第4回(通算141回)野口芳宏先生(対面)
■日時 10月10日(月祝)10時〜15時
■会場 大口町立大口中学校ランチルーム ■講師 野口芳宏先生(植草学園大学名誉教授) ■演題 教育界のレジェンド「野口芳宏先生から学ぼう!」 ・第1部 模擬授業 4年国語「世界にほこる和紙」(説明文) ・第2部 対談「野口先生から学ぶ」(参加者を巻き込んで行います) ・第3部 教養講座 ■プロフィール 千葉県で公立小学校教諭・教頭・校長を歴任。退職後は大学教授。著書は「鍛える国語教室シリーズ」をはじめ、100点を優に超える。87歳になった今も「授業道場 野口塾」を主宰し、現役教師の指導に取り組んでいる。 9/3 樋口綾香先生 小倉美佐枝先生
「2学期が楽しみになる!授業&学級づくり」をテーマに、「アヤミサ」コンビとしても絶大な支持を集めている、樋口綾香先生と小倉美佐枝先生に講演をしていただきました。
その内容の一部を紹介させていただきます。 第1部 学級づくりの根底を考える 小倉先生 子どもたち一人ひとりの成長が、学級の成長につながっていく。子どもたちには常に、「自分はどうしたいのか」「その理由はなにか」と問いかけていくことで、自分事として考えられるようにする。 2学期は行事が多く、子どもたちが成長する絶好の機会。子どもたちにとって行事は参加するのが当たり前、教師が計画し、主導していくことになりがちではあるが、そんなときこそ、「行事はなんのためにするのか」と考えさせ、「自分は〜を学びたい」「クラスのみんなで〜したい」という気持ちを引き出していく。 また、教師が子どもたちに毎日かけている言葉。言葉を「選ぶ・変える」という意識をもっていたい。例えば、伝えるときに少し笑いのセンスを入れてみる。その方が子どもに響くことが多い。ちょっとした声かけ一つで、学級の雰囲気は変わっていく。 第2部 文学の授業づくり 樋口先生 「物語の大事なことに気づける子どもをどう育てるか」という視点で授業づくりをしている。大事なことというのは、「言葉の見方、考え方を働かせながら文章を読むこと」。具体的に授業で意識しているのは、以下の5つがある。 ・言葉を大切にする ・問いをもつ ・これまでの作品と比べる ・積み重ねの実感 ・読み方を知る また、教師自身が読み方を知ることが重要である。そのために、題名、場面、設定、山場・結び、アイテムの5つの観点で教材分析を行う。 第3部 対談「教師として大切にしていること」 〈若手の頃〉 とにかく一生懸命やる、そこに価値がある。 自信がなく、不安だったからこそ、謙虚になれた。年の近い先輩から学んだ。 〈子どもとのつながり方〉 その子のそのままを認める。否定しない。 裏に隠れている思考過程をよむ。その子自身をみる。 ○学級づくりと授業づくりは両輪である。 ○主軸として変わらないものをもつ。 ○プラスの積立貯金をしていく。 あっという間の2時間で、2学期に活かしたいことがどんどん湧き出てきました。 樋口先生、小倉先生、ありがとうございました。 |
|