第75回入学式の様子つづき、
担任の先生からの呼名に「 はい 」と大きな声で返事をする姿は立派なものでした。
コロナ対策で在校生の参加はありませんでしたが、代表生徒による校歌紹介があり、少しは飛鳥中学校のことが分かったでしょうか?
教職員・在校生一同、新入生の入学を歓迎しています!
校長式辞は、「 校長式辞・ここをクリック 」に掲載しました。
−HP担当=
校長式辞・ここをクリック
私たち人類がその英知を結集しても、未だなお、新型コロナウイルス感染症の終息には至っておりません。
そして、本日の入学式も、感染防止のためとはいえ、このような形で挙行することを、お詫び申し上げます。
みなさまにとって、大切な日を、少しでも晴れやかに迎えられるよう、在校生とともに精一杯準備を進めてまいりました。
何卒、ご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。
私たち教職員、そして、本日の参列は叶いませんでしたが、在校生一同、みなさんの入学を心より歓迎いたします。
改めて、新入生のみなさん、入学おめでとうございます。
今日から始まる中学校生活への期待と不安を胸に、飛鳥中学校の門をくぐったことでしょう。
中学校の三年間は、心身ともに大きく成長する時です。そして、また、これまでに学んできた基礎をもとに、これから、自分の進むべき道を、自分で考え、自分の手で切り拓いていく準備期間でもあります。
そこで、入学にあたり、中学校生活を充実したものにするために、心掛けておいてほしいことをひとつ伝えておきます。
それは、「将来の夢や目標をもつ」ということです。
「自分の好きなことは何か」「自分がしたいことは何か」「自分にできることは何か」をあらゆる場面で問い続けてください。
人には、誰にでもよいところや可能性が秘められているものです。ただ、自分では気付かないこともあります。そのよさを友達とのかかわりの中で、認め合い、高め合ってほしいと思います。
夢や目標は、挫けそうになる心を励まし、大きな勇気を与えてくれるものです。
そして、将来の夢や目標を実現させるために、「知ること、考えること、行動すること」を大切にしてください。
この世の中には、自分の知らないことがたくさんあります。
まずは知ること、つまり正しい知識を得ること、次に知識をもとにしっかり考えること。そして、自分なりの考えをもとに決断し、行動に繋げることです。
自分が何をするべきかを、自分の頭で考え、決めていくことを「主体的」と言います。
これからの時代に生きてゆくあなたたちには、ものごとに主体的に関わる力が求められます。
一時間一時間の授業を、学校生活を充実させるには、好奇心も大切です。さらに学びを深めるために、自ら学ぶ時間も必要になります。
教えてもらうという受け身の姿勢から、自ら求めて学ぶ、いわゆる主体的な学びの姿勢へと転換してください。
今日からの中学校生活で、ぜひ、この主体的に関わる力を身につけていきましょう。
改めまして、保護者のみなさま、お子様のご入学、誠におめでとうございます。本日、みなさまにとってかけがえのない大切なお子様89名を、確かに飛鳥中学校でお預かりいたしました。
中学校では、今年度から新しい時代に向けて策定された新学習指導要領が全面実施されます。「教えてもらうのを待つ受け身の学び」から、「自ら主体的に学ぶ学び」へと学びのスタイルを変えていくことが求められています。
これからの世の中は、今の社会情勢を見てもわかるように、どのように変化していくのか想像がつきません。
だからこそ、どんな状況にも主体的に対応できる力、前例がないことに挑戦できる力、つまり、自らの考えを持ち、判断し、行動できる力が必要となります。
飛鳥中学校の教職員は一丸となり、お子様の成長を全力で支えてまいります。
しかしながら、子どもたちの育ちの場は、学校だけではありません。家庭と学校、地域のみなさまが、子どもを育てる大人の責任として、協力し合うことが、何より大切であると考えています。
子どもたち一人ひとりの夢や目標が実現できるよう、これからの3年間、手を携え、共に成長を見守り、支えていけますようお願い申し上げ、本日の式辞といたします。
令和3年4月7日
北区立飛鳥中学校長 高田 勝喜