最新更新日:2024/11/15 | |
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ちょっといい話
リアルな夢
母親は事故で亡くなった。パートの帰りの運転中の事故だった。交差点に突っ込んでの事故で、ブレーキ痕もなかった。過労だと思う。 葬式の後、母の部屋を整理していて日記とも家計簿ともとれるようなノートを見つけた。食費や光熱費、私は家計をやりくりした事など当然ないが、そんな私が見てもギリギリの生活だった。母親が自分のために使ったものなど何一つなかった。なのに私の進学のための貯金があった。ぎりぎりの生活の中で、本当に数百円の単位で毎月貯金してあった。私が怒鳴ったあたりから、パートの時間が増えていた。後でわかった事だが、勤務時間を頼み込んで増やしていたようだ。増えた分は全て貯金。私はバカだった。自分のことだけだった。母の笑った顔を最後に見たのはいつだったろう。私は何一つ親孝行などしてない。母がいなくなってから、後悔の連続だった。苦労ばかりかけて、自分のことばかり考えていた。何の親孝行もしていない。なぜあんな事を言ったのか、謝らなかったのか。謝りたい。心から母に謝りたかった。 そんな時、ものすごくリアルな夢を見た。夢の中で母親は居間で座っていた。母を見つけた私は、泣きながら母親に詫びた。「ひどい事を言って、ごめん」と。本当に子どものように泣いた。母親は私の手を握って、「謝らなくちゃいけないのはお母さんだから、ごめんね」と言った。それを聞いて、私はますます声をあげて泣いた。 起きた時は枕まで涙で濡れていた。手にははっきりと、母の手の感覚が残っていたのを憶えている。それだけならリアルな夢で終わっていたのだが、その夢を見た朝、父が「今朝、母さんの夢を見た」と言うのだ。「私のことをよろしく」と言ったらしい。父が「直接会いにいって話したらいい」と母に言うと、「もう会ってきたから」と言ったそうだ。後悔の念が見せた夢で、偶然の事かもしれない。でも、夢であれ母に謝ることができてよかった。 今日のお話 −12月1日(水)−
トーマス・エジソンの名言
もちろん、生まれつきの能力の問題も まったく無視はできない。 それでもやはり、これはおまけみたいなものだ。 絶え間なく、粘り強く努力する。 これこそ何よりも重要な資質であり、成功の要といえる。 1時間目の授業 |
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