「命を尊び、夢と希望をもち、未来を豊かにたくましく生きる力を身に付けた生徒の育成」を教育目標とし,生徒一人一人を大切にした教育活動を、全教職員が協力して推進しています。

3月27日(月) 目立たないものにも

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 サクラの花が満開です。ついついその美しさに目を奪われます。
 でも、足元を見てみると、小さな花が咲いています。注目されることもなく、「雑草」と一括りにされる植物たち。よく見ると、サクラに劣らず美しい色や形状の花を咲かせています。どちらも命をつなぐために、懸命に今を生きています。
 目立たないけれど価値あるものに、目を向けられる人でありたいと思います。

3月24日(金) 節目と新たな出発(1・2年生修了式 式辞より)

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 全校生徒が同じ会場に集まって修了式を行うことができました。式辞で、生徒に以下のように話しました。
 
 人は、節目を大切にして生活している。それは、これまでの生活に区切りをつけることで、新たな出発をすることができるからだ。節目を意識すると、これまでの自分の歩みを振り返ったり、新しいことにチャレンジしようと気持ちを高めたりすることができる。
 人が物事を成し遂げようとするときに大切なのは「気持ちの持ち方」や「心の在り方」である。どんな困難なことでも、心構えや覚悟で、乗り越えられることがある。また、同じことをする場合にも、心ひとつで随分と違った取り組みになり、結果にも差があらわれる。
 ぜひ、この年度の変わり目という機会に、できるようになったことを自分で確認し、さらに新たな目標を掲げて、やる気を高めてほしい。「これまでの自分は望むようにはうまくできなかった」という人も、リセットして新たな決意をしてほしい。
 そして、来年度は、そのやる気や決意を持ち続け、少しずつ実行していくことで、普段の態度や行動が変わり、到達したい目標に近づいていくのだと思う。
 2週間後には、2年生は最高学年、1年生は先輩になる。この進級という大きな節目に、自分のよいところをさらに伸ばしたり、自分の中で直したいところを、少しずつ改善したりしていけるようにし、さらに成長する一年にしてほしい。

3月11日(土) あれから12年

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 本日、3月11日は東日本大震災が発生した日で、今年は12年目にあたります。被災地が広範囲に及び、とても多くの尊い命を失いました。
 新聞やテレビなどでもこの震災ついて取り上げています。この機会に、自分の家の災害への備えを再点検するとともに、命の大切さについて考えてほしいと思います。

3月7日(火) 卒業式 式辞より

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 本日、第76回卒業式を行いました。式辞の中で、生徒に次のような話をしました。

 これまでは、生物は生存競争でより有利なものが生き残ると考えられてきた。しかし、競争だけで生き残っているわけではないことが、最近の研究で分かってきた。
 地球の陸地を覆う植物たち。森林の巨木の陰の小さな幼木が枯れずに生長できるのは、巨木が光合成で作った養分を、根から幼木に与えているからだそうだ。また、落葉樹と常緑樹という異なる植物の間でも助け合っている。夏は盛んに光合成をする落葉樹から、冬場には常緑樹から、根と根のネットワークを通じて養分を分け与えているのだ。自分だけが勝ち残るのではなく、仲間とつながり分かち合うことで、植物は互いに生きる道を切り拓いてきた。これこそが、陸の覇者となった植物たちが大切に守り抜いてきた生き方である。
 今、中学校生活を振り返ると、自分の横には必ず大切な仲間の存在があったのではないだろうか。行事では意見を出し合い、時にはぶつかりながら、一つのものを創り上げてきた仲間。部活動では互いに競い、励まし、うれしい時も悔しい時も一緒に涙を流した仲間。どんな時もつながり、共に支え合ってきた仲間。
 しかし、この3年間は黙食やグループ学習の中止など、会話や接触を極力避けるようにしなければならない毎日…。そんなもどかしい日々を過ごしたからこそ、仲間とのつながりや支え合うことの大切さを実感したのではないだろうか。
 これからの人生でも、出会う人とのつながりをしっかりと築いてほしい。そして、その仲間を大切に思う心が、互いに支え合う関係をより豊かにし、輝かしい未来への道を拓いてくれるのだと思う。

