学級経営について講演

昨日は中学校で学級経営についての講演をさせていただきました。この中学校の先生方全員にお話しするのは数年ぶりです。以前と比べて若い先生がずいぶん増えています。学校が若返っていることをあらためて実感しました。

今回は学級経営の基本ということで、子どもとの関係づくりを中心にお話をしました。基本的な話にもかかわらず、若い先生だけでなく、ベテランの先生方にも熱心に聞いていただけました。この機会に自分の学級経営を整理しようとする姿勢を感じました。学校の中に外部からも学ぼうという雰囲気が育ってきています。質疑応答では、若い先生方から具体的な質問をいくつか受けることができました。子どもへの連絡事項の伝え方、座席決めをどうするか、男女のグループ間の関係改善など、質問の内容から、前向きに、一生懸命学級経営に取り組んでいる姿が想像できます。これが正解というものはありませんので、一つの例として私の考えをお話しさせていただきました。時間があればこの学校のベテランの先生のお答えを聞きたかったところです。

終了後、校長先生お話をする時間をいただけましたが、先生同士での学び合いと外部からの指導をバランスよく組み合わせることを大切にしておられました。学校としていかにして先生を育てるかを真剣に考えて、具体的なプランを作っています。若い先生が多いということは、その育成にエネルギーが必要となりますが、しっかり育てば大きな戦力増強になるということです。また、ベテランも刺激を受けるはずです。今回の若い先生の質問に答えてあげようという先生もたくさんいると思います。これをきっかけに、職員室で学級経営や授業のことが今まで以上に話題となってくれるのではと期待しています。この学校のように、若い先生の増加を学校活性化のチャンスととらえ、今一度、学校全体で基本から学びなおそうとすることはとても大切だと思いました。次に訪問するときがとても楽しみです。
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