【愛西市立永和小】子ども運動会

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 永和小学校では、6月24日に児童会が中心となり、「子ども運動会」(異学年交流)を行いました。本校の運動会は小中学校合同で行われるため、子ども運動会は6年生がリーダーとして活躍する場です。縦割り6グループ対抗で行われました。6年生は種目を考え低学年に教えたり、自分のグループをまとめたり、リーダーとしての苦労がありました。しかし、運動会を終えて6年生は一つ成長したようです。
6年児童感想
・思っていたより、みんながちゃんとついてきてくれて良かったです。全学年が一丸となり、大きな声で応援し合うことができました。
・子ども運動会はすっごく疲れたけど、楽しかったです。でもその中で悔しさや喜びなどがありました。それはみんなの団結力で生まれたものでした。

【豊田市立小原中】学校教育全体を通した心の教育

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 小原中学校では,様々な機会をとらえ,「心の教育」を行っています。
 全校集会では,校長先生が,プレゼンを使って偉人伝や行事等を振り返る資料をもとに,講話を行っています。集会後には,全員が感想を書き,自分の言動や生き方を振り返る機会としています。
 総合的な学習の時間や学級活動では,地域へ出向いたり地域の方々を招いたりして,地域との関わりを大切にしています。四季桜の挿し木や和紙制作の学習,地域の事業所での職場体験などで郷土愛の心を育んでいます。
 学校行事では,体育大会のソーラン踊りや学校祭での合唱への取組を,全校縦割りの2分で競い合わせ,異学年での関わりを深め「心の絆づくり」を行っています。
 さらに,地域の行事やボランティア活動にも積極的に参加させ,学校生活全般で,道徳教育を行っています。

【碧南市立東中】福祉とは何か

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 本校では、毎年1年生が「福祉実践教室」を行っています。「福祉とは何か」という問いかけに対し、最初は漠然としたイメージしかなかった子どもたちも、講師の先生のお話や高齢者疑似体験、盲人ガイドヘルプ、車イスダンスなどの体験を通して、「福祉とは何か、私たちにできることは何か」を真剣に考えることができました。福祉実践教室後の生徒の感想には、『宿題で「普通の人と障害をもっている人、どちらが幸せか」というのを出されたけど、私はどちらも幸せだと思います。理由は、どちらも一緒の人間だからです。これから障害をもっている、いないに関係なく、みんなが幸せでいてくれたらいいと強く思いました。』と書かれていました。この福祉実践教室が社会福祉への理解を深める良いきっかけとなったようです。お互いに助け合い、思いやることのできる、心豊かな生徒の育成を目指し、今後も学校全体で取り組んでいきたいと思います。

【岡崎市立岩津中】地域貢献「岩中ボランティアデ―」

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11月28日に「ボランティアデー」を行いました。これは、本校生徒が、学区清掃、校内清掃、老人介護施設慰問など、5つのグループに分かれ、地域貢献活動をする日です。
生徒たちは、この活動を通して、「ボランティア精神」「温かい心」を感じ取りました。元気を届けようと、施設慰問をした3年生でしたが、初めて出会う施設利用者の方と、手を取り合って話をしたり、共にレクリエーションを楽しんだりするうちに、自分自身が元気になっていることに気づきました。心と心の触れ合いが、心地良かったのだと思います。3年生の素直な笑顔が印象的でした。
1,2年生は、学区内外の清掃に力を注いできました。約1時間の清掃時間でしたが、いっぱいのごみ袋を持ち帰ってきました。自分たちの住む学区がきれいになり、清々しい気持ちになりました。

