ともに生きる

ちょっといい話

   割り込みオバサン

 高校の夏休みに、東京の親戚の家に行った帰り。東京駅でのぞみに乗る為、並んでいた。俺は最前列に立っていて、後ろは、サークル仲間とおぼしき20人以上の大学生の集団。乗車客の列は立錐の余地もなく、延々と後ろに続いている。その時、1人のオバサンが、俺の前の先頭に割り込んできた。あまりに堂々と割り込んできたので言葉を失ってしまった。我に返り、注意しようとしたところ、肩を軽く叩かれた。振り返ると大学生の集団の1人のお姉さんで、他の大学生達は、皆一斉に反対方向を向いて並んで立っていた。そのお姉さんが、小声で「皆と同じ方向を向いて」と耳打ちしてきて、訳がわからないまま、言われた通りにした。すると、オバサンが振り返り、訊いてきた。「先頭ってこっちじゃないの?」するとすかさず、そのお姉さんが前方を指差し、「ええ、あっちですよ。」とにっこり笑って答え、オバサンはブツブツ言いながら、先頭(実は後尾)に向かって行って、そのまま戻ってこなかった。
 車中で聞いた話では、そのサークルって心理学の研究会で、集団心理を調べるための実験を時々してるんだとか。
 確かにすごい連携のよさだった。

今日のお話 −6月4日(金)−

   心屋仁之助の名言

  自分の心を粗末に扱うと

  まわりも自分の心を

  粗末に扱うようになってしまう

  だからまずは

  自分が自分の心を丁寧に扱う。

ちょっといい話

   こないだ甥っ子の運動会を見に行った 

 こないだ甥っ子の運動会を見に行ったんだ。保護者はロープで仕切ってあるスペースから出ちゃいけないんだけど、入場門と退場門のあたりは子どもたちの撮影に都合がよいので、ロープ無視してカメラを構えてる保護者がおよそ20人くらいいて、正直眉をひそめている保護者もいた。
 そこにマイクで、「皆さん、入場門と退場門の方をごらんください。あそこにおられる皆さんが、決まり事を守れない駄目な大人たちです。〇〇小学校のみんなは、ああいう恥ずかしい大人にならないようにがんばりましょうね!」と、さわやかな女性教師の声が……。カメラを構えていた親たちは、三々五々保護者席へ戻って行った。
 ちょっと嫌味ではあったけど、効果的で「グッドジョブ」と思った。

今日のお話 −6月2日(水)−

   心屋仁之助の名言

  自分が今までの人生で
  自分の価値観によって切り捨て
  タブー視してきたものが
  目の前に人や出来事として
  現れたときに
  人は嫌悪感を感じ
  それが「問題」となる。

ちょっといい話

   派遣契約に入ってない

 「派遣契約に入ってない」って事であいさつすらしない派遣男がいました。たまたま事務で同じ派遣会社から来ている方(この方は大変すばらしい女性)が寿退社との事で、部署のメンバーを集めプライベートで送別会をしてあげました。当然派遣男は無視、飲み会でコミュニケ−ションが取れない人間は邪魔なんで……。で、派遣男がどうやらこの事を自分の派遣元で聞いたらしく、「何で呼ばないの?」、「差別だ、区別だ」とわめき始めました。するとウチの本部長が、「申し訳ない、あなたと定時外の飲食を共にする契約に入ってなかったからお呼びいたしませんでした。で、今後もその旨に関して、契約するつもりはございません」と軽やかに、かつ丁寧に説明すると、30過ぎのオッサンがオンオン泣き出しました。
 寂しいなら、寂しいって言えよ!

今日のお話 −6月1日(火)−

   心屋仁之助の名言

 「受」という字のまん中に

 相手の「心」が入ったら

 「愛」という字になります。
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