今日の給食は、「まご和やさしい食の日」の献立です。
麦ご飯 かつおの香味揚げ キャベツの梅おかかあえ 若竹汁 牛乳 です。
毎月19日の食育の日にあわせて、「ま・ご・わ・や・さ・し・い」の食べ物がそろった和食献立を紹介しています。
ま=(豆・大豆製品)、ご=(ごま・ナッツ類)、わ=(わかめなどの海藻類)、や=(野菜)、さ=(魚)、し=(椎茸などのきのこ類)、い=(芋類)です。
日本人が昔から食べてきた食材をそろえると自然とバランスがよくなります。
今日の「さ」=魚は、旬のかつおです!
江戸時代の俳句の名人、山口素堂(やまぐちそどう)が、初夏の風物詩を読んだ有名な俳句があるので紹介します。
『目には青葉、山ほととぎす初鰹(はつがつお)』
聞いたことはありますか?
目には、さわやかな新緑を、耳には、山で鳴くほととぎすのうつくしいさえずり、そして、口では、おいしい初がつおを味わう。
初ものを食べることが、江戸時代では、意気でかっこいいとされていました。中でも初がつおは、とても人気があって値段も高価なものでした。
かつおの旬は初鰹と戻り鰹の2回あって、この時期とれるのは初鰹(はつがつお)と呼んでいます。脂が少なくてサッパリしています。高たんぱく、低脂肪のヘルシー食材です。茶色い部分の『血合い』の部分には、鉄分、ビタミンA、B1、B2、B12などが含まれ、その栄養価の高さはレバー並みといわれます。生活習慣病や貧血予防、骨粗しょう症の予防に役立つ優秀な食材です。ニンニク、しょうがの香りが効いていますね。みんなで食べれば、においも大丈夫!
筍は今年採れた旬のたけのこです。若竹汁も味わってください。