【長久手市立東小】心と心をつなぐ福祉教育〜特別養護老人ホームの訪問を通して〜

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 長久手市立東小学校は、ESD教育を推進するユネスコスクール申請校として二つの特色を有している。一つは、地域に伝わる伝統芸能を総合的な学習の時間に取り入れ、地域の伝統芸能継承者の方々との関わりの中で心の教育を推進していることである。もう一つが福祉教育である。その取組の一部を紹介したい。
本校では、毎年「福祉交流会」と称して、児童から有志を募り、地元の特別養護老人ホーム「だいたい村」への訪問を行っている。施設では、お年寄りたちが児童とふれあう様子の写真を部屋に掲げて、毎回楽しみに迎えてくれる。
本年度も、21名の児童が集まり、お年寄りでも楽しめるゲームや会の進行について、昨年度の経験者からも助言をもらって知恵を絞った。その結果、今年度も児童の手作りによる、心温まる交流の会を実施できた。歌を歌いながら、歌詞の「さ」のところで紙皿を掲げる「あんたがたどこさ」。顔の絵を描いた風船でキャッチボールをする「風船キャッチ」。「手のひらを太陽に」の替え歌。そして、最後に児童が作った「カラフル食事マット」をプレゼントとして贈呈した。記念写真には、児童とお年寄りたちの会心の笑顔が並んだ。「本年度も大成功」と参加した児童たちは達成感を味わっていた。それと同時に、優しくしてあげたはずなのに、逆にお年寄りから優しさをもらったと、心の交流に感動している児童の姿もあった。参加した児童は、日常の学校生活では味わうことができない貴重な体験を積むことができた。
本校では、今後も「福祉交流会」や「福祉実践教室」「介助犬体験」「手話クラブ」を軸に、福祉教育を推進して、児童の豊かな心を育んでいきたいと考えている。


【東栄町立東栄中】あいさつ運動と道徳の授業実践

 本校では、毎週月曜日に生徒会によるあいさつ運動を行っている。
週ごとに、委員会の生徒が、「生徒一人一人がきちんとしたあいさつができる学校、そして明るく礼儀正しい学校」にしたいとの思いで、「心をこめてあいさつしよう!」ののぼりを持ち、登校してくる生徒に呼びかけている。

3年生では、生徒会のあいさつ運動に関連して道徳の授業を行った。
「あいさつ」は身近な礼儀である。相手を思いやり、心を込めたあいさつへの意識を高めたいと考え、資料「あいさつ運動」、「礼儀の意義を理解し適切な言動」を通して、相手を思いやる心とそれを形として表すことの大切さを学んだ。
主人公の心の変化を追う中で、グループや全体での話し合いを通して、自分の考えを深め、互いに思いやって、気持ちのよいあいさつを交わすことの大切さについて考えることができた。授業の振り返りでは、多くの生徒が、「これからは心を込めたあいさつをしていこう」と書いていた。

今後も、あいさつ運動を大切にしながら、生徒一人一人が「心を込めたあいさつ」を交わすことを通して、時と場に応じた適切な言動のとれる生徒を育てていきたい。

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【西尾市立西野町小】ペア活動による、異学年交流

西野町小学校では、心の教育の一環として、児童会を中心としたペア学年による交流活動を展開しています。1・6年生、2・4年生、3・5年生がペアとなっています。上学年・下学年がペアになることで、思いやりの心や助け合いの心をはぐくむことを願っています。
今年は、主に次の活動を行いました。
(1)ペアプランターづくり
7月に、サルビア、マリーゴールド、ベゴニア、日日草などをプランターに植えました。土を入れ、苗を植えるまでは上学年が行い、肥料と水やりを下学年が行いました。上学年児童が下学年児童を手伝いながら、楽しくつくりました。つくったプランターは、学校の玄関や昇降口付近をあざやかに飾りました。また、児童会の活動の一環として、校区の保育園とふれあいセンターにも飾っていただきました。
(2)児童集会
 1年生を迎える会を4月に行いました。ペアの出会いの場として位置付けています。互いにプレゼントを用意し、和やかな会となりました。特に、1年生にとっては6年生との交流を通して、安心して学校生活ができると自信をもったようです。6年生も、1年生を弟や妹のように優しく接し、学級に戻ってからも、優しい表情が印象的でした。
(3)図書館まつり
 10月には、図書館ボランティアの方の企画で図書館まつりを行いました。様々な出し物をペアでまわりました。ラミネート下敷きやクイズラリーを一緒に行いました。上学年児童に助けてもらいながら作品を完成させていました。「おにいさん、手伝ってくれてありがとう。」と笑顔でお礼を言う姿が見られました。
(4)さわやかランチ
 1年に数回、給食をペアで食べるさわやかランチを行っています。運動場や遊具付近で楽しく会食しています。食べ終わった後には、ペアで一緒に遊びます。全校児童が、運動場で楽しく遊び、とても微笑ましい姿です。
 1年生のある児童は、「ぼくは、ペアで6年生の子と一緒にやることが大好きです。すごく優しいし、いろいろ教えてくれます。」と話し、優しさのあふれる活動となっていると思っています。

