川上康則先生セミナー 1![]() まず話されたのは、「指導のやり方を求めるのではなく、教師としての在り方を見直そう」これが子ども理解の第一歩目なのだということです。子どもの問題行動ばかりに捉われず、教師自身の子ども理解に対する守備範囲を広げていくことが肝要である。このお話を聞いて、教師として大切なことは何だろうかと考えさせられました。 「お試し行動を理解し教育の軸がぶれないようにしよう。」というお話がありました。「かまって」サインなどのお試し行動はお母さん・若手の教師・支援員がターゲットになりやすく、腰回り・足回りにくっついてくることもあり、距離をとらないとエスカレートしていきます。このような行動に対しては、「堂々と毅然と穏やかに」「焦らず慌てずあきらめず」対応することで子どもを混乱させずに済むと教えていただきました。 講演の途中、川上先生の指示で何度もペアトークを行いました。とても表情良く、明るく楽しく話す参加者たちの姿がありました。リフレーミングの練習ワークにおいても盛り上がりました。枠(フレーム)を捉えなおすリフレーミングを行うことで、子どもの苦手としている部分を「強み」に変えていこうという視点は非常に大切であると学びました。 川上康則先生セミナー 2![]() また、子どもの価値を引き出すことについての話では、ほめ方や言い方に捉われすぎにほめよう。大切なのは言い方よりタイミングである。さらに、大人が楽しそう、嬉しそうにすることで十分ご褒美になると教えていただきました。そして、「ほめて育てる」は実は入り口であり、ほめることの本来の目的は「ほめられなくても行動する子に育てる」ことであることを忘れてはいけないと再確認することができました。 川上康則先生セミナー 3![]() 最後に、「うまくいかない」ことがある子どもの「価値」を高める教育こそが特別支援教育なのだと語ってくださいました。特別支援教育の考え方が通常学級に、さらに教育そのものに通ずる考え方なのだと学ばせていただきました。川上先生、本当にありがとうございました。 |
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