子どもとの人間関係が基本

昨日は中学校で国語の授業アドバイスを行いました。

子どもたちと先生の人間関係のよさが印象的な学級でした。子どもたちが先生を信頼していることが、表情や反応に表れていました。こういう学級で授業を見ると改善点がはっきりします。例えば、前時の復習が終わった後、グループでの活動に入ったのですが、子どもたちがざわつきました。先生との人間関係が悪い場合は、先生から解放されてざわついたり、だれることがよくあります。しかし、この学級ではそういうことないはずです。
最初の復習で受け身の時間が長かったため、その反動で一時的にざわついたのでしょう。思った通り、しばらくすると子どもたちは集中していきました。
であれば、復習を早めに終えるか、挙手した子どもに指名して先生が説明するという形をやめて、多くの子どもがかかわるような工夫をすればよいのです。
子どもと先生の人間関係は、授業のすべての場面で影響をおよぼします。まず人間関係をつくることが基本となります。その上で、いろいろな工夫が生きてくるのです。

授業後、授業者とピンポイントで具体的な話をすることができました。子どもたちとこのような人間関係を作ることができる先生ですので、きっと新しい工夫をしてよりよい授業をつくっていかれると思います。次の機会がとても楽しみです。
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28