今日の始業式は、校長室からGoogle Meetで行われました。以下に、校長先生のお話を掲載します。
その後、生活担当の先生から、2学期の学校生活についてのお話がありました。「西成っ子3スター」と題して、「あいさつ・もくもく掃除・時間厳守」の3つを、当たり前のこととしてしっかりできるよう、意識して生活をしていこうという内容でした。
みなさん、おはようございます。8月に入り、日本中をはじめ愛知県はもとより、ここ一宮市でも依然新型コロナウイルス感染症の拡大は収まる気配が見られません。小中学生の感染者も後を絶ちません。今日からの2学期においても、これまで以上に感染症対策をしっかりと行っていかなければなりません。まだまだ暑さが続き、体育発表会の練習では熱中症にも気をつけていき、外ではマスクを外すことも多くなりますが、感染力がとても強いことを意識して、距離を取ること、手洗い・うがいなどをより徹底していくことが大切です。学校生活はもちろん、家庭生活においても同じです。みんなで感染予防にしっかりと努めていきましょう。
校長先生が今日この日を迎えて、いちばん嬉しかったことは、みなさんが元気な顔を見せてくれたことです。1学期の終業式に約束をした命を大切にして生活していたからですね。さすが西成小の子どもたちです。本当にありがとう。長い夏休みも終わり、いよいよ2学期が始まります。暑い季節からとても過ごしやすい秋、そして少し寒くなる年の暮れまでと長い期間ですが、いろいろな勉強に集中できる時期でもあります。また、体育発表会や観劇会、修学旅行に校外学習と、楽しい行事がたくさんあります。ぜひ、皆さんには、こんな事をしよう、あんな事をしようと目標や希望を持って、毎日を過ごして欲しいと思います。
さて、「夢が叶う人」ってどういう人なのでしょう。ある人があのイチロー選手が野球で活躍していた頃に聞いてみたところ、次のように話してくださったそうです。「夢が叶う人になるには二つあります。一つは、自分の道具を大切にすること。二つ目には、食事をしっかり取ることです。」なんだそんなことかと思う人もいることでしょう。そうなのです。特別のことではなくて、本当に当たり前のことなのです。「当たり前のことがきちんとできて初めて、大きな夢に向かえる」のです。イチロー選手は、自分のグローブをとても大切にしたそうです。きれいに拭いて、丁寧に扱ったそうです。自分の道具、皆さんも大切にしていますか。道具は自分の一部ですね。また、イチロー選手は、三度の食事をきちんととったそうです。朝ご飯を抜いてきた人はいませんか。好き嫌いがあって、偏った食事をしている人はいませんか。皆さんにも、「当たり前のことをきちんとできる人」になって欲しいと、心から思います。
校長先生はスポーツをやることも見ることも大好きです。だから、よく言われるスポーツマンシップというものは、夢を叶えようとする人の毎日の心がけから生まれると思います。スポーツの場面だけのことを考えて言っているのではありません。毎日の小さな積み重ねを、嫌がらず丁寧に行える人が初めて、スポーツマンシップを持った人と言えると思います。なぜなら、人を大切にする、道具を大切にする、何よりも自分の行動を大切にするという心が育つからです。だから、試合の時は、堂々と戦えます。相手と丁寧に対応します。そして、諦めずに最後までやり遂げます。毎日の心がけを大切にし、当たり前のことが当たり前にできる人になりましょう。勉強でも行事でも、「つまらないなあ」とか「いやだなあ」と思ってやっていたのでは、できるようになったり成功したりしません。しっかりと目標や希望を持って、「やるぞ」「楽しむぞ」という気持ちでどんなことにも取り組むと、必ずうまくいくし、周りの人もよい気持ちになって、みんなで楽しくできるようになります。みんなで力を合わせて、よい2学期になるように、「ひとみきらきら むねわくわく」で頑張ってほしいと、校長先生や先生方みんなが願っています。
最後に、折に触れこれまでもお話をしていることです。2学期からも、この西成小学校をいじめのない学校にしていきましょう。ちくちく言葉ではなく、ふわふわ言葉でしたね。冗談のつもりで言った言葉やふざけてやったことが、相手に嫌な思いをさせれば、それはいじめです。いじめは絶対に許しません。でも、もしいやな思いをすることがあれば、一人で悩まず、必ずお家の人や先生など、周りの大人に相談してくださいね。