【6/15曽山和彦先生2】・「はい、そこまでにしよう。」と言って、話をやめられれば、小学校低学年は「えらいね」等の褒め言葉がなじむ。しかし、中学生の担任をしたときに褒めたら、「先生、慰めはやめてください。」と言われたこともある。年齢や発達段階によっては褒め言葉はなじまない。 ・「はい、そこまでにしよう。」「ありがとう。」思いは同じでも相手に応じてかける言葉は違う。 〜人とのかかわり不足の子どもたち〜 ・取り巻く環境の変化で三間(時間・空間・仲間)が消失。 ・3つのスクリーン(テレビ・携帯電話・パソコン)→人との関わりも奪われた。 ・本・食材までもネットで届く時代になり、一言も話さない時もある。 ・人との関わりが量的にも、質的にも変わってきている。→ソーシャルスキルが弱まる ・その結果二極化した行動に出る子ども達の出現 自尊感情がない子どもは、自分が消える→学校不適応、不登校 あるいは相手を消す→ねたみ・恨み→いじめ・学級崩壊させようとする。 以前なら個性的な子達が多くても人との関わりの中でおさまっていた。個性豊かなメンバーが多いが、学級崩れていない。先生が大声で押さえているわけでもない。 (例)『ちびまる子ちゃん』 昭和40年生まれの設定。 そのキャラクターは個性的。http://chibimaru.tv/chara/ 【6/15曽山和彦先生1】
参加者102名。とてもわかりやすい講演で参加者の満足度100%。明日から使えるスキルがいっぱいありました。今回は、本の書名にもなっている「時々、“オニの心”が出る子どもにアプローチ 学校がするソーシャルスキル・トレーニング」について語っていただきました。セミナーの様子は【6/15曽山和彦先生2〜9】をご覧ください。また、アンケート結果は、ここをクリックすると見ることができます。
【第2回】「曽山和彦先生」登壇
■日時 6月15日(日)10時〜12時
■会場 大口町立大口中学校 ■講師 曽山和彦先生(名城大学大学院准教授) ■演題 「時々、“オニの心”が出る子どもにアプローチ 学校がするソーシャルスキル・トレーニング」 ■講師の紹介 東京都、秋田県の養護学校教諭、秋田県教育委員会指導主事、管理主事を経て現職。全国各地の教育関連研修・講演会講師を務める。学校におけるカウンセリングを考える会代表。子どもが時々出す“ オニの心”(自分勝手な振る舞い、わがままな行為)を鎮める・鎮め方を教える時期は、児童期をおいて他にない―と主張。学級集団という、人と人がかかわる場を活用しながら、「教えるべき時に教える」「人とかかわる楽しさの中で教える」を大切にするソーシャルスキル・トレーニングを紹介していただきます。皆様、ふるってご参加ください。 ◎Hp:http://www.pat.hi-ho.ne.jp/soyama/ ◎Blog:http://kazuencounter.blog.fc2.com/ 【5/10大前暁政先生5】理科の授業の授業づくり〜大切にしていること〜
【その1】子どもが素通りしてしまう知識に気づかせる(心理的盲点)
・「シロクマの足跡」の写真を見せる はじめは「大きい」「爪のあとがある」という感想しかないが、「氷は危険なので、前足でついたところに後ろ足をもっていくので2こある」というと見えてくる。これが心理的盲点。ほうっておいたら気づかないことに気づかせる。 【その2】問題解決の力をつける(3つの力) 「比べる」「因果関係を考える」「規則性(法則性)を探し出す」の3つの力が大事である。 特に「比べる」が大事である。 例・モンシロチョウは2種類ある。雄と雌である。 ・ものの燃え方の実験は、酸素50%二酸化炭素50%はやるが実際の空気ではやらない。実際の空気と比較しなければいけない。 【その3】探究 わかった状態からわからない状態へ 例 振り子の実験 糸の長さの同じ振り子があります。2つの振り子を、別々の高さから同時にスタートさせます。まっすぐぶら下げた下敷きあたるのは、どちらが速いでしょう。 実は同時に当たる。子どもには衝撃的だ。変だなと思って調べる。 【その4】問題意識を探り、授業で扱う 磁石を小さくすると、どうなる? 小さくしても,磁力はそのまま残っている。 しかし,元の大きさに集めても,磁力は回復しない。おかしいなと思う。 磁石の性質に気付かせることができる。 子どもの問題意識を探るために,疑問や調べてみたいことを尋ねることが大切。 その他、「実感」や「答えのない問い」などを大切にしてきた。 当日はもっと多くの例を出して説明をされました。詳しくは、大前先生の書籍を参考にされるとよいと思います。 あっという間の2時間。大前先生、ありがとうございました。 大前暁政先生のhp http://www.nexyzbb.ne.jp/~omae/index3.htm 【5/10大前暁政先生4】理科の授業の授業づくり〜大切にしていること〜
