ともに生きる

ちょっといい話

    父さん好きだよ

 昭和20年 静岡県に生まれた。7人兄弟の末っ子だったので両親からはかなり可愛がられた記憶がある。
 兄弟の中では1番成績が優秀だったので、貧しいながらも旧制中学へ進学した。1浪の末、早稲田の政治経済へ進学。ジャーナリストになりたかった。大学4年の時、つき合っていた彼女が妊娠したので、学生ではあったが結婚をした。当時は学生結婚は大変珍しいことである。彼女の実家へ足を運んで、ご両親に土下座をして謝罪し、結婚を認めてもらうお願いを申し出た。
 就職は朝日新聞社へ入社し、政治面の担当となり、後藤田の番記者として活動した。あの頃が1番輝いていたと思う。新聞記者というのは、つき合いが全てと考えてもいいぐらいに交流関係が必要な職業である。連日連夜の酒浸りの日々を何年も続けた。体調の不調を上司に訴え、慶応病院へ入院、そこで宣告された「第4期のガン」と。ショックだった。もう記事を書けないと思った。コバルトを浴びているので、体毛が抜けてきた。自分の体の変化は一目瞭然に認知できた。きっと完治することは無いだろうけど、今はこうして病室でキーボードを叩いている。
 あえて担当の医師からは余命を聞かない。いや、聞きたくない。何か子ども達に残してやりたいが、残してやれるものは何一つ無い。情けないがこれが現実である。せめて子ども達には父親の生きざまをしっかりと見ていてもらいたい。
 最後に聞きたいことは、子ども達からの「父さん 好きだよ」って言われてみたい。

今日のお話

鈴木一郎の名言・格言

 プレッシャー対策は、プレッシャーを克服する方法はないと気づくこと

 去年、行き着いたひとつの答えは、プレッシャーを克服する方法なんて、結局はないんだということです。以前はプレッシャーがない普通の状態に近い自分をどうやって取り戻すことができるのか、そういう薬みたいなものを探していました。でも、そんなものはないんだというのが現段階での結論です。そう思えたことは大きいですよ。あるかもしれないと思っているのと、ないんだと割り切っているのとでは、プレッシャーに対する向き合い方はまったく違ってきますから。

□ プロフィール
 すずき・いちろう:イチローの名で知られるプロ野球選手(外野手)。愛知県出身。愛知工業大学名電高等学校で甲子園に2回出場。卒業後、ドラフト4位でオリックス・ブルーウェーブに入団。入団初年に2部リーグで首位打者、ジュニアオールスターでMVPを獲得。その後、仰木彬監督時代に1軍に抜擢される。その後、日本で多くのタイトルを獲得したのち、シアトル・マリナーズに移りアメリカメジャーリーグに挑戦する。MLBにおいて数十年破られていなかった記録を数多く更新した。

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