「授業と学び研究所」始動

昨日は、授業と学び研究所の最初の会議でした。一部のフェローはテレビ会議による出席でしたが、関係者全員が一堂に集まり、今後どのような研究をしていくかについて話し合いを行いました。

いくつかのテーマが話題になりました。
教師が携帯端末を持ち、校務支援システムが職員室から解放された時に、どのような世界が広がるのかということが大きな話題になりました。単に教室で出席簿をつけるといったありきたりの発想ではなく、教師の授業力や学級経営力、管理職の学校経営力の向上につながる多くのアイデアが出てきました。チーム学校の実現を後押しするようなものです。わずかな時間でこれだけいろいろなアイデアが浮かんでくることに驚きました。参加者の質の高さもさることながら、顔を突き合わせて思いついたことを気軽に話せることが大きな要因でしょう。授業における「学び合い」の本質をここに見たように思います。

子ども一人一台のタブレットの活用は、授業や学習という視点でとらえた時に、他のICT機器や従来の学習と比べて有意差を見出すことがなかなかできません。授業という狭い枠にとらわれず、子どもたちの日常的な生活場面にその活用を広げた時に、新たな世界が広がるように思えます。今世間で盛んに開発されているタブレット上の教育アプリとは異なった視点のものを考えようという声が上がってきました。

この他にも、知識ではなく考え方・学び方を身に着けるような学習ツール、授業評価のシステムなど、面白いテーマがたくさん話題になりました。もちろん、一度にこれだけのものを扱うことはできませんが、今後テーマを絞りながら世に問えるようなものを生み出していきたいと思います。
授業と学び研究所として、こういった取り組みに関して皆様にお伝えするような場も作りたいと考えています。WEBでの発信と合わせて、今後検討を進めていきます。

教育の世界に新しい波を起こすことができる期待と可能性を感じる時間でした。当分ワクワクする日が続きそうです。
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