第6回は、1月25日10時〜12時です。講師は、理科教育の第一人者である『鳴川哲也先生』です。ぜひご参加ください。

【第3回】「お笑い」「フォロー」「厳しく叱る」中村式学級づくりを語る、若手教員必見

■日時 9月8日(土)10時〜12時
■講師 中村健一先生(山口県公立小学校教諭)
■会場 今年から「大口町立大口中学校」になりました
■講演タイトル
「お笑い」「フォロー」、そして「厳しく叱る」で安心感のある学級をつくる!
■内容
子どもたちの心をつかみ、笑顔あふれる学級をつくる方法を伝授します。

若手の先生方、ぜひご参加ください。

【6/9鈴木明裕10】若い先生方へメッセージとアンケート結果

 若い先生方、授業をビデオに撮り、寄稿してほしい。子どもの発言を一字一句おこす。余分なことを言っていないか、子どもの声を大切にしているか、分かったつもりではないか、そこから見えてくるものがいっぱいある。信頼できる先生や先輩に見てもらい指導を受けてほしい。
 なお、セミナーのアンケート結果をご覧になりたい方は、ここをクリックしてください。

【6/9鈴木明裕9】教科書の使い方と役割

 困ったときに戻れる一番場所が教科書である。
 表表紙から裏表紙まで読んでほしい。興味深い絵、学習の進め方、ノートの取り方まで丁寧に書いてある。
 教科書を自分なりにうまく使うことが大切だ。

 この表紙の図は何を意味しているのかな?
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【6/9鈴木明裕8】単元全体で考える

 新しい「評価規準の作成のための参考資料」で、以前と大きく変わった点。
・評価の観点が変更になった。表現に対する考え方が変わった。表現は、数学的な考え方に入る。
・毎時間行う評価から、単元全体で考える評価へ変更。以前は、毎時間4観点を評価していた。
・評価規準で、「◎」は全員の状況を見取り、記録に残す。「○」は必要に応じて記録をすることになった。
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【6/9鈴木明裕7】「まとめ」を考える

まとめは、次の3つから考えてほしい。
1 問題、課題に対するまとめ
2 新たに獲得した知識や技能に関するまとめ
3 この授業で何を学んだかに対するまとめ

 なぜこんなことをいうかというと,授業参観をしていて,子どもに取り組ませた問題や課題(めあて)に応えないまま,教師の教えたいことをまとめて終わっていたり,問題や課題に対するまとめはあるけど,教科書の太字や枠囲いで書かれている内容や吹き出しで示されている考え方がまとめられず,黒板に書かれないから,子どものノートにも書かれてなかったりする授業があるからである。
 まとめは教師の指導のねらいと一致する。
 教科書をどう読み、子どもの育ちの状況をどうとらえたかで「まとめ」を考える。
 教師のねらいや子どもの育ちの状況により、強弱をつける。子どもの言葉でまとめ、板書し、教師の一言を加えるとよい。
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【6/9鈴木明裕6】キーワード「て・め・あたま」から考える

・手は操作。操作的理解、操作的表現ということ。
・目は映像。
・頭は言語、概念。算数・数学では、数式表現も入る。

【小5平均の問題】を「て・め・あたま」で考えるとどうなるか。
・「て」は、実際の本を持ってきてならしてみる。(上の写真)
・「め」は、線分図にしてみる。右から4番目の実線になる。(下の写真)
・「あたま」は、教科書の通り、(6+7+5+0+8)÷5=5.2
ならすなら、6−5=1、7−5=2、5−5=0、8−5=3、1+2+0+3=6、6−5=1、1÷5=0.2、5+0.2=5.2
「あたま」の式にある数が、「て」や「め」のどこに表れているかを考えさせることが大切である。

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【6/9鈴木明裕5】「小5平均の問題」を使って教材研究とは・・・

