今日は始めに防火作品と書写コンクールで入賞した皆さんの表彰を行いました。
今週から人権週間です。今日は「元気で明るくいるために」というテーマで以下のような話をしました。
ある人気のある芸能人の中学生時代の話です。中学生の時に仲間外れにされてしまい、その時はとてもつらかったそうです。でもそんな時、クラス子の「一緒にいよう。」と手を差し伸べてくれる子はいたことでとても勇気づけられ、その後仲良くできたそうです。
「お助けこえかけ」という言葉があります。
二つの意味があります。
1つめの「困っている人がいたら声をかけよう」
思いやりのある人は困っている人がいたらほおっておけません。「どうしたの?」「大丈夫?」と声をかけられといいですね。
2つ目の「助けてもらいたい時も声をかけよう」はどうでしょうか。私たちはなにかあると、1人で悩んでしまいますね。誰かに助けてというと、もしかしたらその人に心配かけてしまうかもしれないとか、こんなこと聞いたらばかにされてしまうかもしれないと不安になってなかなか言い出せないものです。でも皆さんに覚えておいてほしいのは、困ったり悩んだりすることは誰にでもあるということです。例えば勉強で分からないことがある時や友達とうまくいかないときに自分1人では解決できないと思ったら、誰かに「助けて」というのは全く恥ずかしいことではありません。相手に心配をかけてしまうかなと思う必要もありません。「お互い様」という言葉があります。人間はお互いに助けたり助けられたりできるほうがよいのです。
確かに「助けて」というのも勇気がいります。でも学校では皆が笑顔でいられるように誰でも気軽に「おたすけ声掛け」ができるようになってほしいと願っています。
学習することで皆さんは賢くなります。ただの賢さではなく本物の賢さを身に着けるために大事なことが1つあります。それは「思いやり」です。「思いやり」がどんなものか説明できますか。私が考える「思いやり」とは想像力のことです。相手の立場を思い描く力です。例えば何かに困っている人がいたら「私があの人だったら」と自分事で考える力です。そして自分に何ができるかを考え行動する力です。「思いやり」は元からあるものではなく、「力」として学んで身に着けていくものなのです。皆さんは学校で学ぶことを通して「思いやり」を身につけることができます。
最後に先程の紹介した人は言っています。挨拶に行くと「おはようございます」というと倍の元気で挨拶をしてくれる人がいる。すごく明るい気持ちになるよ。挨拶してたら、皆が声をかけてくれるようになったよと。