8/25(水) 授業の何が変わるの?

■大中・未来の教室づくり#解説編 

 前回の最後に、GIGAスクール構想が「一斉授業、個別学習、協働学習などを、より発展・充実させていこうとするもの」と書きましたが、もう少しお話しします。

<一斉学習>
 教師が黒板を使って説明し、生徒の興味・関心・意欲を高めるのがオーソドックスでした。
 ここに1人1台端末を加えることで、授業中でも1人1人の反応を教師がよりリアルタイムに確認できる用になります。生徒の反応をみながらの双方向型の一斉授業が簡単にできるようになります。しかも、端末さえ繋がっていれば教室という空間に囚われず、どこからでも授業に参加できます。

<個別学習>
 これまでは全員が一度に同じ内容を学習するのが普通でした。一人一人の理解度に応じた学習を工夫してきましたが、日常的に進めることは難しい面がありました。
 ここに1人1台端末を加えることで、同時に別々の内容を学習することが比較的容易にできるようになり、個々の学習履歴を記録し、一人一人に必要な学習ができたり、学習状況に応じて個別学習ができるようになります。

<協働学習>
 これまでは手を挙げて順番に発言していました。でも、意見を発表する生徒が限られてしまうことが少なくありませんでした。
 ここに1人1台端末を加えて画面を共有することで、一人一人の考えをリアルタイムで双方向の意見交換ができるようになります。また、調べ学習で様々な情報を収集・整理・分析したり、推敲をしながら長文作成をしたり、写真・音声・動画を用いて多様な資料・作品作りに活かしたりすることもできるようになるでしょう。しかも、複数の生徒が画面を通じて同時共同で作業を進めることもできる用になります。
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