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教科書そのままだと、
(6+7+5+0+8)÷5
この式は、先生にとって何の不思議もない。
しかし、子どもの目から見たらどうか?子どもの考えを予想してみてください。
答えは…

【6/9鈴木明裕4】子どもに期待することは教師も行う

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・まず教科書を読んでほしい。はじめてそれを学ぶ子どもと同じように読む。いろいろな方法で解いてみる。いろいろな疑問をもつ。
・知っていることが,かえって邪魔をすることがある。先生は一番いい方法を知っている。
・教科書に書いてあることだけが子どもの発想ではない。
・誤答はほとんど書かれてない。
・授業では誤答が大事だ。

【中2平行線の問題】(上の写真の問題)
・ABに補助線を引いた子にどんな声かけをしますか?
できない子がよく引く。これはだめっていう?
 ちょっと考えてみてください。
答えは…

【6/9鈴木明裕3】教材研究と教科書の使い方

 子どもの純粋な考え、多様な考え方をつぶさず、活かすための教材研究における教科書の使い方
1 子どもに期待することは教師も行う
2 広めたいことは「て・め・あたま」から考える
3 単元全体で考える
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【6/9鈴木明裕2】算数・数学的活動について

○算数・数学的活動とは何か?
 学習指導要領には、「児童・生徒が目的意識をもって主体的に取り組む算数・数学にかかわりのある様々な営み」とある。さらに,算数編には「授業に算数的活動を取り入れることの期待」,中学校編には「数学的活動の特性」が示されている。確認してほしい。

○なぜ、算数・数学的活動をするのか?
 中学校学習指導要領解説の「新たな知識の獲得や、より深い数学的認識は、自らの活動による数学的な経験に応じて得られるものであるから。」という言葉を大切にしたい。

○なぜ、活動を重視するのか?
 和田義信先生の言葉に,
・数学は教科書を見てわかるものではないし、人から聞いてわかるものでもない。自分でよく考えなければわからないものである。
・だから先生方も、その肝心な考えるべきことを生徒によく考えさせないと、生徒は何を教わっているのかわからない。
というものがある。自分で考えるという活動を是非重視したいものである。
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【6/9鈴木明裕1】参加者96人 「て・め・あたま」で教材研究を学ぶ

 今回は岐阜聖徳学園大学准教授、鈴木明裕先生を迎え、「算数・数学の授業での教科書の使い方と役割−若い先生方のために−」をテーマにセミナーを開催しました。
 参加者からは、キーワード「て・め・あたま」を意識して教材研究を進めたい等の感想が多数ありました。セミナーの様子は【6/9鈴木明裕2〜10】をご覧ください。

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【第2回】若手教員必見セミナー、算数・数学の教科書の使い方を学びます

■日時 6月9日(土)10時〜12時
■講師 鈴木明裕先生(岐阜聖徳学大学准教授)
■会場 今年から「大口町立大口中学校」になりました
■講演タイトル
算数・数学の授業での教科書の使い方と役割
−若い先生方のために−
■内容
今回は、算数・数学の教科書の使い方を学びます。
どのように活用すると授業がよくなるのか、具体的に話をしたり考えたりします。
若手の先生方、ぜひご参加ください。

【5/12長瀬拓也10】楠本先生と対談、感想

最後に楠本輝之先生と対談。会場から質問・感想を受け、16時ちょうどに終了。
今回、長瀬先生のセミナーを聴き、実に多くの先生の名前が出てきた。そして著書も。
その中でも「若い教師のための読書術」は、長瀬先生のライフヒストリーがいっぱい詰まっている名著。ぜひお薦めしたい一冊である。
「成長は創造と破壊の中で生まれる」いっぱい本を読み、いいと思った実践を失敗を恐れず実行していきましょう。
セミナーのアンケート結果をご覧になりたい方は、ここをクリックしてください。
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【5/12長瀬拓也9】成長戦略のキーワードは?