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【大府市立吉田小】絆を深める「なかよし遠足」

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吉田小学校では,毎年4月末に「なかよし遠足」を行っています。これは本校の大切な取り組みである異学年交流の場であり、ペアの絆や集団の仲間意識が高まるようにするためのものです。
 当日は「1年生を迎える会」を児童会主催で開き、6年生から1年生へのプレゼントを渡したり、全校児童で遊んだりしました。さらに、ペア学年に分かれてのペア遊びも行いました。ペア活動はこれからも「読み聞かせ」や「青空給食」などが予定されています。
 写真は学校から出発するところで、6年生が1年生の手をひいて「あいち健康の森」に向かって、歩き始めているところです。もう一枚は、「ペア活動」でゲームをしている様子です。
 異学年交流を通して、高学年には下の子を思いやる心を育て、低学年には将来の自分たちの姿を感じとらせたいと考えています。
 

【愛西市立佐屋西小】人権講話

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 佐屋西小学校では、5・6年生を対象とした「人権講話」を行いました。講師として、愛西市人権擁護委員の荻野周子さんをお招きしました。インターネットの書き込みによるいじめのDVDを鑑賞したり、金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴」を音読したりしました。
 教室に戻り、「もし、自分の悪口がインターネットに書かれていたら、どのように受け止めるか」について話し合いをしました。また、インターネットや携帯電話の使い方を考えたり、自分の言動について振り返ったりして、考えを深めることができました。

【児童の感想】
・ ぼくは、話を聴いて人権という言葉の意味が分かった気がします。
・ 人権は、自分も持っているものであり、赤ちゃんも年輩の方も、世界中の人々がみんな持っている権利だということがわかりました。
・ 人をいじめず、いじめられている人がいたら助けたり守ったりしたいと改めて思いました。
・ 自分が思ったことをそのまま言うのではなくて、相手の気持ちを考えながら話すことを心がけたいと思いました。
・ パソコンやスマートフォンが、人を傷つける道具になってしまうことは、知りませんでした。きちんとマナーを守れるようになってから使用したいと思いました。

【岩倉市立五条川小】物語の世界に浸る〜心をはぐくむ読み聞かせ〜

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 五条川小学校は,「さくら名所100選」に選ばれている五条川沿いにあり,各学年2クラスの学校です。本校では,毎週水曜日の朝8時30分からの15分間は,「読書タイム」となっています。13年前からは,多目的教室に1学年ずつ集めたり,各クラスごとに,「読み聞かせボランティア」の方々による読み聞かせを行っています。数名のボランティアと読書指導員,時には職員も交えて,せりふや役割を分担しています。大型紙芝居や大型絵本を読んだり,絵本を大きなスクリーンに映したりして,見ている子どもたちが分かりやすいよう工夫しています。また,お話の雰囲気に合わせたBGMや効果音を流して,物語の世界を創り出しています。
 子どもたちは,床に座って読み聞かせを聞きながら,物語の世界に浸っていきます。これまで,「うさぎとカメ」「北風と太陽」「アラジンと魔法のランプ」などのよく知っている童話や,「にじいろのさかな」「はらぺこあおむし」などの大型絵本,「ことざのおはなし」「とべないホタル」などのブラックライトを使った大型紙芝居,「長遠寺淵の大蛇」「神社森」など地元の話を題材にした大型紙芝居など,数多くのお話に触れてきました。
 いろいろなお話の世界に触れながら,子どもたちは,「素直に,正直に生きること」「様々な知識を身に付けること」「人にやさしくすること」などの大切さを学んでいます。

