最新更新日:2024/09/26 | |
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8/7(金) 終業式(校長の話)
みなさんにとっても私たちにとっても初めての“異例の”1学期が終わります。まずもって、みなさん、感染症予防のためによく頑張りました。そして、思い通りにいかないことが多い中、よく我慢をしてきました。校長として、困難にめげずに学校生活を送ってきたみなさんには、ねぎらいと感謝の気持ちでいっぱいです。短縮された夏休み、行事の見直しなど、“コロナ”の影響はこれからも続きます。今後とも感染予防に努めていきましょう。このように“コロナ”の話ばかりだと気が滅入ってしまいますので、この1学期を振り返って1つお話をします。それは私が学校で泣いてしまったお話です。
7月25日(土)のことです。場所は体育館。バスケのゴール裏のあたりです。その日は吹奏楽部の最後の演奏会でした。私は写真を撮ろうと高いところに上りました。が、予定時刻を過ぎてもなかなか演奏が始まりません。なぜなら、部員のみなさんが一人一人お話をしていたからです。みなさんにとって残念な夏になってしまったので、私は申し訳ない気持ちで聞いていました。しかし、その場で、悔しさや不満ではなく、状況を受け入れて前向きに考え直したこと、また、周りへの感謝の気持ちを話す3年生が多くいたのです。私はそれを聞いて、中学生のみなさんの健気さ、純粋さに直接触れたような気がして、胸が熱くなりました。見ると、涙を流している生徒もいます。知らず知らず、私の頬にも涙が伝いました。それぐらい心を揺さぶられました。 私は常々、中学生のみなさんには大人にはない力があると思っています。それはこのような純粋さに象徴されます。純粋だからこそ将来に向けた前向きな姿・生きる力が強く感じられます。みなさんの生命力は、私たち大人にとってまぶしい宝物です。ところが反対に、純粋が故に傷つきやすい部分ももち合わせています。他の人の言葉や態度に敏感に反応したりします。それが中学生です。 中学生のみなさんには、ぜひこれからも自分自身を大切に、そして、周りの人たちのことも大切にしていってほしいと思います。もう一度言います。「自分自身と周りの人を大切に」ということです。 2学期の始業式は8月21日(金)です。今年はとても短い夏休みですが、生徒会スローガン“一歩前進”を胸に、今までの自分とは違う夏休みにしましょう。そして2週間後、また元気な姿を見せてほしいと思います。 |
愛知県常滑市立鬼崎中学校
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