第1回は、5月11日10時〜12時です。講師は『田中博史先生』です。田中先生は算数科教育の第一人者です。算数の授業を通して、学級経営や子どもとの接し方を学びます。ふるってご参加ください。

和田先生の授業

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11月9日に授業と学び研究所フェローの和田裕枝先生と愛知教育大学教職大学院特任教授の野木森広先生をお招きし、「授業づくりの基本と深い学び〜算数・理科の模擬授業を通して〜」という演題で算数・理科の模擬授業をしていただきました。また、模擬授業後には、岐阜聖徳学園大学教授の玉置崇先生の司会進行の下、パネリストや授業者を交えて深掘りをしました。

第1部前半では、和田裕枝先生による5年生「整数」の公倍数について、模擬授業をしていただきました。
まず、和田学級の3つの基本は、「人の話を最後まで聞くこと」「反応すること」「人と違う言い方をすること」であると教えていただき、子どもにどんどん発言させる中で、考え方・言い方の違いから内容を深めていく授業で児童役の大学生も活発に発言しながら授業に臨んでいました。
また、長方形のタイルを並べて、正方形をつくる活動では、根拠をしっかりと児童にもたせ、ただその問題を解くだけではなく、
「一辺が48cmの正方形を見つける問題をつくるなら」→「2番目の公倍数」
「一辺が96cmの正方形を見つける問題をつくるなら」→「100cmに近い正方形は?」
子どもたちによる問題作りを通して、発展的に考えられる授業でした。

和田先生の授業の深掘り

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第1部後半では、玉置崇先生の司会進行の下、パネリストや授業者を交えて授業の深掘りをしました。
様々なやりとりの中で、「発言を待つだけではなく、子どもたちから考えが引き出せるような布石を打つことが必要である。」「10-1=9のクラス。指名により1人が発表した後も、残り9人が自分なりの考えを続けて言える学級を目指している」など授業を進める上でのポイントがわかりました。深い学びについては「子どもの見方、考え方を広げ、日常に活かす。このようなことをすると他の単元でも活きる。」と教科全体を見通した指導にも話が広がりました。
また、参加者からの質問コーナーでは、ノート指導について、「子どもたちは本時の自分の学びを振り返るためにノートに記録をしている。」「教師は、本時の概念やキーワード、思考の過程を板書等で可視化されるようにしている」という2点を聞くことができました。

野木森先生の授業

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第2部後半では、野木森広先生による4年生「ものの温度と体積」について、模擬授業をしていただきました。実験の動画をもとに、こんにゃくが入った管をさした瓶にお湯をかけると起こる現象に興味をもたせたり、実際に確かめさせたりすることで、児童役の大学生が、様々な条件下で実験したいとワクワクしながら授業に参加していました。
また、ペアで実験を行わせ、対話させながら、どのような道具が必要なのか、どのような条件で実験していくのか、見通しをもたせて実験させるなど、子どもの進捗状況をしっかりと把握して、支援していくことの大切さをひしひしと感じる授業でした。
まとめでは、「たしかに言えること」「もしかしたら言えること」「もっと調べたいこと」の3点で振り返りをさせるなど、次時へのつなげ方を学ばせていただきました。

野木森先生の授業の深掘り

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第2部後半では、再度、玉置崇先生の司会進行の下、パネリストや授業者を交えて授業の深掘りをしました。
特に、「各グループで直感的に出たつぶやきの見方・考え方をどのように全体で共有して深い学びにもっていけるか」について、様々な意見がでました。
「あとで言ってねと子どもに依頼する。」や「グループでつぶやいていることを板書していき、視覚化しながら共有していき授業を進めていく。」など、深い学びをするために、つぶやきを大切にしていくことについて聞くことができました。
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