【青山新吾先生セミナー2】突然の転校生A児
学校現場にいたころの話。転校生A児が突然来た。何の情報もない状態だったが,登校してみると、そのA児がすごくやんちゃだということがわかった。
初日に教室からとびだしたA児。冷静に考えたら,初めてのクラスが怖かったのだろうが,その子の情報がなかったから,その時はわからなかった。子どもとは思えない暴言をはき,暴れるので,とりあえず本人と周りの安全を確保した。授業が空いている教師の誰かがつき合うことを繰り返す日々だった。とにかくつきあうことで、その子どものことを知ろうと考えた。そして10日くらいたって、関わりのある教員で集まった。先生方は困り果てていた。ある先生が,近くの民家の屋根をその子が歩いているところを発見した。声をかけると足を滑らせるかもしれない。でも,何も言わないといけないから,適度な距離感を保って声をかけることしかできなかったといったエピソードが多数語られた。 【青山新吾先生セミナー1】第5回 教師力アップセミナー
第5回のセミナー講師 青山 新吾 先生。
< 講師紹介 > 1989年より,小学校教諭,県教育庁指導主事を経て,現在,ノートルダム清心女子大学に勤務。障害のある子どもたちと向き合い,一人ひとりの子どもたちを大切にし,人と人とがつながりあえる教育の在り方を考え,追究。本セミナーでは,特別支援教育の視点を取り入れるという考え方,指導技術などを教えていただきました。 青山先生の言葉より 小学校に18年勤めていました。たまたま新任の時,通級指導教室に勤務しました。自閉症といわれる子と向き合う中で,通じ合う実感が持てないことに悩み,自閉症の子の魅力は何かについて考えていた。 【野口芳宏先生セミナー】 10 皇室の話(2)
日本は君主国。
天皇制が続いていること = 日本の世界に誇る価値。 伝統についてはしっかり伝えていくことが大切。 【野口芳宏先生セミナー】 9 皇室の話
タブーの話とされてきた、この話題に触れるのは私らしい。他では聞けないだろう・・という言葉ではじまりました。
私たちは、国の正式な名前すら分からない。 日本の国旗や、国歌、国蝶、国花、国鳥など、当然のことを知らせずにやってきている教育を戒める。 【野口芳宏先生セミナー】 8 野口先生指導
野口先生からの希望により、説話を最後に話していただくことになりました。
野口先生から、「説話の場面が一番感動的な場面だ。道徳というものは副読本を使うことなしに先生はどういう生き方をよしとしているのということを子どもたちは聞きたい。このような教師の実感的道徳を私たちは大切にしている。本当にこれを大切にしたいと思いやることが大切だと思う」「今回の授業は子どもの言語活動ではなく教師の言語活動となっていた。教師が子どもの言っていることを言うのでなく言わせるということが大切」 など、ご指導をいただき、充実した発表となりました。 【野口芳宏先生セミナー】 7 会員の発表
5年生の担任をしている加藤先生が道徳【宿題はありがとう】の授業の発表を行いました。
会員からは、発問の方法に少し工夫するといい、机間指導が丁寧で、子どもに寄り添って指導されている、宿題でやっているなら、ペアで広げて、ありがとう言われた時にどういう気持ちだったかを交流すると良いなど、様々な意見がだされました。 【野口芳宏先生セミナー】 6 質問タイム
最後に会員からの質問を受け付けた。
評価の仕方、音読の指導、板書の仕方、言語活動についてなど。 特に、言語活動の充実は、活性化と違う。「静かにしなさい」と注意するのは活性化のしすぎ。充実はしていない。 言語活動には、2つある。私的言語活動と公的言語活動。学校で行われているのは私的言語活動。今やっているのは、公的言語活動。 これを使い分けられること。改まった形にかえることが大切である。 【野口芳宏先生セミナー】 5 段落ごとの学力形成を考える
一段落から順番に、どんな学力を形成できるのか・・学習用語、教科内容、教材内容、学力形成の判定要素を、実例を使いながら、考えていった。
【野口芳宏先生セミナー】 4 形成の判定
学力とは、こうして判定できる。「形成の判定」
1 入手 獲得 2 訂正、修正 3 深化 統合 4 上達 進歩 5 反復 定着 6 活用 応用 【野口芳宏先生セミナー】 3 すがたをかえる大豆
効力感が薄い授業「向上的変容」がない。
分かっていることを、念のためと、「なぞりと確認」が多い。 これから、模擬授業で学力形成を明確にしていく。 すがたをかえる大豆」が題材名。 「説明の仕方を考えよう」これが単元名。 この題名(「すがたをかえる大豆」)で学力を形成していく。 「姿を変える大豆」と板書し、姿、変えるという漢字を教えることができる。 他にも、姿を変えるの類義語=変身、ダイズが大豆である理由など、題名だけでも学力が付く。 【野口芳宏先生セミナー】 2 効力感
では、国語の学力について考えよう。
国語の授業で学力が身に付いたと思った人は○、そうでないと思った人は×をノートに書きましょう。 ○だと思う人。この人は理想的な手の挙げ方だ。手は曲げるものではない。 断然×が多い。ざっと5対1で× 筆頭教科で一番授業時数が使われていて、これではだめ。 だからこそ、効力感が高い授業をしなければならない。 【野口芳宏先生セミナー】 はじめに1自分の時間とお金を使ってこういう勉強会に来る人はそれだけで一流。 熱心な方々に、今日の1日のお付き合いが役立つようにと願っている・・と素敵な言葉で始まったセミナー。 国語、社会、算数・数学、理科・・・教科は9つのうち、一番大事な教科を一つ挙げろというと、何を挙げますか? 「国語」以外を書く人はそうはいない。 大方は国語と書きます。 この国語のことを筆頭教科といいます。 |
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