【西尾市立三和小】「ハートきらきら週間」

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 三和小学校では、子どもたちが友情やいじめについて考えることで、いじめに対する意識を高めるとともに、生活を見直し、よりよい人間関係を築いていこうという気持ちを育てようと、「ハートきらきら週間」を設定しています。
 今年は、11月26日〜12月5日まで行われ、次のことを行いました。
(1)ハートきらきら集会の開催
 児童会役員が、いじめに関するアンケートで、「されていやなこと」として多くあがった「悪口やあだ名」に関する劇を行い、相手の気持ちを考えた言動の大切さについて確認しました。また、集会後は、クラスごとにいじめをなくすために自分たちのできることを真剣に考えました。
(2)きらきらスマイルコーナーの設置
 児童会役員と代表委員が、デジカメを持って、校内や運動場を回って、児童の笑顔の写真を集めました。それを昇降口に掲示して、笑顔の写真でいっぱいのコーナーをつくりました。この笑顔がさらに広まっていくことを願っています。
(3)日めくりカレンダーの作成
 児童会が中心になって、「友情」「いじめ防止」などの内容で全校児童から標語を募集し、全校で31点を選び、日めくりカレンダーを作成し、各クラスに配布しました。
(4)校長先生による読み聞かせ、道徳の授業の充実
 期間中、各クラスで校長先生による読み聞かせを行ったり、「思いやり・親切」「信頼・友情、男女の協力」の道徳の授業を行ったりして、心の耕しをはかりました。

【阿久比町立草木小】心の教育への取組

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本校は、友達と考えを交流し、思考を深めていく児童の育成をめざして教育活動に取り組んでいます。
 1学期には、阿久比町人権擁護委員の方を講師に招き、6年生でいじめをテーマにした「人権教室」を実施しました。子どもたちは、「いじめの原因や対策」についてグループで話し合い、意見をまとめました。話し合いでは、生活を振り返り、いじめ防止に向けて真剣な意見交換をすることができました。最後に、「嫌なことをされたら、嫌だと言う」「人の嫌がることを何度もしない」などの決意宣言を発表しました。
 難しいテーマでしたが、問題解決に向け、自分の考えを素直に発表し、話し合う児童の姿がとても印象的でした。
 相手の立場に立って行動することの大切さを学ぶ、とても貴重な学習となりました。

【阿久比町立東部小】4年生 福祉について学びました

本校の4年生は、総合的な学習の時間で福祉について学んでいます。その実践の場として、10月8日に「福祉実践教室」を行いました。4年生63名が、車いす・手話・点字・高齢者疑似体験・ガイドヘルプの5講座に分かれて体験学習をしました。各講座での児童の様子などを報告します。                           「車いす」の講座では、実際に車いすに乗り、左右に移動したり車いすを押したりする体験をしました。体験後、多くの児童から、「ちょっとした段差を越えることが思ったよりも難しかった」という感想が聞かれました。                   
「手話」の講座では、身振り手振りだけで何をやっているか当てるジェスチャーゲームをしたり、手話を使って会話ができるように練習をしたりしました。なかなか手話を覚えられなかった児童もだんだんできるようになり、最後には自分の名前を手話で表すまでになりました。
「点字」の講座では、器具を使って点字を打ち、講師の方や友だちに読んでもらう活動をしました。児童は自分の名前を集中して打っていました。
「高齢者疑似体験」の講座では、手首や足首におもりをつけたり、曇りがかったサングラスをかけて階段を降りたり上ったりする体験をしました。普段より動きづらいせいか、一つ一つの動作がとても辛そうでした。「毎日このような生活が続くのはとても大変」という感想がほとんどの児童から聞かれました。
「ガイドヘルプ」の講座では、アイマスクを付けた児童を付けていない児童が危ないところや気をつけるところを指示しながら校内を回りました。体験してみて目の不自由なことの大変さを知るとともに、自分たちにできることについて考える機会となりました。
 これらの体験学習を通して、障害がある人たちへの理解を深めることができました。さらに、今までの自分の生活と比べながら、障害のある方と共に生きていくことの大切さを学ぶよい機会となりました。

