【5/10大前暁政先生3】学級づくりの筋道〜学級マネジメントの方法論と実践〜
◎学級マネジメント(システム)の流れ
1 目標を決定する 2 手立てを決定する 3 実行する 4 評価・改善しながら継続する 【1について】 3月の時点で、どういった姿になっていればよいのかの目標を決める。 私の立てた目標「どの子にも自信を持たせ、友達と協力しながら努力を続ける子を育成する」 この目標を次の3つのカテゴリーで具体化する。 ・子ども個人の成長(挨拶は自分からする…など10項目) ・集団づくり(男女仲良く遊ぶ…など5項目) ・授業の学力向上(平均点90以上…など5項目) 目標をなぜ立てるか。教師のイメージ以上にはならないから。だからできるだけ高い目標にした。私は陸上記録会で優勝すると宣言した。保護者にも言ったから逃げ場がない。教師も子どもも努力するようになる。だから目標を立てて努力することが大切である。 【3について】 気をつけることは3つ。 ・いろいろやってみること ・あきらめないこと。 ・教師の自己責任。子どもが伸びなかった原因を子どものせいにしないこと。 【4について】 目標が達成できたかどうか評価する。できなかったら反省する。 「目標が高すぎた」、「手立てが悪かった」、たいていこの2つ。どれも教師の責任。 マネジメントは、この4つをはっきりさせること。大学で大切にしているのは1の理論だけ。手立てと実行は教えない。私は、手立てと実行を教えるべきだと言っている。 |
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