第5回は、11月16日13時〜15時です。講師は、インクルーシブ教育の専門家『野口晃菜先生』です。ぜひご参加ください。

横山浩之先生3

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書き方は、決まっている。現実的であること、理解可能であること、観察・測定可能であること、行動的であることです。

横山浩之先生2

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教育目標分類学では、教育目標は一般目標と行動目標に分けて書かれる。一般目標は「めあて」、行動目標は「てだて」ということができる。実際に授業案を見ていると、これは一般目標なのか、行動目標なのかが混乱している。

横山浩之先生1

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はじめに、教育目標分類学の話からはいる。「問題解決学習」を説明するには、実は、これだけの表を踏まえて言わなければならない。みなさんは、自分でカリキュラムを作ることはない。私は、今やっているがたいへんだ。授業づくりでは、この考え方が大切である。

【6/15曽山和彦先生9】

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〜まとめ〜
ルール違反を見逃さない。やりにくいというメッセージを伝える。
ルールを守っているときを見逃さずに褒める。
かける言葉をためておく。
やり続ければミラクルあり。あきらめないことが教師の大切な資質

〔質疑応答〕
【質問】分かっていてこちらの反応・見方をみている場合、どうアプローチしたらいいか?
【回答】
座ったり、状態が変わったりした時、動きを変えたとき→それが例外
「例外探し」の対応法を使う。繰り返しやってみる。一回きりで終わらない。

【質問】特別支援学級において、大人が見ていないときに暴力をふるう子への対応は?
【回答】
オニの心がでる理由:「厳しくやっていると、爆発することがある」
矛先が友達に向かっている、時には教師に
いいところを見つける
クラスの中で気になる子がいても、その子ばかりに声をかけてはいけない。周りの子が声をかけてもらう機会がなくなる。
他の先生からも声をかけてもらえるようにすることが大切。

【6/15曽山和彦先生8】

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〜東の大関「リフレーミング」〜
 見方次第で悩みは消える→まずは子どもの思いを受けてみる。見方を換えるといいところ探しになる
 優柔不断→しっかり考えている
 おしゃべり→明るさ
 気が小さい→優しい・繊細
 ※アドバイスで元気にならない子もいる「でも、先生はそう思うよ」と自分の考えは伝える

〜西の大関「例外探し」〜
 「問題」が100%と思いがちだが、すべてが否定的であることはない。例外を探しましょう。

【6/15曽山和彦先生7】

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〜東の横綱「いいところ探し」〜
 10歳頃、思春期までは褒めがなじむ。それ以降は、勇気づけの言葉(ありがとう、嬉しい、助かった)や、肯定アイメッセージがなじむ。
 肯定ユーメッセージ 「あなた(You)の行動がいいよ。」
 肯定アイメッセージ 「わたし(I)はうれしかったよ こんなところが。」

〜西の横綱「対決アイメッセージ」〜
 私が困っていること、嫌なことを伝える

【6/15曽山和彦先生6】

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〜「人づきあいのコツを学ぶSST」〜
二者択一で、必ず、どちらかを選び、簡単な理由をスピーチする。
1 社長 or 副社長
2 布団 or ベッド
3 朝  or  夜
4 都会 or 田舎
5 いちごケーキ or いちご大福

私は「社長がいい。なぜなら、・・・・」次の人へ
みんなが一つの話題を言ったら、次の話題へ。
「都会が好き。田舎は何も無いから。」はNG。都会のよさを伝える。
その後、井戸端会議をやればいい(SGEとして展開)。
(学校での実践例)
・毎週金曜日の朝、10分 1週目 2週目 メンバー変えて 3週目 お題変えて
・帰りの会で実践 「他の教科でもさらっと褒める」
 ※ 火が消えてしまってはだめ。打ち上げ花火にならないことが重要
 ※ 「バージョンアップ版」として、お題も決めさせる。お題が考えられないグループには他グループから紹介してもらい「〜だって」とつなげていく。

【6/15曽山和彦先生5】

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〜ソーシャルスキルの教え方〜
まずは型を身につける
 型をしっかり身につけたあと、技
 悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ
 幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ。→笑顔はうつる

〜「教える」・「考えさせる」分岐点〜
 思春期になるまでは教える
  思春期はいつスタート? 第二次性徴が始まる頃。女子は4年生くらいで思春期に入る子がいる。男子は思春期に入るのが遅めであり、思春期前段階、思春期段階の子が混在する5,6年生は言葉のかけ方が難しい。 
  中学生の場合・・・直接ほめるのではなく、「かげほめ」が効果的。
      「校長先生がね・・・。」「部活の先生がね・・・。」言っていたよ。

【6/15曽山和彦先生4】

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【SST&SGE演習「アドジャン」】
・方法…各グループで 
・ねらい…あいさつ・話し方・聴き方(うなずき・目線・表情)・声量などのトレーニングとして行う(SSTとして)。
聞き返しの質問はしない・うなずくだけ・答えは簡潔に
 一通り回ったら、「アドジャン」
 ※「うなずき」・・・先生以上のうなずきを。「うなずき名人多いな」「うなずき増えたね」と言って励ます
次は、先程いった事について質問をしてみる。井戸端会議。「自分、他者、人生」に出会う(エンカウンター)SGEとしても展開できる。
先ほどいったことについて深める。1グループで2分間。
一人の人が話しすぎない。お互いに話をふっていく。
関係作りの第一歩は、相手への関心から始まる。
※山本五十六「してみて、言ってきかせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」

