最新更新日:2024/05/31
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そろそろ熱中症に注意。睡眠時間の確保もしっかりと!

ちょっといい話 2月24日(水)

泣ける映画と本のホームページより

 ■ ディズニーランドへの手紙   

TDLにこんな手紙が届いたそうです
 4月24日、余命幾ばくもない娘を貴地にて大変お世話になりました。突然のお便りをお許し下さい。その四日前(4月20日)、「あと、数日の命」と医師から話がありました。2歳の時に行ったディズニーランドの写真を持ってきてほしいとのことで娘に見せると、2歳の時の記憶が残っているものなのかと思いながら、その時の話をするとじっと見つめているばかり…。その目は確かに「できることならばもう一度行きたい」と訴えていました。
 担当医に話すと”ウーン”とうなったまま答えが出ない程です。「ディズニーランドまで行くには危険すぎる。かと言って、このままベッドの上だけで死期を待たせるのも人間としてかわいそうで……」とのこと。私たちの判断に一任することになりました。一晩よくよく考えました。途中の死も覚悟の上の決行でした。しかし幸運にも、あのように行きたかったディズニーランドで大切な1日を過ごすことができました。押し寄せてくるガン末期独特の痛みをモルヒネで殺しながらの1日でしたが、娘のおだやかな顔、痛みを忘れさせてくれたミッキーマウスレビュー、シンデレラ城、そして最後のパレード見学、娘美里にとって、それは、人生の最期に最も輝ける想い出になりました。
 交通渋滞に巻き込まれることもなく、無事、病棟に戻った時には、病棟中の看護婦さん、先生が出迎えてくれました。「ミーちゃん、おかえり」の大合唱です。
 このことがあったからでしょうか。それより1カ月以上も生きのびることができました。
5月30日、4時24分、ディズニーランドの想い出と自分の目で選んだおみやげを胸に
永眠いたしました。
 貴地における数々のご協力と温かい思いやりがあったからこそと感謝の気持ちでいっぱいです。貴地を訪れた日付の数字と、永眠した時刻の数字がピッタリと言うのも偶然のことではない気がします。色々なイベントやすばらしい色彩のファンタジーランドは、私達たちにすてきな想い出を残してくれましたが、私には皆様方の暖かいお気持ちが、それ以上のすてきな贈り物であったと思います。最後に駐車場まで送っていただいたガードの女性が「またディズニーランドに来て下さい」と娘に言ってくれました。私は「この娘はもう二度と…」と言うと、彼女は「事情は聞いておりますが、私たちはぜひまた、美里ちゃんがディズニーランドを訪れてくれることを願っています。がんばって下さい」との言葉でした。
 ディズニーランドは確かに子どもや大人にも夢をあたえてくれるところです。しかし、私はもっとそれ以上にすてきなものをあたえてくれたところだと、今でも、溢れる気持ちを抑えることができません。今、お骨の横には娘の形見のミニーちゃんの腕輪等々が並んでいます。生涯、それらの形見の品を見るたびに、4月24日、ディズニーランドを訪れた時のことを思い出すでしょう。私も、主人も、長男も……。そして、逝ってしまった娘も。
 皆様のますますのご活躍をお祈りいたしております。本当にお世話になり、ありがとうございました。おそくなりましたが、お礼申し上げます
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