【5/12長瀬拓也6】「ライフヒストリー・アプローチ」との出会い
ライフヒストリー・アプローチを学ぶことによって、教師が今までどんな影響を受け、または、実践にはどんな出会いやきっかけや背景があったかを振り返ることは、新しい実践や教育活動のステップになる。即効性はないが、自己を見つめることによって、確実に成長できる方法である。
今、「ライフヒストリー・アプローチ」は、私の新しい研究分野。 【5/12長瀬拓也5】時間術からマネジメントへ・そこで、仕事の順位を決めた。時間の使い方も考えた。 ・しかし、これだけでは解決しなかった。 ・「成長する」ことが大切だと考えるようになった。 【5/12長瀬拓也4】私の初任者時代
私はすべてに一生懸命に取り組んだので体を壊した。
この悪循環が若い先生を苦しめる。 さてここで問題。 「生徒指導、授業、校務分掌、研修」のうち、どの仕事が一番大切ですか? (ここでグループワーク) 「授業」が多い。生徒指導が大変な学校へいくと、みんな「生徒指導」と言います。(笑) では、一番大切な仕事は? 【5/12長瀬拓也3】初任の先生の本音
「授業をよくしようと思っても授業にかける時間がない。」→『多忙』
○なぜ、そうなってしまうのか ・従来の指導法が通用しない。 ・保護者に説明しても受け止めてもらえない。 ・業務の多忙化や複雑化など ○教師の仕事の特徴 ・無境界性…仕事に終わりがない。子どものためを思えばいくらでも仕事はある。 ・多元性…種類の違う仕事を同時に行わねばならない。 ・複線性…仕事の順序がよく変わり、増える。(授業後、授業研究の準備をしていると、子どもの万引きの連絡が入る。「何で今…」と思うものの子どものことを優先しなくてはいけなくなる) 【参考文献】秋田喜代美「教職という仕事の性格」(『新しい時代の教職入門』有斐閣) ○増加する仕事量 ・校務分掌の負担(私は、担任・剣道部顧問・研究主任・情報担当など) ・外部からの仕事 ・指導の不成立の増加 ・保護者対応の増加 ・子ども以外での悩みの増加 【参考文献】家本芳郎『いきいき教師の仕事術−仕事サボりの教職学』学事出版 【5/12長瀬拓也2】本を書くきっかけ
初任の女教師の自殺。学級が苦しくなり、保護者からパッシングを受けて、死に至ったという。この状況を変えなければと思い、本を書き始めた。
◎2009年のデータ ・病気で退職1,893人(そのうち精神疾患940人) ・精神疾患で休職5,458人(病気休職者の6割以上) 【5/12長瀬拓也1】参加者114名。最年少講師に刺激を受ける「満足度100%」
今回は、岐阜・中津川市立蛭川中学校の長瀬拓也先生(31歳)を迎えて、セミナーを開催しました。
3年前から長瀬先生に講師を依頼していました。 「若い教師を変えるには若い講師」という信念のもと、やっと夢が実現しました。 演題は「教師のための成長戦略マネジメント 〜ライフヒストリー・アプローチをもとに〜」、参加者から高い評価をいただきました。 セミナーの様子は【5/12長瀬拓也2〜10】を見てください。 【第1回】長瀬拓也先生、新会場でフレッシュな先生
■日時 5月12日(土)14時〜16時
■講師 長瀬拓也先生(岐阜県公立中学校教諭) ■会場 本年度から「大口町立大口中学校」になりました ■講演タイトル 「教師のための成長戦略マネジメント」 −ライフヒストリー・アプローチをもとに− ■内容 長瀬先生の新任の頃の苦労話からはじまり、今どんなことにこだわって、学び続けているか、赤裸々に語ります。ワークショップを取り入れながら行う予定です。 学級経営で悩んでいる先生、授業で困っている先生、克服するヒントが得られると思います。ぜひご参加ください。 |
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