たれました。あのとき一緒に流した涙は、ずっと忘れません。 体育祭での、気迫に満ちた力強いソーラン節、躍動的な中にも華やかさのある創作ダンス。群団の呼吸が一つになった応援合戦。練習のときには、なかなか振り付けを覚えられない私達に寄り添って教えてください、ました。成功の裏には、夏休み前からの練習や、ダンス実行委員の試行錯誤があったと聞きました。 合唱コンクールでは、僕らに手の届かない程の圧倒的な表現力で歌い、聞く人すべてを感動の渦に巻き込みました。授業中に聞こえてきた、先輩方の練習している歌声。常に全力で取り組まれている姿に、西成中合唱コンクールの伝統の重さを感じました。 こうしてたくさんの思い出をふり返ると、先輩方は私たちにとって、とても大きな存在でした。 明日からはもう先輩方はいらっしゃいません。しんと静まり返るであろう昇降口、教室…。淋しく、不安です。 けれども、私たちは、先輩方が築き上げてきた西成中学校のよき伝統をさらに発展させていかなければなりません。そのことを今ここでお約束いたします。 まもなく、西成中学校の校門をあとにして、それぞれの夢に向かって旅立つ先輩方。私たちはその姿をしっかり見つめます。これから、苦しいことやつらいことがあったとしても、この西成中学校での三年間を思い出し、乗り越えて行ってください。 そして、忘れないでください。共に学び、共に泣き、共に笑ったかけがえのない友がいたことを。 最後に、先輩方のご健康と今後のご活躍をお祈りし、送辞とさせていただきます。 令和四年度 在校生代表 3月7日(火) 卒業式 式辞よりこれまでは、生物は生存競争でより有利なものが生き残ると考えられてきた。しかし、競争だけで生き残っているわけではないことが、最近の研究で分かってきた。 地球の陸地を覆う植物たち。森林の巨木の陰の小さな幼木が枯れずに生長できるのは、巨木が光合成で作った養分を、根から幼木に与えているからだそうだ。また、落葉樹と常緑樹という異なる植物の間でも助け合っている。夏は盛んに光合成をする落葉樹から、冬場には常緑樹から、根と根のネットワークを通じて養分を分け与えているのだ。自分だけが勝ち残るのではなく、仲間とつながり分かち合うことで、植物は互いに生きる道を切り拓いてきた。これこそが、陸の覇者となった植物たちが大切に守り抜いてきた生き方である。 今、中学校生活を振り返ると、自分の横には必ず大切な仲間の存在があったのではないだろうか。行事では意見を出し合い、時にはぶつかりながら、一つのものを創り上げてきた仲間。部活動では互いに競い、励まし、うれしい時も悔しい時も一緒に涙を流した仲間。どんな時もつながり、共に支え合ってきた仲間。 しかし、この3年間は黙食やグループ学習の中止など、会話や接触を極力避けるようにしなければならない毎日…。そんなもどかしい日々を過ごしたからこそ、仲間とのつながりや支え合うことの大切さを実感したのではないだろうか。 これからの人生でも、出会う人とのつながりをしっかりと築いてほしい。そして、その仲間を大切に思う心が、互いに支え合う関係をより豊かにし、輝かしい未来への道を拓いてくれるのだと思う。 3月7日(火) 地域の皆さまへ地域の方々には子どもたちの成長した姿を見ていただくことはできませんでしたが、西成中学校の卒業生として立派に巣立っていくことができましたことをご報告させていただきます。 今後とも、本校の教育活動にご理解・ご協力を賜りますようお願いいたします。 3月6日(月) 母校(3年生修了式式辞より)新型コロナウイルスの流行がなければ、違った中学校生活を送ることができたかもしれないが、これまで歩んだ3年間がみなさんの中学校生活であり、この西成中学校が母校となる。なぜ、卒業した学校を「母校」と呼ぶのか。 大人になるために必要なことの基本は、みんな小中学校で学んだことであり、子どもから大人への変革期である中学校の3年間で、ものの見方や考え方、大切にする価値観がつくられる。まさに、これからの人生の基となる自分を生み育ててくれるから「母校」と呼ばれるのだ。 私は、母校は「心のふるさと」だと思っている。卒業後も「西成中学校」という言葉を聞くと、何だか懐かしく感じて応援したくなると思う。そして時々、学校の校庭や校舎を見たくなるのではないだろうか。 西成中学校の校訓「自主・敬愛・健康」が人としての基本、西成中学校で出会い高め合った友人や、影響を受けた先生方から学んだことが、みなさんの心の芯になるのだと思う。西成中学校の卒業生であることに誇りをもって、これからの人生を歩んでほしい。 3月6日(月) 3年生 最後のメッセージ1年生学習室前廊下と、2年生が使用する階段の踊り場に、メッセージが掲示してあります。ぜひ読んでください。 3月6日(月)1・2年生 卒業式準備3月6日(月) 3年生 毎日読んでくれてありがとう3月6日(月) 生徒会役員選挙応援演説3月6日(月) 3年生 今までありがとう給食センターの方にも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。 3月6日(月) 3年生 卒業式予行3月6日(月) 3年生 同窓会入会式その中で、中学校時代の仲間との関わりが大切であることや、「努力と限界」について教えていただきました。 また、PTA会長からは卒業記念品をいただきました。そして「みんなでつくった思い出や、西成中の景色、においを忘れないでほしい」「自分らしく生きてほしい」「感謝の気持ちをもち、周りの人を助けられる人になってほしい」とお言葉をいただきました。 3月6日(月) 理科の授業自分たちでカードを作り、神経衰弱をしながら同じ分類の動物を探しました。 3月3日(金) 3年生 感謝と決意を胸に感謝の気持ちを込めて、合唱曲「決意」を歌いましたこれまで何度も練習を重ねてきた、3年生にとって、とても大切な曲です。 「今わたしたちはあなたの残したものを受け継いで、未来への一歩を踏み出す」 先生方、先輩方に教えていただいたことを大切にしていきます。 1年生と2年生に支えてもらったこと、忘れません。 感謝と決意を胸に、わたしたち3年生は、未来への歩みを進めていきます。 3月3日(金) 3年生 学級の仲間とともに3月3日(金) 全校のみなさんに感謝特に今年は直前にインフルエンザの流行で、急な変更が多く、戸惑った部分もあったと思います。これまで準備を重ねてきた1・2年生のみなさん、本当にありがとう。そして、後輩の気持ちをしっかり受け止めてくれた3年生のみなさんにも感謝しかありません。やっぱり西中生は最高です。 3月3日(金) 3年生 未来へ3月3日(金) 3年生 合唱「決意」3月3日(金) 1・2年生 先輩へ心を込めて3年生の使用する階段には、それぞれの学年の合唱に関する掲示物が貼られています。1・2年生のみなさんの合唱に対する意気込みを読んで、先輩たちは、みなさんの気持ちをしっかり受けとめましたよ。 3月3日(金) 先生の出し物 4 |
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