3月7日(火) 地域の皆さまへ

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 今年度も新型コロナウイルス対策のため、多くの来賓の方々に卒業式に出席していただくことができませんでした。卒業していく3年生は立派な姿で式に参加しました。最後に一人一人の思いのこもった合唱を聴かせてくれました。
 地域の方々には子どもたちの成長した姿を見ていただくことはできませんでしたが、西成中学校の卒業生として立派に巣立っていくことができましたことをご報告させていただきます。
 今後とも、本校の教育活動にご理解・ご協力を賜りますようお願いいたします。

3月6日(月) 母校(3年生修了式式辞より)

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 3年生の修了式で、次のように生徒に話しました。

 新型コロナウイルスの流行がなければ、違った中学校生活を送ることができたかもしれないが、これまで歩んだ3年間がみなさんの中学校生活であり、この西成中学校が母校となる。なぜ、卒業した学校を「母校」と呼ぶのか。
 大人になるために必要なことの基本は、みんな小中学校で学んだことであり、子どもから大人への変革期である中学校の3年間で、ものの見方や考え方、大切にする価値観がつくられる。まさに、これからの人生の基となる自分を生み育ててくれるから「母校」と呼ばれるのだ。
 私は、母校は「心のふるさと」だと思っている。卒業後も「西成中学校」という言葉を聞くと、何だか懐かしく感じて応援したくなると思う。そして時々、学校の校庭や校舎を見たくなるのではないだろうか。
 西成中学校の校訓「自主・敬愛・健康」が人としての基本、西成中学校で出会い高め合った友人や、影響を受けた先生方から学んだことが、みなさんの心の芯になるのだと思う。西成中学校の卒業生であることに誇りをもって、これからの人生を歩んでほしい。

3月3日(金) 全校のみなさんに感謝

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 3年生の門出をお祝いし、これまでの感謝の気持ちを伝えるために予餞会を行いました。会場には2つの学年のみが入り、入らない学年はカメラをつないでオンラインで参加をしました。舞台上でのパフォーマンスと動画を織り交ぜながら、1・2年生や先生方が卒業生への思いを伝えました。参加している場所は違っても、全校生徒の気持ちが一つになる心温まる会となりました。
 特に今年は直前にインフルエンザの流行で、急な変更が多く、戸惑った部分もあったと思います。これまで準備を重ねてきた1・2年生のみなさん、本当にありがとう。そして、後輩の気持ちをしっかり受け止めてくれた3年生のみなさんにも感謝しかありません。やっぱり西中生は最高です。

3月1日(水) 春の訪れ

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 今週はあたたかい日が続き、今日から3月です。校庭の植え込みの下を見るとツクシが顔を出していました。その姿を見ると春の訪れを感じます。
 ツクシをはじめ生物たちは、活躍できるその時をしっかりと捉えて動き出しています。3年生のみなさんも、新たな生活に向けて巣立っていくその時を迎えようとしています。
 

2月22日(水) 引き継ぎ、超えていく

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 1年生の昇降口に続く廊下には、昨年度の予餞会の会場の飾りが掲示されています。これは、今の2年生が1年前に制作したものです。体育祭の群団などでお世話になった3年生への感謝の気持ちを込めて作った飾りです。その先輩の作品を参考にして、さらによい装飾にしようと取り組んでいます。
 2年生と1年生の間でも、先輩から後輩に引継ぎ、それを超えるように励む…。こうして、西成中のよき伝統がつくられていくのだと思います。

2月20日(月) 卒業生の活躍(学校集会より)

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 学校集会で昨年度の卒業生の活躍を、以下のように紹介しました。

 1月に行われた車いすテニスの全豪オープン男子シングルスで、小田選手が準優勝を果たした。全豪オープンは四大大会の一つで、世界中の一流選手と戦う。その中での準優勝だから、もう世界のトッププレーヤーである。そんな小田選手が車いすテニスをやりはじめたのは、小学生の時に国枝選手のパラリンピックのロンドン大会の映像を病院で見たことがきっかけだったそうだ。その国枝選手は世界ランキング1位のまま、今年の1月に引退を発表して話題になった。その国枝選手も後継者として認める小田選手。これからは小田選手の時代がやってくるだろう。私たちも卒業生の活躍を楽しみにし、応援していきたい。

