今回は「令和の日本型学校教育」の目標としてもお馴染みのキーワード「個別最適な学び」について確認します。
これまでも学校は、一人一人を大切にした「個に応じた指導」を行ってきました。
ではこれからの子どもの学びはどう変化していくのでしょう。
用語解説は、下段のおりたたみ記事をクリックしてください。
→解説はこちらをクリックしてください
「個別最適な学び」は、「指導の個別化」と「学習の個性化」の2面から捉えられています。
これまで教師の目から重視してきた「個に応じた指導」=一人一人を大切にする指導を、子ども自身による主体的な学びの成立・進展の視点から捉え直したものです。
「指導の個別化」は、支援の必要な子どもにより重点的な指導を行うなどで効果的な指導を実現することや、 子ども一人一人の特性や学習進度、学習の到達度に応じ、指導方法・教材や学習時間の柔軟な提供を行うなどのことをいいます。子どもたちに基礎的・基本的な「知識・技能」を確実に習得させ、「思考力・判断力・表現力等」や、自ら学習を調整しながら粘り強く「学習に取り組む態度」などを育成することを目ざします。
「学習の個性化」 は、子ども一人一人に応じた学習活動や学習課題に取り組む機会を提供することで、子ども自身が自らの学習が最適となるよう調整することができるようにすることをいいます。