第1回は、5月11日10時〜12時です。講師は『田中博史先生』です。田中先生は算数科教育の第一人者です。算数の授業を通して、学級経営や子どもとの接し方を学びます。ふるってご参加ください。

第6回(通算150回)教師力アップセミナー 高橋達哉先生 (オンライン)

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 令和5年度第6回教師力アップセミナーを1月13日(土)に行いました。オンラインセミナーでした。
 今回の講師は、国語の授業づくりについて日々研究・発信されている東京学芸大学附属世田谷小学校の高橋達哉先生をお招きしました。演題の「国語科授業づくりで大切にしていること」をもとに、セミナーの前半はお話をしていただきました。後半は大学生が実習で行った授業をもとに、高橋先生にアドバイスをしていただいたり、質問に答えていただきました。セミナーの内容の一部を紹介させていただきます。
 
◯日々大切にしていること
 子どもたちに「国語できるかも」「国語好きだな」と思ってもらいたい。
 肯定感を高められるように、以下の三点をもとに授業づくりを考えている。
 1、発問の工夫(←今回のセミナーは特にこの視点)
 2、全員参加のための配慮
 3、励ましの言葉がけ

◯発問づくりのポイント
 「選択肢を作る」
 選択肢を作ると友達と違いが生まれ、話し合いの活性化につながる。
 「感じ方を問う」
 正解を問うと不安感が生じるが、感じ方であれば多様さが認められる。
 「唐突に発問しない」 
 発問の効果を発揮するには、学びの雰囲気、文脈を子どもたちと一緒に作ることが必要。
 「指導内容をあいまいにしない」
 読み方をきちんと教えるために、学習用法として明示する。
 「教えたいことを直接問わない」
 子どもたちが発見できるような演出ができる。

◯授業をもとに発問づくりを考える
 1,「秋の楽しみ」(小学4年生)
  ▲俳句づくりのため「秋と言えば何か」と発問したが、あまり広がらなかった。
   →俳句の授業をする前に、タブレットを持って構内を散歩する
 2,「ちいちゃんのかげおくり」(小学3年生)
  ▲教員のねらいとズレた反応を子どもたちがしたため、問い返し発問をしたが、誘導みたいになってしまった。
   →教師がもつ答えを問い返してはいけない。教師は中立的な立場で。

 発問づくりについて、しっかりとした根拠と具体的な実践を学ぶことができて大変勉強になりました。早速国語の授業を考えるのが楽しみになりました。高橋先生、ありがとうございました。

(高橋先生の「高」の字ですが、ホームページの書式上、この字となっています)

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