2月20日(月) 姿や態度で示せる人(学校集会より)

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 学校集会で、以下のように生徒に話しました。

 3年生はこの1年間で大きく成長した。特に、昨年度の予餞会を創り上げて先輩を送り出した頃から、学年集団の力を感じるようになった。3年生になり、普段の授業に臨む態度や、掃除や給食、登校の様子、行事の時の姿などに、あふれるエネルギーや頼もしさを感じた。
 そんな成長は、学期ごとに行うアンケートの結果にも表れている。みなさんは何気なくアンケートに答えているかもしれないが、学年や学校全体で集計すると、その集団の意識や心の成長が、はっきりと見えてくる。学校全体の結果を公表しているが、学年ごとに集計したものを見ると、それぞれの学年の成長や、今の状態を知ることができる。
 3年生は、1年前の2年生の時と比較して、ほとんどすべての項目で数値が上昇した。これは、学習や生活面で意識を高く持ち、行事に積極的に参加をし、充実した生活をして、精神的に大きく成長したということである。
 特に「自分にはよいところがあると思う」という項目で大きく伸びた。自分のよさがわかり、自分を大切にできる人は、おのずと他の人も大切にする。こうして温かい学年集団ができ、充実した生活を送ることができたのである。卒業前の短期間だけの生活ではなく、1年という長い期間を通じて、よい姿、成長した姿を見せてくれたことをうれしく思う。
 1・2年生のみなさんは、そんな素晴らしい先輩と過ごすことができるのも、残り10日程である。これまでいろいろとお世話になり、目標としてきた3年生の先輩…。そんな先輩への感謝の気持ちを込めて予選会を創り上げるとともに、卒業までの3年生の姿をしっかりと見つめ、心に刻んでほしいと思う。
 そして、次は1・2年生が、その3年生を超え、大きく成長するのである。
 2年生は、予選会で3年生を送り出し、西成中の最高学年となる。そして、立志式でこれまでを振り返るとともに、これから先の自分の目標を定める。先輩のように、ここからの1年間で成長する姿を楽しみにしている。
 1年生は、いよいよ先輩になる。3年生がそうであったように、自分たちの姿で後輩に範を示すことができる先輩になってほしい。
 全校みなさんが、その姿や態度で示すことができる人になることを願っている。

2月15日(水) 一緒になって

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 今朝の掃除のようすです。冬の朝の寒さにも負けず、黙々と床を拭く生徒たち。その側らには、生徒と一緒に水の冷たさを感じながら掃除に取り組む職員がいます。生徒と共に学ぶ姿勢を忘れない職員がいる西成中学校を誇りに思います。

2月9日(木) ちがいに配慮して

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 3年生の体育の授業では、男女一緒にこれまで学んだ競技に取り組んでいます。今日はソフトボールとサッカーをそれぞれが選択し、クラス対抗戦を行いました。
 男女の体格や体力のちがいや競技経験のちがいを理解して、配慮をしながら試合をすすめる3年生のみなさんの姿に優しさを感じました。こうして仲間を大切にできる西中生を誇りに思います。

1月29日(日) 一宮手をつなぐ子らの教育展

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 一宮スポーツ文化センターで行われている「第61回一宮手をつなぐ子らの教育展」を見学しました。「できたよ かけたよ たのしいよ」をテーマにしたこの教育展に、本校の6・7組の生徒の作品も展示してあります。どの学校も力作ぞろいで、見入ってしまいました。

1月24日(火) 本物の自信を育む子育て

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 本日の入学説明会で、PTA新聞にも子育ての記事を連載されている臨床心理士の山口力先生に講演をしていただきました。優越感や劣等感ではない本物の自信を育むヒントをいただけました。「愛知のPTA」第560号(1月号)の1面にも、講演内容に関連する記事が掲載されていますので、保護者のみなさまにはあわせてお読みいただけたらと思います。
 子どもたちの心が満たされ、自分のことも他の人のことも大切に思えるように、愛ある温もりで子どもたちを育てていくことが大切です。今後も学校と家庭との協力をよろしくお願いいたします。