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【弥富市立弥富北中】自分を見つめる自問タイム 〜凛として〜

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 本校は,日頃の清掃活動において「自問」に取り組んでいます。静かに落ち着いて自発的に取り組むことで,生徒たちは自分に向き合い,成長の糧となるよう努めています。そのときに大切にしているのが「我慢玉」「親切玉」「発見玉」という3つの玉です。誰とも話をせず,一人になって真剣に清掃に取り組む「我慢玉」。「我慢玉」を磨くことができたら,周りに気配りをしながら,人を助けながら清掃に取り組む「親切玉」。「親切玉」を磨くことができたら,一見きれいな状態の中にも「こんなところに実は汚れがあった」と,普段見えないものを自ら見つけようとしながら清掃に取り組む「発見玉」磨きへと,生徒たちは3年間をかけて清掃に取り組んでいきます。そして,生徒たちは,この3年間で多くの気づきを得ていくことになります。この気づきのために,毎週末,「私の中の私が見たい」と題して,自問清掃のふりかえりを綴っていますが,年2回,これらのふりかえりを全校一斉で読み合い,共感し合う「自問タイム」を設けています。1学期に行われた「自問タイム」は,学年内でふりかえりを読み合う,共感し合う機会でしたが,この11月末に行われた2回目は,学年を越えてふりかえりの読み合いを行いました。生徒全員が真剣な眼差しで読み合い,自らの成長につながる糧を得たようです。凛とした,心ひきしまるひとときを分かち合うことができました。
[生徒の感想]
 3年生のふりかえりを読むと,1・2年生のときにはできなかったことができるようになったと書いてありました。できるようになったことに気づくのは素敵なことだと思いました。だから私も,そんな気づきを増やしていきたいです。毎日の15分という短い時間ですが,「昨日より今日,今日より明日」と,3つの玉を磨いていきたいです。

【新城市立新城中】様々な価値観を認め合い、考えを深める授業をめざして

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 「ゆうちゃんは許されたのでしょうか?」 さだまさしさんが実話をもとに作った「償い」という歌を、3年生の道徳の授業で取り上げました。

 仕事帰りに人をはね、死なせてしまった「ゆうちゃん」は、毎月遺族のもとに給料を送金し続けます。事故から7年目に初めて、被害者の奥さんから手紙が返ってきました。「ありがとう、あなたのやさしい気持ちはとてもよくわかりました。あなたの気持ちはわかるけれど、それよりどうかもう、あなたご自身の人生を元に戻してあげて欲しい」と。

 歌詞の重さを受け止めようと、真剣に歌に聴き入る生徒たち。中には涙を浮かべる生徒もいました。「手紙に『あなたの人生を元に戻して』と書かれていたから、許されたのではないか」「罪は許されていないけれど、奥さんはゆうちゃんの償いを受け入れ、許してくれたのでは」「人を殺すということは、絶対に許されないこと」「償う気持ちはたくさんあっても、人を殺してしまったことには変わりがないから、その気持ちだけで許されるということにはならないと思う」など、生徒たちは小グループでの考えの交流と、全体での話し合いを通して、命の尊さや誠実な行為について、考えを深める時間となりました。

