5/14 和田裕枝先生
授業と学び研究所フェローの和田裕枝先生に「授業作りの本質」について、模擬授業の実践をもとにお話をしていただきました。
その内容の一部をご紹介させていただきます。 ○模擬授業の実践から 式や答えを問うような授業展開ではなく、そこにたどり着くまでの思考を伝え合うことを大事にされていた。 〇習得と活用 家に帰ってから宿題が自力で出来るように、授業の中で分かったら、次の問題ができるという体験をすることが大切である。 〇板書する意見、しない意見 ・すぐ書くとき→みんなが分かるとき ・すぐ書かないとき→みんなで深めてかみ砕いて理解しておきたいもののとき 〇子どもの発言が長くて、何を言いたいか分からない 「何を言いたかったと思う」とクラスに問いかけると、子どもが噛み砕いて説明してくれる。 〇いつから、このような授業づくりを意識されたのか 5~6年目の頃には、授業が滞りなく終わるようになっていた 。ただ、問題の答えをゴールにしており、子どもの数人は、答えよりももっと様々なことを考えていると感じた。子どもの振り返りを見て、子どもの学びを止めているのは教師だと気づいた。もっと様々な学びをさせ、他の人に意見を伝えられることを教材研究をする際に意識するようになった。 模擬授業からは、子どもの考えを大切にされ、それを共有し合う姿が印象的でした。 和田先生、栗木先生、パネラーの皆様、ありがとうございました。 5/14 栗木智美先生
授業と学び研究所フェローの栗木智美先生に「授業作りの本質」について、対面式で一年間の授業動画をもとにお話をしていただきました。
その内容を簡単にですが、一部ご紹介させていただきます。 ○一年間の授業動画から 1〜3学期で一本ずつ、授業の様子をご紹介いただきました。一年を通して、子どもたちの対話の様子の変化や、栗木先生の聴き合うことを意識した働きかけを見ることができました。 ○共有では他者との意見の違いを楽しむ 自分の考えを持ち、他者と意見を聴き合う。聴き合うとは、他者の意見に納得し、疑問を持って返せるかということである。聴き合う際に、自分との意見の異なりを楽しむ気持ちを持たせることが重要である。良質な聴き合いとは、たくさんの質問が交わされる聴き合いである。 ○主体性を育てられる教師の授業の特徴 ・子どもの「え?」「どうして?」を引き出す授業 ・子どもから生まれる・引き出す授業 ・子どもがこぼしたかけら(振り返りなど)をどう拾うか ○学び合いに大切なこと ・教師がどのような子どもを育てたいかを、明確に持つこと ・子ども同士、子どもと教師の良質な関係 ・評価の質 動画で実際の子どもたちの様子を見せていただくことで、一年間の変化の様子がよく見てとれました。また、栗木先生の「授業作り」や「教育」への思い、お考えを知ることができました。自分にできること、目の前の子どもたちに合っていることを考え、実践していきたいです。 第2回(通算139回)山田洋一先生 オンライン
■日時 6月11日(土)10時〜12時『オンライン』
■講師 山田洋一先生(北海道恵庭市立和光小学校教諭) ■演題 『学びのユニバーサルデザイン』の考え方を取り入れた学級経営 ■プロフィール 山田先生は学級経営の第一人者。教育研修サークル「北の教育文化フェスティバル」を主宰しています。「個別最適を実現する! ユニバーサルデザインで変える学級経営ステップアップ術60」「子どもの笑顔を取り戻す!『むずかしい学級』ビルドアップガイド」「誰でもできる白熱する『対話』指導53」など著書多数。新しいテーマでの講演が、今から楽しみです。 |
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