最新更新日:2024/05/24 | |
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「レジリエンス」について(5)【習慣4:前向きな気分で盛り上げる】 グループ学習やチームスポーツでは、ポジティブな気分や感情が自己効力感を上昇させます。「ドンマイ」「次は成功するよ」「1勝したらお祝いしよう!」と盛り上げることは、「やればできるのかもしれないぞ!」という思いを強くします。本人に自信がない時こそ、「君ならできるよ!」と子どもを信じて、笑顔で声援をおくり続けてください。 いずれの習慣も、最初からひとりでできるものではなく、家族や先生など周りの人々の支援が必要です。しかし、習慣化できれば自己効力感は高まり、それが「回復力」「弾力性」「適応力」を備えたメンタルの強さにつながると思います。この機会に、ご家族で習慣化に挑戦してみませんか。 「レジリエンス」について(4)【習慣1:成功体験を積みかさねる】小さな成功体験は、自分でも「やればできる」という意識を持つ大きな原動力になります。例えば「漢字テストで50点を取る!」という自分が達成できそうな目標を立て、可能な範囲で目標達成を目指します。いきなり100点に挑戦するのではなく、小刻みに目標を立て、成功体験を重ねることを重視して、少しずつ自信をつけていきます。 【習慣2:お手本を見せる】 私たちの脳は、誰かが上手にやっていることを、実際に間近で見ることで「自分にもできるようになるかもしれない!」と共鳴する運動神経細胞を持っているそうです。学習もスポーツも、楽器の演奏でも、「自分にもできそう」と思えるきっかけは、素晴らしいお手本を見ることです。動画を見せることでも十分な効果があるそうです。コンサートの映像を鑑賞したり、プロスポーツのプレーを視聴したりすることを、積極的に取り入れてみてはどうでしょう。 「レジリエンス」について(3)(1)「回復力」:困難に直面しても、すぐに元の状態に戻ることができる、心のしなやかさをもっている。 (2)「弾力性」:予想外のショックやストレスなどがあっても、弾力性をもって耐えることができる。人から批判され、嫌なことを言われても、心の傷にはならないタフなハートをもっている。 (3)「適応力」:予期せぬ変化に対抗するのではなく、それを受け入れて前向きに対応することができる。 この3つの特徴は、特別な能力として一部の人にだけに備わっているものではなく、誰にでもあるものだそうです。そして、大人になってからでもトレーニングで十分に高められるといわれています。 池野っ子達にも、ぜひ「レジリエンス」の高い、将来の日本を背負って生き抜いてくれる「たくましい」人に成長してくれることを心から願っています。 「レジリエンス」について(2)海外では、この「レジリエンス」について、すでに40年近く研究されていて、欧米の学校では、子どもたちに心の強さを教える「レジリエンス教育」を取り入れている学校があるそうです。 先日の朝会で子ども達に示した「たくましく」生きるとは、まさしく「レジリエンス」です。国難ともいえるコロナ禍の中にあって、日本国内でも「レジリエンス」を育成しようという動きが学校や会社で広まってきています。困難に直面した時、それをなんとか克服して、大きな自信と経験を得る力は、まさしく今、時代が求めている能力だと思います。 「レジリエンス」について(1)元メジャーリーガーのイチロー選手、サッカーの長友佑都選手、フィギュアスケートの羽生結弦選手など、スポーツ選手が逆境を跳ね返して活躍する姿には、彼らの強靭なメンタルを感じます。メンタルの強さは超一流のスポーツ選手だけでなく、子どもたちにも今後、必要な能力の1つであると思いました。 まさに、現在のコロナ禍の中、さらにはこの先、子どもたちにはさまざまな逆境や困難が立ちはだかり、それを乗り越えていかなければなりません。メンタルの強さというと、「負けず嫌いな性格」や「苦手なことに立ち向かう勇気」、「泣きたい気持ちを堪える我慢」のような強気な心と思われがちです。しかし、私が子どもたちに身につけてほしいと願うのは、もっと「しなやかで折れない心」です。 これを、今朝の朝会では、「たくましさ」と言う言葉で、子ども達に伝えました。 日向ぼっこ只管打走?おいそれとはできない、高僧の方のみが踏み込む境地とは思いますが、日常の生活の中にも、これに近い状況をつくりだすことはできます。どなたにも、一定の時間を割いて、日々継続する中で、集中し、無心になる瞬間はあるはずです。コロナ禍の中、他者との濃厚接触を避けつつ、ただただ「走り続ける」ことで、そんな瞬間を感じることがあります。ふと、不安にさいなまれ、迷いに飲み込まれそうな時は、引きこもるのではなく、外に出て、歩いてみてください。歩き続けてみてください。 何事につけ、勝利の9割9分は「前」方にあるといいます。一歩を前に踏み出すことで、視界がかわり、世界が変わり、思考に変化が生まれます。時に疲れて、立ち止まることはあっても、いつかは勇気を持って「前」へ。迷ったときこそ、ゆっくり「前」へ一歩、踏み出してみてください。 大丈夫。走っているうちに、いやなことは忘れ、失敗も大したことではないと思えてきます。まずは「前」へ一歩。 今春から教壇に立たれる皆さんへ実は教師の仕事は3つあります。(1)授業(2)企画(3)事務処理の3つです。新任教員目前の方が、見落としがちな仕事が(2)企画(3)事務処理です。 (1)授業は実際に自分自身が、これまでの学校生活の中で受けてきたものなので、十分なイメージができると思いますが、(2)企画(3)事務処理は、教育実習の場でも、なかなか経験することができていないと思います。 簡単に言うと(2)企画とは、学校・学年・学級で行われる各種行事の計画提案です。実際は、多くの先生方と協力してすすめますが、担当した行事はリーダーとして企画運営していきます。もちろん1年目の方に大きな行事を任される機会はまれだと思いますが、何らかの役割を担うことになります。春から担任することになる学級の経営も、この仕事といえますね。 次に(3)事務処理ですが、担任している学級の児童・生徒の各種書類の作成・保管、また、校内で任された各種分担業務の調査・報告書等の作成・発送・管理です。4月からは、渡された書類をしっかり保管して、期日までに必ず書類を提出するようにしてください。当たり前のことなのですが、担当する教科の授業だけを頑張るつもりだった方には、陥りがちな「落とし穴」だと思います。また、担任する学級の掲示物も、この仕事といえますね。 事前のイメージと準備をしっかりして、4月からの新生活をスタートさせてください。皆さんのご活躍に期待しています。 学生から社会人へ(1)心の準備:様々な理由で「この仕事を頑張ろう」と決意したはずです。まずは、初心忘るべからず。多くの競争相手を抜き去り内定を手にした時の気持ちと、敗れた多くの同輩達の無念を忘れないでください。 (2)仕事の準備:仕事でお金を稼ぐのです。その道のプロとしての準備を始めましょう。 (3)生活の準備:特に実家を離れて、新たな生活が始まる場合は、1日働いてヘトヘトになった時も、十分な食事と睡眠を確保できる事前準備とトレーニングが必要です。 新年度が始まれば、コロナ禍とはいえ、甘えのゆるされない、その道のプロとしての生活が始まります。どうぞ準備を怠りなきよう。皆さんのご活躍に期待しています。 初夢昔から「一富士二鷹三茄子」といいますが、良い夢を見る事ができたでしょうか? 人が「絶望感」や「虚無感」に苛まれ、動きがとれなくなったとき、再起動して動き出す原動力になるのが「夢」であり「目標」だと思います。漠然と生きることはできても、怪我や病気におそわれて、動けなくなった時ほど、「夢」や「目標」が欠かせません。 立ち止まって一休みしている皆さん。どうぞ新年を新たな「夢」を思い描く良い機会にしてください。 謹賀新年令和3年の初日の出に、皆様の健康とご多幸を祈念して、年賀の挨拶とさせていただきます。 「疫病を正しく畏れて、学びを前進させましょう。」 夜明け前実は新聞社によって論調や扱う記事の量などに違いがあります。元日は早起きをしてこれを買い揃え読み較べることが恒例になりました。 ただ読むのではなく多面的多角的に「読み解く力」即ち読解力を、ステイホームしながら、手にする絶好のチャンスです。ある大先輩の受け売りですが、何事もまずは模倣からです。いかがですか? 感謝の思いと決意
今年は新型コロナウイルスとの戦いに始まり、残念ながら終息宣言を聞くことなく大晦日を迎えることとなりました。年越しを前に、必死で患者さんの命を救おうとしている医療従事者の皆様、本当にありがとうございます。残念ながら命を落とされた多くの方のご冥福を心からお祈りします。
皆さんの思いをしっかりと受けとめ、新型コロナウイルス感染予防に努め、今はじっと耐えようと思います。 これほど「命」や「死」そして「生きる」ことについて、日本国民皆で間近に感じ、考えさせられた年は、近年なかったと思います。75年ぶりでしょうか。ならばこそ、多くの皆さんのご苦労に報いる為にも、今はじっと耐えようと思います。やがて朝は来ます。太陽ののぼらぬ日はありません。 明日を信じて、今できる事を頑張っていきましょう。 「たくましく」育つ晩秋の朝実りの秋成長iPhoneから送信 忍耐それは、待つ力、耐える力、即ち「忍耐」力であると思います。猛暑、疫病、洪水、地震、等々、これら自然の猛威は、時に人間の力ではあらがうことができません。まさに、今はじっと耐えるしか、すべがないのです。 しかし、明けない夜はありません。待っていれば必ず日はまた昇ります。時節到来までじっと待つことも、我々人間が持っている優れた能力の一つです。 現代人にとって、最も苦手な能力であり、緊急時や災害時に最も頼りになる能力です。「ピンチは最大のチャンス」です。今こそ、じっと我慢して動かない「忍耐」力を、手に入れる機会にしようではありませんか。 熱中症にご注意ください電気代を少しでもおさえようとしてエアコンの使用をためらわれる方がみえますが、これが原因で熱中症になってしまう危険があります。どうぞ、積極的なエアコンの使用と水分補給をお願いします。「命」と「健康」を第一に考えていただき、お体をご自愛ください。 75年前を偲んでしかし、あえて私は「座禅」をおすすめします。目的を持たず思考を止めて、ただひたすらに打ち坐ることを「只管打坐(しかんたざ)」と言うそうです。禅宗の僧侶が第一の用心とするのが、この「只管打坐」だそうです。 75年前の日本は、終戦を翌日に控え、多くの国民は敗色濃厚な戦況を感じてはいても、口にすることをせず、じっと耐え忍んでいたことでしょう。あの戦禍を生き抜いた人々の末裔が、今コロナ禍の猛暑の中、生き抜いていかねばなりません。 「動」を封じられたならば、「静」かに生き抜いていきましょう。 「井の中の蛙、大海を知らず。されど空の深き蒼さを知る。」です。 |
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