【瀬戸市立掛川小】 ウッドランド掛川創り

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 本校では,「ふるさとの時間」と銘打った総合的な学習の時間を使った,特色ある教育活動を行っています。この目的は,子どもたちのふるさとであるこの地掛川の自然,人々,伝統文化のよさを知り,地域から学ぶことを通して,地域を大切に守り育てていこうというものです。
 今回はその中の,「ふるさとのよさを知る」こととみんなで力を出し合い協力して人間関係の絆をより深めることをねらいとした活動をご紹介します。
 学校の周りを囲む山や川,その自然の恵みを生かしてさまざまな学習を子どもたちは行っています。そのひとつに「ウッドランド掛川づくり」という活動があります。これは山の中に入って,自然の地形や木々を生かし,その中にロープや網を張って簡単なアスレチック施設を設営して遊ぶというものです。
 当日は「ふるさとの時間」の外部講師である冬木さんから,今回の学習の目的と,4つの縦割り班がそれぞれどんな遊具を協力してつくり,みんなに楽しんでもらうかの説明を受けるところから始まりました。
 子どもたちは高学年児童を中心にそれぞれがつくる遊具の場所決めを行い,さっそく製作にとりかかりました。木にロープをかけるために細いロープを縛り付けて,その細いロープの先には石をくくりつけて二股になった木の幹上をめがけて投げあげます。たったこれだけのことでもうまくいかないため,子どもたち同士で意見を出し合いながら取り組みました。別の班では全員で力を合わせて,木に縛り付けたロープをぴんと張るために,声を揃えて引っ張っていました。
 4つのアスレチックが出来上がった後は,それぞれが好きなところに行って楽しく遊びました。混み合っている場所では,高学年の子たちが自然に低学年優先を実践しています。何年も続けてきている行事ですので,こういった暗黙のルールやマナーはよく守られています。決められた時間まで遊んだ後は,またみんなで力を合わせて解体し,後片づけをします。森の中もできる限り現状復帰を心がけます。遊び終わった後の感想からは,ただ「楽しかったです。」といったものだけではなく,「みんなとつくることができてたのしかった。」とか,低学年の児童からは,「大きい子たちに一緒に遊んでもらえてうれしかった。」という感想が聞かれました。また高学年の児童からは,「最近友達のことや家でのことで気持ちがもやもやしていたことがありました。今日の活動で自然の空気をいっぱい吸って,みんなと意見を出し合いながら協力して一つのものを作り上げられたこと,楽しく遊べたことで何だかすっきりとした気持ちになりました。また明日から気持ちを切り替えてがんばろうと思いました。」といった感想まで聞くことができました。

【蒲郡市立西浦小】保・小・中学校合同避難訓練

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 本学区は1保育園、1小学校、1中学校で構成されており、様々な行事を通して保小中学校の交流が図られています。中でも地震・津波に関しては、海岸に近いという立地条件もあり、西浦保小中学校合同で毎年1回、避難訓練を行っています。
 今年も、秋晴れの9月18日「自分たちの命は自分たちで!!」のスローガンのもと取り組みました。9時50分に大地震が起こり、大津波警報が発令されたという想定で、中学校の体育館前(海抜40M)まで避難するという訓練です。5・6年生は、途中合流した保育園児と手をつなぎ坂を駆け上がります。自分で坂をかがることができない小さな子が乗っているベビーカーは、途中まで迎えに来た中学生が手伝って押し上げます。そんな中、「小さな子に頼られている感じがしてうれしかった」とか「さすがに中学生はすごい」といった思いも湧き上がりました。今回は全員が避難するまで14分の時間を要しました。今年の避難訓練の素晴らしかったところは、「訓練は真剣に!」がしっかりと守れたことです。園児も児童も、一言も喋らずに黙々と中学校の避難場所まで早足で歩き続けることができました。
 また、この訓練をもとに「地震情報・津波警報がでたら」という掲示用のマニュアルを毎年改良し、保小中学校が中心になり、地域全体の意識をさらに高めています。