1月17日(火) 朝日に照らされ、輝いて

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 今朝、朝日に照らされた校舎が輝いて見えました。生徒が登校し始めると「おはようございます」という元気な声が響きました。あいさつ運動をしてくれる生徒たちの姿も輝いて見えました。ありがとう。

1月10日(火) 苦しくなったら、あと少しだけ(3学期始業式 式辞より)

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 3学期の始業式で、以下のように生徒に話をしました。

 年のはじめにあたり、今年の目標を考えたことと思う。大切なことは、その目標を達成するために続けて努力をすることである。しかし、毎日こつこつ努力するというのは、苦しい時もあり、挫折してしまうことがある。どうしたら続けることができるのだろうか。
 そこで、かつての日本のマラソン選手のエピソードを紹介する。その選手はオリンピックに3度も出場し、銀メダルを獲得したこともあり、出場したフルマラソンは一度も棄権をすることなく走り切った人である。その選手は自分自身を振り返り、こう語っている。

 「私は小学校では勉強もスポーツもダメで、何一つ目立たない子どもでした。それが中学に上がり、誘われて陸上部に入り、走りはじめてから人生が変わりました。それまでのコンプレックスをばねに小さい向上心が燃えはじめ、真剣に練習に取り組みました。
 運動会で1等になったことがない私が、オリンピックに3回も出て銀メダルも取りました。人はそれぞれ隠された能力をもっているものです。
 でも、私は苦しくなると、よくやめたくなるのです。そんな時、あの街角まで走ってみよう。あの電柱まで走ってみよう。あと100mだけ走ろう。そう自分に言い聞かせながら走るのです。」

 この選手の続けられる秘訣は、「苦しくなったら、あと少しだけ」ということである。目標までの道のりは長くて険しいものかもしれないが、小刻みに目標を決めて取り組むことで、大きな目標にたどり着くことができるのである。
 みなさんも、新年に掲げた目標を実現するために、苦しくなったときは、目標を小さくし、あと少しだけ頑張ってみてほしい。これを積み重ねることで、当初の目標に近づくことができるのだと思う。

1月4日(水) 明けましておめでとうございます

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 明けましておめでとうございます。新年が明け、本日から部活動が始まりました。まだまだ、新型コロナウイルスの感染も心配されますが、西中生が元気よく学習や運動に励み、さらに成長できるよう、西成中教職員一同、今年も精一杯努力してまいります。
 保護者の方々、地域の方々におかれましては、引き続きのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

12月28日(水) 閲覧ありがとうございました

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 今日は仕事納めの日です。明日から1月3日までは年末年始の休日となります。
 今年もたくさんの皆様に本校ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございました。次回の更新は、仕事始めの1月4日となります。
 3学期もできるだけ多くの記事で学校の様子をお伝えできるよう、職員一同取り組んでまいります。これからも西成中学校ウェブサイトをよろしくお願いいたします。

12月23日(金) 冬休みに向けて(2学期終業式 式辞より)

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 終業式で、冬休みに心がけてほしいこととして、以下の2点について生徒に話しました。

1,「目標を立てて、努力する」
 学習面や生活面、部活動、3年生は進路などでの目標をしっかりもってほしい。そして、自分の望むような結果や成績が得られない時にも、目標を見失わずに「今必要なことは何か」を自分で考え、本気で取り組んでほしい。そのことが、土壇場での強さをもたらしてくれるのだと思う。
2,「命を大切に、健康で過ごす」
 新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染、交通事故には十分気を付けて、健康に冬休みを過ごしてほしい。
 また、困ったことや悩み事があったら一人で悩まずに、家族や友達、先生にぜひ相談をしてほしい。みなさんの周りには心強い味方がたくさんいる。何があっても命を大切にしてほしい。

一宮市立西成中学校
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