【6/9鈴木明裕4】子どもに期待することは教師も行う
・まず教科書を読んでほしい。はじめてそれを学ぶ子どもと同じように読む。いろいろな方法で解いてみる。いろいろな疑問をもつ。
・知っていることが,かえって邪魔をすることがある。先生は一番いい方法を知っている。 ・教科書に書いてあることだけが子どもの発想ではない。 ・誤答はほとんど書かれてない。 ・授業では誤答が大事だ。 【中2平行線の問題】(上の写真の問題) ・ABに補助線を引いた子にどんな声かけをしますか? できない子がよく引く。これはだめっていう? ちょっと考えてみてください。 【6/9鈴木明裕3】教材研究と教科書の使い方
子どもの純粋な考え、多様な考え方をつぶさず、活かすための教材研究における教科書の使い方
1 子どもに期待することは教師も行う 2 広めたいことは「て・め・あたま」から考える 3 単元全体で考える 【6/9鈴木明裕2】算数・数学的活動について
○算数・数学的活動とは何か?
学習指導要領には、「児童・生徒が目的意識をもって主体的に取り組む算数・数学にかかわりのある様々な営み」とある。さらに,算数編には「授業に算数的活動を取り入れることの期待」,中学校編には「数学的活動の特性」が示されている。確認してほしい。 ○なぜ、算数・数学的活動をするのか? 中学校学習指導要領解説の「新たな知識の獲得や、より深い数学的認識は、自らの活動による数学的な経験に応じて得られるものであるから。」という言葉を大切にしたい。 ○なぜ、活動を重視するのか? 和田義信先生の言葉に, ・数学は教科書を見てわかるものではないし、人から聞いてわかるものでもない。自分でよく考えなければわからないものである。 ・だから先生方も、その肝心な考えるべきことを生徒によく考えさせないと、生徒は何を教わっているのかわからない。 というものがある。自分で考えるという活動を是非重視したいものである。 【6/9鈴木明裕1】参加者96人 「て・め・あたま」で教材研究を学ぶ
今回は岐阜聖徳学園大学准教授、鈴木明裕先生を迎え、「算数・数学の授業での教科書の使い方と役割−若い先生方のために−」をテーマにセミナーを開催しました。
参加者からは、キーワード「て・め・あたま」を意識して教材研究を進めたい等の感想が多数ありました。セミナーの様子は【6/9鈴木明裕2〜10】をご覧ください。 【第2回】若手教員必見セミナー、算数・数学の教科書の使い方を学びます
■日時 6月9日(土)10時〜12時
■講師 鈴木明裕先生(岐阜聖徳学大学准教授) ■会場 今年から「大口町立大口中学校」になりました ■講演タイトル 算数・数学の授業での教科書の使い方と役割 −若い先生方のために− ■内容 今回は、算数・数学の教科書の使い方を学びます。 どのように活用すると授業がよくなるのか、具体的に話をしたり考えたりします。 若手の先生方、ぜひご参加ください。 【5/12長瀬拓也10】楠本先生と対談、感想
最後に楠本輝之先生と対談。会場から質問・感想を受け、16時ちょうどに終了。
今回、長瀬先生のセミナーを聴き、実に多くの先生の名前が出てきた。そして著書も。 その中でも「若い教師のための読書術」は、長瀬先生のライフヒストリーがいっぱい詰まっている名著。ぜひお薦めしたい一冊である。 「成長は創造と破壊の中で生まれる」いっぱい本を読み、いいと思った実践を失敗を恐れず実行していきましょう。 セミナーのアンケート結果をご覧になりたい方は、ここをクリックしてください。 【5/12長瀬拓也9】成長戦略のキーワードは?
これからの時代は教師自身が成長しないといけない時代。
私にとって成長のキーワードは「書く」 皆さんの成長のキーワードは何ですか? (ワークシートに記入→スクランブル交流) どんなキーワードが出たと思いますか? 【5/12長瀬拓也8】私にとって「書く」とは『成長』
◎私にとって「書く」とは『成長』
・初任時代…現実から逃げるため、脱却するため。アイデアを生み出す場。 ・2・3年目…自分を高める場 ・学級通信の日刊化 ・ブログsmile circleスタート ・よいと思った実践をどんどんやるという破壊路線に進む。 ・4〜6年目…発信や社会変革の思い。著書発行。 ・「若い教師のための読書術(ひまわり社)」をはじめ4冊出版。 ◎発信することで受信できる→『成長』につながる ◎書くことは、教師にとってプラットホーム戦略 書いて発信する→新しいネットワークができる→新しい教育情報を取得→『成長』 【5/12長瀬拓也7】教師にとって「書く」とは?
