【今日の献立】日本の郷土料理：福島県
・牛乳
・麦ごはん
・さばの銀紙焼き
・ひきないり
・ざくざく

　１３年前の３月１１日に発生した東日本大震災では、東北地方を中心に多くの方が亡くなるなど、甚大な被害が生じました。月日が経ち、農業や水産業は震災前の９割ほどの水準になり、道路や建物などの設備の復旧も進み、震災前の姿を取り戻してきていますが、私たちは１３年前を忘れず、災害時の備えをしておくことが大切です。
　今日の給食は、主に福島県の郷土料理です。福島県は、北海道、岩手県に次いで、３番目に面積の広い都道府県です。海岸沿いと山地の標高差や、県内の気候差が大きいのが特徴で、農産物と海産物の両方に恵まれています。
　「ひきないり」のひき菜とは、大根やにんじんを千切りにしたものを意味する、県北部の福島市辺りの方言です。ひき菜を甘辛く炒めたものが「ひきないり」です。
　「ざくざく」は、さまざまな旬の野菜をざくざくと切って煮る料理で、根菜類や鶏肉、こんにゃくなどを全て角切りにして煮込みました。昔から庶民に親しまれ、冠婚葬祭などで食べられてきました。
　給食でおなじみの人気の魚料理「さばの銀紙焼き」は、福島県の隣の岩手県に加工工場があります。この工場も震災で大きな被害を受けましたが、多くの人の努力で再建され、再び給食で「さばの銀紙焼き」が食べられるようになりました。
　今日の献立にありました「桃ゼリー」は、食材調達の都合により、３月１８日（月）の提供に変更させていただきました。