第2回は、6月16日10時〜12時です。講師は『土居正博先生』です。土居先生は国語科教育の若手のホープ。ふるってご参加ください。

【青山新吾先生セミナー10】つぶやき法

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ある学校での例。C児がパズルをしている。C児は,パズルがうまくいかないと暴れて投げることがあると聞いた。ふと思いつき,少し近づいて、さも一人ごとのように,「パズルかぁ。パズルをイライラせず静かにできたらおりこうになるのかぁ。」とパズルのケースを見てつぶやいてみた。「どこに書いてあるの?」とC児が聞いてきた。「説明のここのところにさぁ」とケースを指して言ってみた。「ここ書いてあるの?」とまた聞いてきた。「イライラしてもパズルをなげないでね。いい子になれるよ。」と再度、説明の部分を指してみる。「ふ〜ん。」と言い,C児はパズルを投げなかった。
心理的な距離感に敏感なC児は,その距離を寄せてこられると,受け止められないのだと思う。そこで、何気なく,誰に言っているのでもなく,それとなしにつぶやくように話してみる。心理的な距離感を大切にしてのかかわりを試してみるのも効果がある。

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