「教師にとって『書く』とは、○○○である」
ワークシートに書いて、交流。 この交流を名づけて「スクランブル交流」という。 このスクランブル交流、参加者から高い評価。 ・受講者同士の交流が新鮮でよかった。 ・自分のことを見つめ直すきっかけになった。 ・自分以外の考えを聞くことができ、考えを深めることができた。 ・クラスでもやってみたい。などの感想が多数あり。 さて、会場から出てきた意見は、 ・思いを綴ったり残したり伝えたりするもの。 ・思考の見える化。 ・忘れないために記録に残す。 ・問題点・改善点を整理する。 ・考えをまとめる。 ・価値付ける。など 【5/12長瀬拓也6】「ライフヒストリー・アプローチ」との出会い
ライフヒストリー・アプローチを学ぶことによって、教師が今までどんな影響を受け、または、実践にはどんな出会いやきっかけや背景があったかを振り返ることは、新しい実践や教育活動のステップになる。即効性はないが、自己を見つめることによって、確実に成長できる方法である。
今、「ライフヒストリー・アプローチ」は、私の新しい研究分野。 【5/12長瀬拓也5】時間術からマネジメントへ・そこで、仕事の順位を決めた。時間の使い方も考えた。 ・しかし、これだけでは解決しなかった。 ・「成長する」ことが大切だと考えるようになった。 【5/12長瀬拓也4】私の初任者時代
私はすべてに一生懸命に取り組んだので体を壊した。
この悪循環が若い先生を苦しめる。 さてここで問題。 「生徒指導、授業、校務分掌、研修」のうち、どの仕事が一番大切ですか? (ここでグループワーク) 「授業」が多い。生徒指導が大変な学校へいくと、みんな「生徒指導」と言います。(笑) では、一番大切な仕事は? 【5/12長瀬拓也3】初任の先生の本音
「授業をよくしようと思っても授業にかける時間がない。」→『多忙』
○なぜ、そうなってしまうのか ・従来の指導法が通用しない。 ・保護者に説明しても受け止めてもらえない。 ・業務の多忙化や複雑化など ○教師の仕事の特徴 ・無境界性…仕事に終わりがない。子どものためを思えばいくらでも仕事はある。 ・多元性…種類の違う仕事を同時に行わねばならない。 ・複線性…仕事の順序がよく変わり、増える。(授業後、授業研究の準備をしていると、子どもの万引きの連絡が入る。「何で今…」と思うものの子どものことを優先しなくてはいけなくなる) 【参考文献】秋田喜代美「教職という仕事の性格」(『新しい時代の教職入門』有斐閣) ○増加する仕事量 ・校務分掌の負担(私は、担任・剣道部顧問・研究主任・情報担当など) ・外部からの仕事 ・指導の不成立の増加 ・保護者対応の増加 ・子ども以外での悩みの増加 【参考文献】家本芳郎『いきいき教師の仕事術−仕事サボりの教職学』学事出版 【5/12長瀬拓也2】本を書くきっかけ
初任の女教師の自殺。学級が苦しくなり、保護者からパッシングを受けて、死に至ったという。この状況を変えなければと思い、本を書き始めた。
◎2009年のデータ ・病気で退職1,893人(そのうち精神疾患940人) ・精神疾患で休職5,458人(病気休職者の6割以上) 【5/12長瀬拓也1】参加者114名。最年少講師に刺激を受ける「満足度100%」
今回は、岐阜・中津川市立蛭川中学校の長瀬拓也先生(31歳)を迎えて、セミナーを開催しました。
3年前から長瀬先生に講師を依頼していました。 「若い教師を変えるには若い講師」という信念のもと、やっと夢が実現しました。 演題は「教師のための成長戦略マネジメント 〜ライフヒストリー・アプローチをもとに〜」、参加者から高い評価をいただきました。 セミナーの様子は【5/12長瀬拓也2〜10】を見てください。 【第1回】長瀬拓也先生、新会場でフレッシュな先生
■日時 5月12日(土)14時〜16時
■講師 長瀬拓也先生(岐阜県公立中学校教諭) ■会場 本年度から「大口町立大口中学校」になりました ■講演タイトル 「教師のための成長戦略マネジメント」 −ライフヒストリー・アプローチをもとに− ■内容 長瀬先生の新任の頃の苦労話からはじまり、今どんなことにこだわって、学び続けているか、赤裸々に語ります。ワークショップを取り入れながら行う予定です。 学級経営で悩んでいる先生、授業で困っている先生、克服するヒントが得られると思います。ぜひご参加ください。 |
|