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「花曇りの向こう」にあるもの

 1年生の国語の教科書に載っている「花曇りの向こう」の話…。これは、主人公の明生と(謎の!?)クラスメイト川口君が織りなす、なんともぎくしゃくとした物語です。

 四月は、新たなスタートに希望で胸を膨らませる一方、環境の変化になじめず失敗を繰り返してしまう、そんな不思議な月です。後者を代表するかのような少年・明生は、それでも何とか起死回生を図ろうと悪戦苦闘する毎日。そんな中でわずかに見えてきた光が、川口君の存在なのですが…それは何とも心もとない光でした。さて、どうする明生君!

 物語はこんな文章で締めくくられます。

「川口君と僕はいつものようにぎこちない。ついでに、店を出ると最近続いているぼんやりとした花曇りだ。でも、僕が手に提げた小さなふくろの中にはあまずっぱい梅干しがちゃんと入っている。」

 今はね…たぶん、みんなが明生であり川口君なのです。「四月はこんなはずじゃなかったのになぁ」「いったいどうすればいいんだよ」「ぜんぜん先が見えないじゃん」そんな弱音や愚痴が自分の中にいっぱいあります。でも、光が見えてないわけではありません。ちょっとずつですが状況は変わっています。

 もうすぐ、友だちとも学校で会えるようになるでしょう。でも、最初はたぶん失敗の連続なのです。そんな「花曇りの学校」でも、自分だけの梅干しは見つかるはずです。いやいや、見つけていきましょう!今はまず健康を第一に。もうしばらくの辛抱ですよ。

<補記>
 主人公の明生ですが「明日を生きる」と書くんですね。なるほど。

 
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