【岡崎市立上地小】福祉実践教室

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 10月21日、5年生が福祉実践教室を行いました。社会福祉法人岡崎市社会福祉協議会にご協力いただき、車いす・手話・点字・高齢者疑似体験の中から、それぞれ2つずつ選択し、体験しました。
  当日は、実際にいろいろな体験をして、子供たちは多くの感想をもちました。
「車いすに乗って、ほんの少しの段差がこんなに大変なことが分かりました。段差があるとき、手伝ってもらえるとうれしいと思いました」
「点字は、句読点などの記号もいくつかの点で表していることに驚きました。読むときは左からなのに書くときは右からだから難しく感じました」
「手話は手の動きだけではなく、表情がとても大切だということが分かりました」
「膝が曲がらないようにしたり、あまり前が見えないようにして校内を歩くのは、怖かったです。特に前から大勢の人の声がしたときには、ぶつかりそうで歩けず止まって待ちました」
体験後、子供たちは、自分たちが生活する中で、身体的に不自由な方たちのためになる物を探しました。シャンプーとリンスの区別がつくようにできている印や、エレベーターについている点字ブロック、観光地で階段の横にあるスロープがあったことなどを見つけました。
 様々な体験をしたことで、子供たちにとって協力・感謝することの大切さを学ぶとともに、優しい思いやりの心を体得させ、育むことができたと思います。

【瀬戸市立幡山西小】いのちの学習「自分のことを大切にしていますか」

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 幡山西小学校では、11月27日に安藤節子先生を講師として招き、5年生の子どもたちに「いのちの学習」の授業を行いました。安藤先生は、いのちの教育コーディネーターであるとともに、養護教諭としての経験もお持ちであるため、実体験に基づいた説得力のある話をしていただけます。
 授業では、「わたしのいもうと」という本を紹介されました。いじめの恐ろしさや、自分自身を大切にする素晴らしさを切々と伝えられ、子どもたちもじっと真剣なまなざしで話を聞き入っていました。普段余り考えることの少ないテーマであったため、子どもたちの心に突き刺さり、自身の環境や考え方を振り返るよい機会となりました。  
 授業後には、多くの子どもたちが「自分のことも友達のことも大切にしよう」、「生まれてきたことに感謝しよう」といった感想を抱きました。
 人間の生命の誕生についての話もしていただきました。子どものなかには、赤ちゃんが生まれるまでの過程を知らない子もおり、たくさんの驚きや感心の声が聞こえてきました。今、自分たちが「いのちのバトン」を持ち、未来につないでいく「いのちのランナー」としての役割を担っているということを知る機会になりました。

【東浦町立藤江小】仲間意識を育てる活動

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 本校では、毎年異学年集団交流活動を計画しています。1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生がペアを組み、年間を通して活動をします。高学年のリーダーシップ、低学年のフォローシップを育てると同時に、「藤江っ子」としての仲間意識を育てるというねらいがあります。
 1学期には「ペアよろしくねの会」があり、ゲームで楽しみながら新しい出会いをしました。次の活動として「ペア集会」があり、ペアで団結してスポーツ対戦をしました。2学期には、「ペア読書」・「ペア遊び」・「ペア給食」がありました。この頃になると上級生には下級生ペアに喜んでもらいたいという思いが育ち、ペア読書で読み聞かせをする本を選ぶのに時間をかけたり、読む練習をしたりして、熱心に活動していました。下級生ペアは、上級生に読んでもらっている本を食い入るように見つめていました。「ペア遊び」では、上級生は下級生ペアを楽しませるように思いやり楽しそうに活動できました。ドッジボールではボールを渡してもらった下級生は、とてもうれしそうに投げていました。ペア給食では上級生が下級生の給食を慎重に運び、下級生は上級生のそんな姿をじっと見つめていました。3学期には、ペアで行う「縄跳び大会」や「ペアに感謝する会」が計画されています。
 このように、仲間意識を高めていく異学年交流の取組を年間を通して行い、各活動でさまざまな工夫を凝らしながら企画しています。年度初めは「どんな相手が自分のペアなのかな」との不安も、時間の経過とともにその距離は近づいていき、次第に仲間意識が育っていることを実感できます。日頃の生活の中でも一緒に過ごすペアがあり、その結びつきは少しずつ強まっているように感じます。また、「あの子、○年生のときのペアだよ」と卒業してからも相手を覚えていて、そのときの思い出話をしてくれる子どももいます。仲間意識を高める活動は、大切な思い出づくりにもなっています。
 今後も学年という枠を越えた交流を通して思いやりのある子どもを育てていきたいと考えています。