20代からの教師修業 出会いと挑戦 −6−言葉にこだわる福山節が続きます。 “教師は鉛筆人間になれ” これは、芯はぶれないが、周りの人(子供)に気を使える(周りは木)。 人に合わせてHB、Bなど濃さを変えられる。鉛筆を削る→身を削って人のためになれ。 また、“教師はバカ(馬力、化力、場力)になれ” その場所で頑張れる、どんな場所でも力になれる。 土井先生からは、どんどん本を読めといわれました。 福山先生の庭には書庫があります。“本は頭の栄養” なのです。 これまで、多くの人の本を読んできました。 ・岸本裕史先生 ・斎藤喜博先生 ・大西忠治先生 ・西郷竹彦先生 ・青木幹勇先生 ・大村はま先生 ・向山洋一先生 ・野口芳宏先生 ・有田和正先生 師匠・有田先生が下関へ来た時のこと。 関門海峡の風景から、何か疑問が浮かばない? 有田先生は、子供のことを考えた授業にしろ、旅学びをしろといつも言っていた。 ここは交通の要所のはず。新幹線はどこ通っている?車は? “見えない所を子供に伝える”のが授業。 有田先生はそこから発問を13個考えた。 教師が多くのことに関心を持つことが大切なことを、有田先生の姿で教えていただきました。 福山先生の話題は尽きません。 狩人(かりうど)のように、うどが付く漢字を10個書こう。周りと交流してもよい。 周りと交流しながら、素人、玄人、蔵人、若人、仲人、商人等を見つけていきました。 人に聞くことは、行動(こうどう)⇒ 請う動 ⇒ 幸動 になるのです。 色んな人の知恵を出し合うことを “三人寄れば文殊の知恵”と言う。 “知層をためよ” “出会い”は宝、共育は協育になり、響育になる。 凝った魚の手紙が郵便で送れることを教えると、かまぼこ板やうちわを送ってきた。 段ボールの手紙(裏に糸で住所・名前が書いてあった)をくれた子はデザイナーになった。 “手間をかける = 心の時間”である。 最後に、若い頃に教師修行を積んだ者として、メッセージが贈られました。 受けた恩を、次の人に送るのが、恩送り。倖せとばし。 自分がしてもらったことを、次は誰かに返してあげたい。 喜びを分かち合えば、倍になる。 これを“運呼”という。 最後まで言葉にこだわった、福山先生らしいオチでした。 アンケートは、ここから見ることができます。 |
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