【6/13志水先生&大羽先生4】志水先生の模擬授業から学ぶ(長文)
本時は「180度より大きい角を調べる」授業。
導入では、分度器を使って、角のはかり方の復習。実に丁寧にされた。 ・小刻みに指示し確認して足場をそろえていた。 ・押さえたいところをわざと間違えて子どもに言わせるようにしていた。 ・先生がしゃべりすぎず、大事なことは子どもに言わせるようにしていた。 その後、まるく開くおうぎを使って、本時の課題に迫っていた。 T (一直線に開いて)「何度?」 C 「180度」 T 「今日やる角度へいくよ。これは何度ぐらい?」 C 「200度」 T 「そうだね、OK」 C 「190度」 T 「よし」 T 「今日はどういう問題をやるのかな?」 C 「180度より大きい角を調べます。」 T 「そうだね、じゃあ、めあてを書きます。『180度よりも大きい角を調べよう』」 T 「一回分度器を当ててごらん。」 C 「・・・・・」 T 「はかれない?じゃあ、どうすればできるか考えてみて。30秒だけ考えて。」 T 「(机間指導しながら)なるほど、おもしろいね、素晴らしい」 T 「分からない子は手をあげてごらん。いいんだよ。」 「じゃあ分かった子は?聞いてみようかな。」 C 「分度器を2つ当ててやればできる。」 T 「なるほど、2つ当ててやればできる。」 (志水:ちゃんと予想をして分度器を2つ用意しておいた) (この時黒板に「2枚あればできる」と書いておく) T 「分度器1枚でもできるんだよ。1枚だったらどうやる?」 T 「補助線を引く」 T 「難しい言葉を知っているね。補助線のこと説明してくれる?」 C 「本当は見えない線、直線を延長する」 T 「どこに引けばいいかな。やってくれる?」 (子どもに前に来てもらって線を引いてもらう) T 「線を伸ばして・・・この後どうするの?」 C 「ここをもう一回はかる」 T 「これではかれる?はかってみよう」 (ここではかれないと言っていた子に個別指導) ○つけ法を行う。180度と書くように伝える。 〜大羽先生、志水先生による解説〜 ・短い言葉で指示をする(教えるのではなく問いかけ、本人に決めさせる) ・最後に「素晴らしい、できたね」 ・先生が沈み込んではいけない(特定の子につきっきりにならないように気を付ける) ・まだ習っていない言葉を言った子にも「すごいね」と伝える ・どの子もほめながら、伸びようとしている子も大切にする ・180度が分かったら180という数字を書かせる⇒見えていることを増やす ![]() ![]() ![]() |
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