ポイントは次の4点
1 疑問をもたせる 2 自由に、多面的に調べさせる 3 班での協力体制 4 結果をまとめ、考察させる 上の写真は、ペットボトルに穴をあけた。一番左は小さい穴で右へいくほど大きい穴になる。さて問題。ペットボトルに水を入れてふたをします。穴から水は出るでしょうか? 【5/10大前暁政先生3】学級づくりの筋道〜学級マネジメントの方法論と実践〜
◎学級マネジメント(システム)の流れ
1 目標を決定する 2 手立てを決定する 3 実行する 4 評価・改善しながら継続する 【1について】 3月の時点で、どういった姿になっていればよいのかの目標を決める。 私の立てた目標「どの子にも自信を持たせ、友達と協力しながら努力を続ける子を育成する」 この目標を次の3つのカテゴリーで具体化する。 ・子ども個人の成長(挨拶は自分からする…など10項目) ・集団づくり(男女仲良く遊ぶ…など5項目) ・授業の学力向上(平均点90以上…など5項目) 目標をなぜ立てるか。教師のイメージ以上にはならないから。だからできるだけ高い目標にした。私は陸上記録会で優勝すると宣言した。保護者にも言ったから逃げ場がない。教師も子どもも努力するようになる。だから目標を立てて努力することが大切である。 【3について】 気をつけることは3つ。 ・いろいろやってみること ・あきらめないこと。 ・教師の自己責任。子どもが伸びなかった原因を子どものせいにしないこと。 【4について】 目標が達成できたかどうか評価する。できなかったら反省する。 「目標が高すぎた」、「手立てが悪かった」、たいていこの2つ。どれも教師の責任。 マネジメントは、この4つをはっきりさせること。大学で大切にしているのは1の理論だけ。手立てと実行は教えない。私は、手立てと実行を教えるべきだと言っている。 【5/10大前暁政先生2】学級づくりの筋道〜学級マネジメントの方法論と実践〜
「『学級づくり』の中身とは何か?」と聞くと、「学級目標づくり、日直・当番・係システム、集団づくり、話し合い活動、イベント…など」と答える方が多い。
これらを整理したい。整理するには視点が必要。 ・システム(マネジメント+系統) ・全体的(理念) ・具体的(技法) この3つの視点が大切である。 【5/10大前暁政先生1】「学級づくりの道筋」と「理科の授業づくり」について語る
大前暁政先生。若い頃からたくさん本を出し、5年前から本セミナーの講師にと声をかけてきました。やっと夢が実現しました。
参加者132名。とても内容が濃く、学びの多いセミナーでした。今回は「学級づくりの道筋」と「理科の授業づくり」について語っていただきました。セミナーの様子は【5/10大前暁政先生2〜5】、アンケート結果は、ここをクリックすると見ることができます。 【第1回】「大前暁政先生」登壇
■日時 5月10日(土)13時〜15時
■会場 大口町立大口中学校 ■講師 大前暁政先生(京都文教大学准教授) ■演題 「理科の授業づくり」と「学級づくりの筋道」 ■講師の紹介 1977年岡山県生まれ。岡山大学大学院教育学研究科(理科教育)修了後、公立小学校教諭を経て、2013年4月より京都文教大学准教授に就任。教師の仕事は「どの子も可能性をもっており、その可能性を引き出し伸ばすこと」であるという。著書は「若い教師の成功術(学陽書房)」「理科の授業が楽しくなる本(教育出版)」「プロ教師直伝!授業成功のゴールデンルール(明治図書)」「プロ教師の「折れない心」の秘密〜悩める教師への50のアドバイス〜(明治図書)」など多数。現場を知る大学の先生の中で、今最も注目されている先生である。皆様、ふるってご参加ください。 ※大前先生のhp http://www.nexyzbb.ne.jp/~omae/syoukai.htm |
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