野口芳宏先生セミナー5
「多作、楽作、基礎基本」の3つを柱にした。
多作は「作文くん」を開発した。 基礎作文を読んでいて、送りがなや段落を見てこれではだめだと思ったときに作ったのが『楽しく書くための作文ワーク』基本は、これから話すワークで育てる。 日本は国語の授業が一番多い。低学年は、半日ぐらい国語をやるときがある。それくらいやっていて、大学生になって、段落も作られない。これは日本の国語教育の大きな問題である。 《作文ワークを使っての模擬授業》 野口芳宏先生セミナー4
野口の三多、2つ目は「楽作」
多作は辞書にあるが楽作はない。野口の造語。 楽作の対義後は「苦作」 作文指導はネタが問題。 ネタによって、子どもは面白がって書く。一番子どもが楽しんで書いたのは、「野口先生の欠点」。 また、一番広がったのは、「なりきり作文」。 多作と楽作で力が付くか?これは活動をさせているだけだ。活動させれば作文力が付くかというと、ある程度は付くが、それ以上は付かなくなる。 野口芳宏先生セミナー3
野口も三多を考えた。
第一が「多作」 作文が好きという子どもはまずいない。 とにかく書かせる。欠席すると、「僕の欠席した一日」という題で提出させる。遅刻も届けを直筆で書かせる。早退も文書決済。 書くことを日常化することが多作の原理だ。 【日直作文】 朝、日直が15分早く来て、自分の書いた作文を黒板に書く。 こうして毎朝やると、変な文を書かなくなる。 日直作文は、商量多と多作を兼ねたよい方法だ。 野口芳宏先生セミナー2
書くというのは、四つの活動の中で、もっとも高度で難しい。
文字で書くと、文字がうまいかへたかわかる。誤字脱字、言葉の使い方など、その人が全部出る。 作文力は、国語学力の総決算だ。一番大事なのは、作文力。 作文力が大事だというが、授業では一番やらない。 一番大事なのに、一番やらないのが「作文」。 作文力を付ける原則は3つ。 1 作多の原理 たくさん書くこと 2 看多の原理 たくさん読むこと。読まなくては作文力が付かない 3 商量多の原理 評価のこと 野口芳宏先生セミナー1
10月12日(土)に野口芳宏先生のセミナーを行いました。
野口先生に一日たっぷり、語っていただきました。 【午前の部】国語の模擬授業「作文ワークの話」 指導要領では、このように書かれている。 話すこと・聞くこと A領域 書くこと B領域 読むこと C領域 しかし、これはおかしい。 学力というのは、昔から「読み・書き・そろばん」。「読み」が最初だ。 しかし、「書く」→「読む」になっている。反対である。 一番の基礎は「聞く」。今の子どもは聞かない。 知読み、書き、そろばんは、読むがトップ。しかし、(指導要領では)一番下に来ている識を身につける基本は「聞く」。 そういう悪口を言ってから「書くこと」についての話をはじめる。 |
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