これからの時代は教師自身が成長しないといけない時代。
私にとって成長のキーワードは「書く」
皆さんの成長のキーワードは何ですか?
(ワークシートに記入→スクランブル交流)

どんなキーワードが出たと思いますか?
答えは…

【5/12長瀬拓也8】私にとって「書く」とは『成長』

◎私にとって「書く」とは『成長』
・初任時代…現実から逃げるため、脱却するため。アイデアを生み出す場。
・2・3年目…自分を高める場
 ・学級通信の日刊化 ・ブログsmile circleスタート
 ・よいと思った実践をどんどんやるという破壊路線に進む。
・4〜6年目…発信や社会変革の思い。著書発行。
 ・「若い教師のための読書術(ひまわり社)」をはじめ4冊出版。

◎発信することで受信できる→『成長』につながる
◎書くことは、教師にとってプラットホーム戦略
 書いて発信する→新しいネットワークができる→新しい教育情報を取得→『成長』
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【5/12長瀬拓也7】教師にとって「書く」とは?

「教師にとって『書く』とは、○○○である」
ワークシートに書いて、交流。
この交流を名づけて「スクランブル交流」という。
このスクランブル交流、参加者から高い評価。
・受講者同士の交流が新鮮でよかった。
・自分のことを見つめ直すきっかけになった。
・自分以外の考えを聞くことができ、考えを深めることができた。
・クラスでもやってみたい。などの感想が多数あり。
さて、会場から出てきた意見は、
・思いを綴ったり残したり伝えたりするもの。
・思考の見える化。
・忘れないために記録に残す。
・問題点・改善点を整理する。
・考えをまとめる。
・価値付ける。など
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【5/12長瀬拓也6】「ライフヒストリー・アプローチ」との出会い

ライフヒストリー・アプローチを学ぶことによって、教師が今までどんな影響を受け、または、実践にはどんな出会いやきっかけや背景があったかを振り返ることは、新しい実践や教育活動のステップになる。即効性はないが、自己を見つめることによって、確実に成長できる方法である。
今、「ライフヒストリー・アプローチ」は、私の新しい研究分野。
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【5/12長瀬拓也5】時間術からマネジメントへ

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・苦しくなる原因→多忙化
・そこで、仕事の順位を決めた。時間の使い方も考えた。
・しかし、これだけでは解決しなかった。
・「成長する」ことが大切だと考えるようになった。

【5/12長瀬拓也4】私の初任者時代

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私はすべてに一生懸命に取り組んだので体を壊した。
この悪循環が若い先生を苦しめる。
さてここで問題。
「生徒指導、授業、校務分掌、研修」のうち、どの仕事が一番大切ですか?
(ここでグループワーク)
「授業」が多い。生徒指導が大変な学校へいくと、みんな「生徒指導」と言います。(笑)
では、一番大切な仕事は?
答えは…

【5/12長瀬拓也3】初任の先生の本音

「授業をよくしようと思っても授業にかける時間がない。」→『多忙』

○なぜ、そうなってしまうのか
・従来の指導法が通用しない。
・保護者に説明しても受け止めてもらえない。
・業務の多忙化や複雑化など

○教師の仕事の特徴
・無境界性…仕事に終わりがない。子どものためを思えばいくらでも仕事はある。
・多元性…種類の違う仕事を同時に行わねばならない。
・複線性…仕事の順序がよく変わり、増える。(授業後、授業研究の準備をしていると、子どもの万引きの連絡が入る。「何で今…」と思うものの子どものことを優先しなくてはいけなくなる)
【参考文献】秋田喜代美「教職という仕事の性格」(『新しい時代の教職入門』有斐閣)

○増加する仕事量
・校務分掌の負担(私は、担任・剣道部顧問・研究主任・情報担当など)
・外部からの仕事
・指導の不成立の増加
・保護者対応の増加
・子ども以外での悩みの増加
【参考文献】家本芳郎『いきいき教師の仕事術−仕事サボりの教職学』学事出版
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