アマビエ、もしくは「元気の種」アマビエとは、日本に伝わる妖怪の名前です。 鳥の顔をもった人魚のような姿をしており、 見ようによってはちょっと不気味です…。 江戸時代末期、肥後(現在の熊本県)の海に現れ、 「疫病のときは私の姿を描いて人に見せなさい」 と言ったと伝えられています。 そんなわけで、疫病退散のシンボルとして、 アマビエは全国から熱い視線を浴びています。 厚生労働省がキャラクターとして採用した他、 さまざまな商品になって販売されており、 ちょっとしたアマビエブームです。 何かと気が滅入るニュースが多い中、 アマビエは、私たちを元気にしてくれます。 それは、ほんのわずかな元気かもしれませんが、 「元気の種」であることは確かです。 私たちの周りを見渡してみましょう。 他にも「元気の種」が見つかるかもしれませんよ。 二つの言葉
むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく ふかいことをゆかいに ゆかいなことをまじめに 書くこと 3年生の国語の教科書に「握手」という作品があります。 上の言葉は、その作者である井上ひさし氏が、 言葉を扱う小説家として大切にしていたものです。 さて、その「握手」にはこんな言葉が出てきます。 困難は分割せよ。 あせってはなりません。 問題を細かく割って、 一つ一つ地道に片づけていくのです。 どちらの言葉も、 今こそ、じっくりと噛みしめていきたいですね。 「花曇りの向こう」にあるもの
1年生の国語の教科書に載っている「花曇りの向こう」の話…。これは、主人公の明生と(謎の!?)クラスメイト川口君が織りなす、なんともぎくしゃくとした物語です。
四月は、新たなスタートに希望で胸を膨らませる一方、環境の変化になじめず失敗を繰り返してしまう、そんな不思議な月です。後者を代表するかのような少年・明生は、それでも何とか起死回生を図ろうと悪戦苦闘する毎日。そんな中でわずかに見えてきた光が、川口君の存在なのですが…それは何とも心もとない光でした。さて、どうする明生君! 物語はこんな文章で締めくくられます。 「川口君と僕はいつものようにぎこちない。ついでに、店を出ると最近続いているぼんやりとした花曇りだ。でも、僕が手に提げた小さなふくろの中にはあまずっぱい梅干しがちゃんと入っている。」 今はね…たぶん、みんなが明生であり川口君なのです。「四月はこんなはずじゃなかったのになぁ」「いったいどうすればいいんだよ」「ぜんぜん先が見えないじゃん」そんな弱音や愚痴が自分の中にいっぱいあります。でも、光が見えてないわけではありません。ちょっとずつですが状況は変わっています。 もうすぐ、友だちとも学校で会えるようになるでしょう。でも、最初はたぶん失敗の連続なのです。そんな「花曇りの学校」でも、自分だけの梅干しは見つかるはずです。いやいや、見つけていきましょう!今はまず健康を第一に。もうしばらくの辛抱ですよ。 <補記> 主人公の明生ですが「明日を生きる」と書くんですね。なるほど。 ぐうちゃん
2年生の国語の教材「アイスプラネット」には、ぐうちゃんという何とも個性的な人物が登場します。ぐうちゃんは、現代社会で忘れがちな大切な何かを私たちに語ってくれます。
「若いうちに勉強をたくさんして、いっぱい本を読んで、いっぱいの『不思議アタマ』になって世界に出かけていくとおもしろいぞ。世界は、楽しいこと、悲しいこと、美しいことで満ち満ちている。誰もが一生懸命生きている。それこそありえないほどだ。それを自分の目で確かめてほしいんだ。」 今、世界中の人たちがコロナと戦っています。私たちもその一人です。もし、今ここにぐうちゃんがいたら、私たちに何を話をしてくれるのでしょうか。そんなことを考えてみるのも楽しいかもしれません。そして、「アイスプラネット」の主人公のように、大きな大きな力をもらえるかもしれません。 余談…「アイスプラネット」は単行本になっています。教科書に書かれていないエピソードもたくさんあって、それはもう「ありえない」くらいです。 ドラえもんからのメッセージ
4月29日の朝日新聞朝刊に掲載された広告を紹介します。
そこには、「ドラえもんからのメッセージ」として、 こんな言葉が書かれていました。 <ドラえもんからのメッセージ> きみがおうちにいてくれたから。 ちゃんと手を洗ってくれたから。 家族を想ってくれたから。 ともだちと支え合ってくれたから。 やさしい気持ちでいてくれたから。 病気の人を助けてくれたから。 みんなのために働いてくれたから。 未来をあきらめないでいてくれたから。 だいじょうぶ。未来は元気だよ。 |
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