佐々木昭弘先生セミナー1
本年度最後のセミナーは、筑波大学附属小学校の佐々木昭弘先生をお招きして、「楽しい理科の授業づくり〜一段上の授業力をつけるにはどうしたらよいか〜」というタイトルで講演をしていただきました。このホームページでは、その一部を紹介します。
一枚の絵から… うさぎに見える、アヒルにも見える。視点のコントロールでどちらにも見える。 理科の授業において チューリップって知ってる? 土から出ているチューリップを描いてみよう。「葉、茎、根は必ず描かないといけない。」 黒板に思い思いのチューリップを描くと、それぞれ違う。違うからそこで比較する。 葉の枚数は?形は?どんどん疑問が出てくる。 疑問が出てきたら、実際に調べてみようという流れになる。 意欲を高め、観察に向かう。見えていないことを言葉にすることで観察点が見えてくる。 佐々木昭弘先生セミナー2
国語教育とコラボする授業改善のポイント
問題と答えの関係を明確にしておく 温度の変わり方を3つに分ける 国語の文章と同じようにはじめ、中、終わりで書いてみる。 理科の実験結果を国語の時間に書かせる。「この間の実験を作文にしてみよう。」 ・友達と話し合ってもよい。 ・教科書やプリントなどの資料を見てもいいよ。 と言うと課題のハードルがぐっと下がり、子ども達も頑張って取り組める。 友達の真似でも、書けたという事実の積み重ねが力をつける。 真似している中にも取捨選択があり、思考につながる。 佐々木昭弘先生セミナー3
問題解決的な学習のバリエーション
2つの型がある。推理物を例にして 犯人が分からない。視聴者と一緒に問題を解決していくスタイル →ミステリー型問題解決(模擬授業:ものの燃え方) 犯人が最初から分かっている。視聴者は、犯人と主人公のやりとりの中から矛盾を見つけていくスタイル →サスペンス型問題解決(模擬授業:振り子の運動) 最後に 理科の授業で ・「事実」を問う→どうなる? ・「方法」を問う→どうする? ・「理由」を問う→どうして? どこにウェイトをかけるのか。 子どもが主体的になり対話が生まれる深い学びへ 2時間があっという間でした。「明日、理科の授業をしたい」という思いをアンケートに書かれた参加者がたくさんいました。ありがとうございました。 |
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