校長挨拶

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 本校ウェブページをご覧いただき、誠にありがとうございます。令和3年4月1日に浅井南小学校長として着任しました伊藤之一と申します。浅井南小学校の児童、教職員、保護者や地域の皆様方とともに歩むことができます日々を心からありがたく思っております。令和6年度もよろしくお願いいたします。
 本校は、明治6年、小学校南に位置する長誓寺(ちょうせいじ)西に小学校国肥学校として創立された歴史と伝統を誇る学校です。令和4年度には、創立150周年を迎え、全校児童と教職員で航空写真を撮影し、改めて伝統の重みを感じました。「浅南子、かしこく やさしく たくましく」を校訓とし、心に響く体験活動を通して、ふるさとを愛し、人や自然にやさしい子どもたちの育成に努めています。
 令和3年度からは、経営方針として、「自立」の心、「思いやり」の心、「感謝」の心が子どもたちに芽生えてくるよう支援しています。そして、「大人が協力すれば、子どもは必ずよくなる」というキャッチフレーズをかかげ、全教職員が「チーム浅南」という意識をもち、信頼と協働を基盤とした学び合う教職員集団をめざしています。
近年、確かな学力を育成するため、授業のユニバーサルデザイン化の推進と「もっと学びたくなる授業」の実践を行っています。令和4年度からは、2年間、各教科の音読指導等、読解力向上をめざす授業作りをめざした研修を重ね、実践しています。次代を担う子どもたちの生きる力の基礎につながるよう、今年度も「もっと学びたくなる授業」の実践を通して、「信頼される学校」をめざしていきます。
 また、子どもたちの人間関係力の向上をめざし、本校では、伝統的に児童会の子たちが中心となり、「浅南オアシス活動」を続けています。ペア学年の仲間同士で、よさを見つけ合い、認め合う伝統が大切にされています。オアシス活動を通して、「おもいやりの気持ち」「あたたかい気持ち」「親切な気持ち」「素直な気持ち」が育まれ、浅南の学校自慢となっています。上の学年から下の学年に良き伝統として受け継がれ、やさしさの連鎖ができています。
 本年度は教職員のウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良い状態)を向上させ、働き方改革をより一層進めていきます。教職員の元気ではつらつとした姿があってこそ、子どもたちに夢や希望を育んでいけると信じています。また、教職員の不適切な指導(教室マルトリートメント)を根絶し、一人ひとりの子どもの人権を大切にした、子どもたちに寄り添った指導・支援を心がけていきます。保護者の皆様、地域の皆様のご理解、ご協力、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
 令和6年4月 一宮市立浅井南小学校 校長 伊藤之一