最新更新日:2024/05/25

3.07(火) 第76回卒業式 式辞

第76回卒業式が終わり、311名の生徒が木曽川中学校を巣立っていきました。新しいステージでの、卒業生のますますの活躍を心から期待しています。卒業式の式辞を紹介します。
寒さ厳しい冬も終わり、校庭の桜のつぼみも、力強くふくらみ始めています。
春の訪れを感じるこの佳き日に、本校を巣立ちゆく三百十一名の皆さん、卒業おめでとうございます。
<中略>
卒業生の皆さん。
皆さんの三年間を振り返ると、コロナウイルス感染症の影響を受け、入学式の翌日から臨時休校となり、通常授業が始まったのは、二か月後の六月でした。保護者の方々も含め、皆が不安を感じる、そんな中学校生活のスタートになりました。
制限の多い生活の中でも、皆さんは、三年間、学習や部活動によく努力し、今日を迎えました。
特にこの一年間、最上級生として、学校行事に、先頭に立って取り組んでくれました。修学旅行や体育祭など、笑顔で常に前向きに取り組む姿が、とても印象に残っています。また、合唱コンクールでは、クラスの気持ちが、一つになった歌声に、心が震えました。
行事だけでなく、部活動や清掃・委員会活動など、日々の生活でも、「木中三年生」として学校を牽引してくれました。皆さんが与えてくれた大きな力は、後輩にしっかりと引き継がれていくでしょう。
 さて、今年の一月に、プロ車いすテニスプレーヤーで、世界ランキング一位の国枝慎吾選手が引退を表明しました。
 国枝選手は、病気のために下半身が麻痺し、闘病の中で車いすテニスを始めたのは、小学六年生からです。日々、厳しい練習を積み重ねた結果、車いすテニスの四大大会で通算五十勝、パラリンピックではアテネ、北京、ロンドン、東京の四大会で、金メダルを獲得しました。
レジェンドと称される、そんな国枝選手の座右の銘は、「オレは最強だ」という言葉です。
思うように試合で勝てなかった時期に、コーチのアドバイスを受け、毎朝鏡に向かって、この言葉を叫んだそうです。また、試合で弱気になりそうな時に、この言葉を思い出せるよう、「俺は最強だ」と書いた白いテープを、ラケットの内側に貼っていたそうです。
日頃の厳しい練習の時も、あまたの強豪選手と戦う時も、より強く自分を信じ、自分を鼓舞することで、二十年近く世界のトップで居続けることができたのだと思います。
卒業生の皆さん。
皆さんのこれからの生活は、AIなどの発達により、予測することさえ難しい、大きな変化が続くことでしょう。
しかし、どのように社会が変化しようとも、何かに挑戦するとき、積み重ねた日々の努力と、「自分を信じること」が、これからの自分を支え、目標に近づく原動力になるはずです。
「Action」
この言葉は、皆さんの学年目標です。校訓にもある実行、活気などの意味をもつ、この言葉は、「自ら考え、行動してほしい」という、三年生の先生方の願いが込められています。
「Action」の言葉通り、木曽川中学校での学びを糧に、この先積み重ねる、日々の努力を忘れず、未来に向けて、主体的に考え、行動する気持ちを大切にしてほしいと思います。
終わりに、第七十六回卒業生の皆さん。皆さんの、健康と活躍を祈り、夢あふれる素晴らしい未来を、築きあげてくれることを願って、式辞といたします。

令和五年三月七日
一宮市立木曽川中学校長
宇 佐 美  徹

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