【6/15曽山和彦先生3】

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〜自分、他者、互いを大切にできる子どもを育てたい!〜
・自分にOKと言えなければ、他者にはOKとは言えない。
・ソーシャルスキルを育もう。→「人は人の中でしか人になれない」
・家庭の力、地域の力が弱くなっている→学校の教員が最後の砦

〜望ましい集団づくり〜
 学級を居場所にする  縦糸「教師と子ども」と横糸「子ども同士」
 ・縦糸だけでもうまくいかない。横糸だけでもうまくいかない。
 ・ルールとふれあい(リレーション)・・・本音が言える関係の二つが必要
 ・ラポート(信頼関係・4月は浅い)からリレーションへ
  (NOがいえない関係から本音をいっても嫌われない関係へ)
  (例)付き合い始めた男女の関係(ラポート)→夫婦の関係(リレーション)
  そのためには、「関わる」「関わらせる」しかない。
  ペア・グループを使わないともったいない。ちょっとでもいいので。

【6/15曽山和彦先生2】

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〜相手に応じた言葉かけ〜
・「はい、そこまでにしよう。」と言って、話をやめられれば、小学校低学年は「えらいね」等の褒め言葉がなじむ。しかし、中学生の担任をしたときに褒めたら、「先生、慰めはやめてください。」と言われたこともある。年齢や発達段階によっては褒め言葉はなじまない。
・「はい、そこまでにしよう。」「ありがとう。」思いは同じでも相手に応じてかける言葉は違う。

〜人とのかかわり不足の子どもたち〜
・取り巻く環境の変化で三間(時間・空間・仲間)が消失。
・3つのスクリーン(テレビ・携帯電話・パソコン)→人との関わりも奪われた。
・本・食材までもネットで届く時代になり、一言も話さない時もある。
・人との関わりが量的にも、質的にも変わってきている。→ソーシャルスキルが弱まる
・その結果二極化した行動に出る子ども達の出現
 自尊感情がない子どもは、自分が消える→学校不適応、不登校
 あるいは相手を消す→ねたみ・恨み→いじめ・学級崩壊させようとする。
 以前なら個性的な子達が多くても人との関わりの中でおさまっていた。個性豊かなメンバーが多いが、学級崩れていない。先生が大声で押さえているわけでもない。
 (例)『ちびまる子ちゃん』 昭和40年生まれの設定。
 そのキャラクターは個性的。http://chibimaru.tv/chara/ 

【6/15曽山和彦先生1】

参加者102名。とてもわかりやすい講演で参加者の満足度100%。明日から使えるスキルがいっぱいありました。今回は、本の書名にもなっている「時々、“オニの心”が出る子どもにアプローチ 学校がするソーシャルスキル・トレーニング」について語っていただきました。セミナーの様子は【6/15曽山和彦先生2〜9】をご覧ください。また、アンケート結果は、ここをクリックすると見ることができます。
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【第2回】「曽山和彦先生」登壇

■日時 6月15日(日)10時〜12時
■会場 大口町立大口中学校
■講師 曽山和彦先生(名城大学大学院准教授)
■演題 「時々、“オニの心”が出る子どもにアプローチ
    学校がするソーシャルスキル・トレーニング」
■講師の紹介
東京都、秋田県の養護学校教諭、秋田県教育委員会指導主事、管理主事を経て現職。全国各地の教育関連研修・講演会講師を務める。学校におけるカウンセリングを考える会代表。子どもが時々出す“ オニの心”(自分勝手な振る舞い、わがままな行為)を鎮める・鎮め方を教える時期は、児童期をおいて他にない―と主張。学級集団という、人と人がかかわる場を活用しながら、「教えるべき時に教える」「人とかかわる楽しさの中で教える」を大切にするソーシャルスキル・トレーニングを紹介していただきます。皆様、ふるってご参加ください。

◎Hp:http://www.pat.hi-ho.ne.jp/soyama/
◎Blog:http://kazuencounter.blog.fc2.com/

【5/10大前暁政先生5】理科の授業の授業づくり〜大切にしていること〜

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【その1】子どもが素通りしてしまう知識に気づかせる(心理的盲点)
・「シロクマの足跡」の写真を見せる
はじめは「大きい」「爪のあとがある」という感想しかないが、「氷は危険なので、前足でついたところに後ろ足をもっていくので2こある」というと見えてくる。これが心理的盲点。ほうっておいたら気づかないことに気づかせる。

【その2】問題解決の力をつける(3つの力)
「比べる」「因果関係を考える」「規則性(法則性)を探し出す」の3つの力が大事である。
特に「比べる」が大事である。
例・モンシロチョウは2種類ある。雄と雌である。
・ものの燃え方の実験は、酸素50%二酸化炭素50%はやるが実際の空気ではやらない。実際の空気と比較しなければいけない。

