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最新更新日:2024/06/26 |
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2月6日(月) 校長講話 「節分と立春」![]() ![]() さて、節分と立春の話をします。先週の2月3日は節分、4日は立春でした。「春」に「立つ」と書いて立春、暦の上では春になりました。実は立春のように、「立」という字がつく、季節の変わり目を表す日が年に4回あります。夏は「立夏」、秋は「立秋」、冬は「立冬」です。では、節分という漢字を考えてみましょう。「節」を「分ける」、つまり季節の分かれ目を表しています。立春の前日が節分です。先ほど紹介した、「立夏」「立秋」「立冬」の前日にも実は節分があります。つまり、節分は年に4回あることになります。今のように、立春の前日の節分が取り上げられるようになったのは江戸時代からだといわれています。 では、なぜ節分に豆をまくのでしょうか。昔から、春を迎えるころには「邪気が漂う」といわれていました。邪気というのは、よこしまな空気のことで、例えるなら鬼ということになります。その鬼を追い払うために、「福は内、鬼は外」といって豆をまき、自分の歳の数だけ豆を食べるようになりました。他にも、玄関にひいらぎの木を置き、その先に、焼いたイワシの頭を乗せる風習もあります。鬼はイワシの頭のにおいと、ひいらぎの葉のトゲによって家に入ることができません。また、最近、ポピュラーなのが恵方巻きです。恵方とは、その年の幸せを招く方角のことです。今年は、「北北西」が恵方で、みなさん北北西を向いて巻き寿司を食べたのではないでしょうか。巻き寿司を食べる理由は、「福を巻きこむ」といわれていること、切らずに食べることが「縁を切らない」意味を持つといわれているからです。昔から行われているように思えますが、実は2000年代から始まった、まだ新しい文化なのです。 節分と立春を迎え、暦の上では春になりましたが、統計学的にはこの2月が一番寒い月だとされています。体調管理には十分留意をして、風邪やインフルエンザにかからないようにしましょう。 3年生のみなさん、卒業式まで1か月を切りました。南部中学校へ登校する日もあと18日です。一日一日を大切にして、悔いの無いように過ごしてください。 |
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