教師力アップセミナーの講師選定会議

先日、来年度の教師力アップセミナーの講師選定会議をおこないました。先生方に多くを学んでいただけるような講師陣を目指して、現在講演依頼を進めています。2月には詳細をお知らせできる予定です。

講師選定に当たって話題となったのが、教材研究において先生方が教科書をしっかり理解していないということでした。極端に言うと教科で子どもたちに学ばせることは何かわかっていないのです。具体的な授業場面で、教科書の意図や単元のポイントを伝えれば理解してはもらえるのですが、新たな単元になればまた同じことの繰り返しとなってしまいます。根本的な解決が難しいのです。このことを意識して、今年度鈴木明裕先生に「算数・数学での教科書の使い方と役割」についてお話をいただきました(鈴木明裕先生から学ぶ参照)。お話の中の具体例はよくわかっていただけたようですが、では他の単元・教材ではどうかというと、これがなかなか広がってはいかないようです。教科の基本となる力をつけるということは、講演を聞いてすぐにとはいかないということです。とはいえ、何とかしていかなければならないことには違いありません。日々教師としてどのように教科書や教材と向かい合うか、どのような視点で授業を組み立てるか。こういったことも重要になってきます。授業づくりで大切にすべき視点を意識していくと、教科書の内容や教科の目指すところも意識せざるを得ないからです。

来年度はここにスポットを当て、授業づくり、教材研究のポイント、授業への心構えについてお話しいただける講師をお呼びする予定です。どなたかは詳細発表までお待ちください。決して期待を裏切らないはずです。
2月には充実した講師陣を発表できることと思います。ご期待ください。
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31