今日の始業式はZOOMを使用して実施しました。始めに校長の話、その後生徒指導主任が話をしました。校長からは2学期「自分で考え行動できる人」を目指すために授業でどんな学び方をすることが大切か、そして「助け合う」ことの大切さ、周囲への思いやりについて話をしました。
生徒指導主任からは、西成っ子スター「挨拶・もくもく清掃・時間厳守」の確認、日頃の生活について確認しました。最後に水辺での事故や火の取り扱いに関して話をしました。
どのクラスも大変しっかりと話が聞け2学期に向ける意気込みを感じました。
以下のような内容で校長が話をしました。
さあ2学期が始まりました。1年で一番力のつくときです。2学期は自分の好きな勉強・運動にしっかり取り組み「自分で考え行動できる人」を目指していきましょう。
20年後皆さんの暮らす時代はどんなに変わっているでしょう。1年生は26歳、6年生は32歳になっていますね。どんな仕事をしているでしょうか。中には先生が大好きな回転寿司で店員さんの代わりに出迎えてくれるペッパー君のように、また自動で運転できる車のようにロボットが活躍している時代になっているかもしれません。でもこういう便利な社会を作りだしたのは私たち人間です。先生が子どものころはこんな便利な時代がくるのはアニメの中だけと思っていました。しかしわたしたち人間が生活の中の問題を見つけ、解決する方法を考え今のような新しい社会を作りだしてきました。
2学期は皆さんには授業の中でしっかり学び、1つ目は「なぜ?どうして」と自分で考え、2つ目は分からないときは先生や友達に聞き、3つ目は自分だけでなく、周囲の友達もみんながわかるようになるように認め合い支え合って学習を進めていきましょう。そういう学びが「自分で考えて行動できる」ことにつながります。さあ大人になった時の自分の姿を見つめ、2学期は「自分で考え行動できる人」を目指しましょう。そしてそれが、みんなで応援し「よくできたね」「頑張っているね」と認める温かい学級学校につながることと思います。
ところで、1学期はコロナウウィルスの影響を受けて始まった学校ですが、先生がたの教えをよく聞き新しい生活様式で学校生活を送ることができました。
夏休みに先生はこのアニメ(絵で提示)を一度見てとても面白いと思いました。それは、皆さんも知っているように主人公が妹を必死に助ける姿です。そして、その思いはいつの間にか周囲の人に伝わり、周囲が変わっていきます。主人公常は常に「助け合う」気持ちをもって周囲の人に接しています。
助け合うという気持ちや行動のもとは「いたわり」という感情です。他の人の痛みを感じることといってもいいです。またやさしさと言い換えてもいいですね。「やさしさ」「思いやり」「いたわり」「他の人の痛みを感じること」皆にたような言葉です。これらの言葉は皆1つの根から出ています。人がもとからもっているものではありません。だから私たちは訓練してそれを身につけなければなりません。その訓練とは簡単なことです。例えば友達が転ぶ、痛かっただろうなと感じる気持ちをその都度もつことです。
今私たちの周囲には新型のウィルスで苦しんでいる人、また一生懸命直すために戦っている人がたくさんみえます。その方がたの気持ち感じることが「いたわり」ですね。「病気で苦しいだろうな、早く良くなってまたもとどおり遊べるといいな」とそんな気持ちで接してあげることが「助け合う」気持ちや行動につながっていきます。「いたわり」の気持ちをたくさん感じ作っていくことがこれからはとても大事です。