第5回は、11月16日13時〜15時です。講師は、インクルーシブ教育の専門家『野口晃菜先生』です。ぜひご参加ください。

宇野弘恵先生セミナー まとめ1

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 6月17日に宇野弘恵先生(北海道旭川市公立小学校教諭)をお迎えし、『女性ならではの学級づくり』というテーマで語っていただきました。ここで、その一部をご紹介します。
 セミナーでは、まず宇野先生の今までの経験をお話しいただきました。教師には厳しさが必要であると認識していて、児童が指示を出し、他の児童がそれを受けて動く、指導を厳しくする掃除をしていたそうです。しかし、ある先生から「だれのための指導なんだろうね。」と言われたことから、規律をもとにした、指導の必要性を考えるようになったそうです。

宇野弘恵先生セミナー まとめ2

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 その中で、お話されたのが「かくれたカリキュラム」です。教師の行動・言動が知らず知らず児童に影響を与えてしまう怖さを教えていただきました。例えば朝の会の時間が終わっているにもかかわらず、自転車の乗り方についての話を終わらない教師がいたとします。教師は、大切な事だからと話しているつもりですが、聞いている児童は、『時間は守らなくてもいいんだ。』と感じているかもしれません。他にも教師が無意識に伝えてしまっていることはないか、周りの人と話し合うことで、様々な例を考えることができました。

宇野弘恵先生セミナー まとめ3

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 また、具体的な例を挙げて、指導が難しい児童への対応をお伝え頂きました。クラスの中で、児童が承認されるためには、
 ・ 教師も子どももばかにしない、軽々しくしない、しらけない。
 ・ 当たり前が、当たり前に成立する。
 ・ 規律、ルールがしっかりしている。
 ・ 教師と児童の信頼関係ができている。
 ことが必要になり、これらを通して、「規律の中での自由」を先生と児童が共有し、いい学級へとなることをお示しいただいた。ただ、気をつけなければならないことは、教師=リーダーであり、教師=支配者になっていないか。「誰のための指導」になっているかを意識しなければならないことを問いかけていました。


宇野弘恵先生セミナー まとめ4

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 今回のセミナーは、講師の話を聞くだけでなく、初めに席替えを行い、普段関わりのない人同士でお互いの経験を話し合い、考え方を共有することで、自分自身の教師観を振り返ることができたセミナーだったように思います。女性教師として、力で押し通すのではなく、誰も排除されない、誰もが存在を喜ばれる学級にするための一考察をお話しいただいき、とても有意義な時間を過ごすことができました。
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