【その3】探究 わかった状態からわからない状態へ
例 振り子の実験
糸の長さの同じ振り子があります。2つの振り子を、別々の高さから同時にスタートさせます。まっすぐぶら下げた下敷きあたるのは、どちらが速いでしょう。
実は同時に当たる。子どもには衝撃的だ。変だなと思って調べる。

【その4】問題意識を探り、授業で扱う
磁石を小さくすると、どうなる?
小さくしても,磁力はそのまま残っている。
しかし,元の大きさに集めても,磁力は回復しない。おかしいなと思う。
磁石の性質に気付かせることができる。
子どもの問題意識を探るために,疑問や調べてみたいことを尋ねることが大切。

その他、「実感」や「答えのない問い」などを大切にしてきた。

当日はもっと多くの例を出して説明をされました。詳しくは、大前先生の書籍を参考にされるとよいと思います。
あっという間の2時間。大前先生、ありがとうございました。

大前暁政先生のhp http://www.nexyzbb.ne.jp/~omae/index3.htm

【5/10大前暁政先生4】理科の授業の授業づくり〜大切にしていること〜

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ポイントは次の4点
1 疑問をもたせる
2 自由に、多面的に調べさせる
3 班での協力体制
4 結果をまとめ、考察させる

上の写真は、ペットボトルに穴をあけた。一番左は小さい穴で右へいくほど大きい穴になる。さて問題。ペットボトルに水を入れてふたをします。穴から水は出るでしょうか?
答えは…

【5/10大前暁政先生3】学級づくりの筋道〜学級マネジメントの方法論と実践〜

◎学級マネジメント(システム)の流れ
1 目標を決定する
2 手立てを決定する
3 実行する
4 評価・改善しながら継続する
【1について】
3月の時点で、どういった姿になっていればよいのかの目標を決める。
私の立てた目標「どの子にも自信を持たせ、友達と協力しながら努力を続ける子を育成する」
この目標を次の3つのカテゴリーで具体化する。
・子ども個人の成長(挨拶は自分からする…など10項目)
・集団づくり(男女仲良く遊ぶ…など5項目)
・授業の学力向上(平均点90以上…など5項目)
目標をなぜ立てるか。教師のイメージ以上にはならないから。だからできるだけ高い目標にした。私は陸上記録会で優勝すると宣言した。保護者にも言ったから逃げ場がない。教師も子どもも努力するようになる。だから目標を立てて努力することが大切である。
【3について】
気をつけることは3つ。
・いろいろやってみること
・あきらめないこと。
・教師の自己責任。子どもが伸びなかった原因を子どものせいにしないこと。
【4について】
目標が達成できたかどうか評価する。できなかったら反省する。
「目標が高すぎた」、「手立てが悪かった」、たいていこの2つ。どれも教師の責任。

マネジメントは、この4つをはっきりさせること。大学で大切にしているのは1の理論だけ。手立てと実行は教えない。私は、手立てと実行を教えるべきだと言っている。
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【5/10大前暁政先生2】学級づくりの筋道〜学級マネジメントの方法論と実践〜

「『学級づくり』の中身とは何か?」と聞くと、「学級目標づくり、日直・当番・係システム、集団づくり、話し合い活動、イベント…など」と答える方が多い。
これらを整理したい。整理するには視点が必要。
・システム(マネジメント+系統)
・全体的(理念)
・具体的(技法)
この3つの視点が大切である。
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【5/10大前暁政先生1】「学級づくりの道筋」と「理科の授業づくり」について語る

大前暁政先生。若い頃からたくさん本を出し、5年前から本セミナーの講師にと声をかけてきました。やっと夢が実現しました。
参加者132名。とても内容が濃く、学びの多いセミナーでした。今回は「学級づくりの道筋」と「理科の授業づくり」について語っていただきました。セミナーの様子は【5/10大前暁政先生2〜5】、アンケート結果は、ここをクリックすると見ることができます。
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【第1回】「大前暁政先生」登壇

■日時 5月10日(土)13時〜15時
■会場 大口町立大口中学校
■講師 大前暁政先生(京都文教大学准教授)
■演題 「理科の授業づくり」と「学級づくりの筋道」
■講師の紹介
1977年岡山県生まれ。岡山大学大学院教育学研究科(理科教育)修了後、公立小学校教諭を経て、2013年4月より京都文教大学准教授に就任。教師の仕事は「どの子も可能性をもっており、その可能性を引き出し伸ばすこと」であるという。著書は「若い教師の成功術(学陽書房)」「理科の授業が楽しくなる本(教育出版)」「プロ教師直伝!授業成功のゴールデンルール(明治図書)」「プロ教師の「折れない心」の秘密〜悩める教師への50のアドバイス〜(明治図書)」など多数。現場を知る大学の先生の中で、今最も注目されている先生である。皆様、ふるってご参加ください。

※大前先生のhp http://www.nexyzbb.ne.jp/~omae/syoukai.htm
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